「ポスティングのGPS管理ってどんなものなのだろう。具体的には何がわかるの?」
「スタッフにGPSを持たせているから安心って聞くけど本当?どの業者でも導入しているのかな?」
記事をご覧のあなたは、こんな疑問をお持ちではないでしょうか。
実際、GPS(グローバル・ポジショニング・システム/位置情報システム)をスタッフ管理に利用しているポスティングは、そうでない場合より信頼できます。なぜなら、GPSを導入すると配布状況のすべてがわかるからです。
- 配布のルート
- 配布のためにかかった時間
- 配布のために移動した距離
- 配布の速度
本記事では、これらGPS管理でわかることを詳しく解説します。
また具体的なGPSを使った管理の方法や、実際にGPSを導入して成功した3つの事例をご紹介します。最後まで読んでいただければ、GPSについて理解が深まり、導入したポスティングが効率的であることがおわかりいただけるでしょう。
確実にポスティングの効果を出したいと考えているのであれば、ぜひ読んで、GPS管理を行なっているポスティング会社に依頼をしてください。
目次
1. ポスティングのGPSとは?GPS管理でわかる2つのこと
GPSはカーナビゲーションをはじめとして、携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチなどに標準搭載されているので、知らない方は少ないでしょう。人工衛星を利用し、電波を受信することで、自分が地球上のどこにいるのか位置情報を得ることができるシステムです。
この章では、GPSをポスティングの配布スタッフ管理に利用することでわかる2つのことを解説します。
- ルートや所要時間など配布状況の全てがわかる
- 不正の有無がハッキリ判別できる
GPSを導入するメリットはどんなところなのか?具体的に知っていれば業者に確認する際にも役立ちますので、しっかり読んで把握しておきましょう。
1-1. ルートや所要時間など配布状況の全てがわかる
GPS機能を利用してポスティング業務を管理した場合にわかることは以下のような項目です。
- チラシ配布をスタートした日付、時刻、配布作業が終了した時刻
- チラシ配布のルート
- チラシ配布にかかった時間
- チラシ配布のために移動した距離
- チラシ配布の速度
何月何日の何時何分何秒から何時何分何秒まで、どの道を通って、どのくらいのスピードでポストに投函し、1日に移動した距離はどのくらいで……などなど、チラシ配布した足取りが秒単位で記録されます。休憩をどこで何分取った、といったことまで丸わかりです。
足取りは軌跡として地図上に表示されるので一目瞭然となり、管理スタッフは目で見て確認することができます。
1-2. 不正の有無がハッキリ判別できる
1-1.でご紹介した通り、配布速度もわかるので、不正を行っていないかがはっきりわかります。配布速度が速すぎる場合、ポストにしっかり投函していない可能性があります。また投函している振りをしているだけといったケースもあります。
ポスティング業務は、徒歩だけでなく、自転車やバイク(スクーター)などを利用して行われます。自転車やバイクを利用したとしても、チラシをポストに入れる際には、バイクや自転車から降りて、歩いてポストの場所まで行くのが普通でしょう。
しかし、1枚投函するごとに◯円といった換算で業務委託を請け負っている場合、速いスピードで投函すればするほどたくさん投函できる(稼ぎが増える)ということで、ぞんざいにポスティングを行なってしまう配布スタッフも残念ながらいるのが現状です。
最悪の場合は、全く投函せずにポスティングのエリアを走りまわるだけで、チラシは捨ててしまうというケースもあります。こういった不正はGPSを利用して配布速度をチェックすることで見抜くことができます。
2. ポスティングにおけるGPS管理の方法
ポスティングにおけるGPSのメリットはご理解いただけましたでしょうか。2章では実際にGPSを使用してスタッフ管理をする方法を順序立てて解説します。GPS管理の方法も最近ではかなり多様化していて、ポスティング会社によって管理方法はかなり違いがあります。
ここでは、一般的なGPS管理の方法をご紹介します。
①配布スタッフにGPSロガーを持たせる
「GPSロガー」と呼ばれる100円ライター程度の大きさのGPS発信機(携帯機器)を配布スタッフに持たせるのが普通です。スマートフォン所持者に、専用のGPSアプリを入れてもらう会社もあります。
GPSロガーは、通常、登山やハイキング、バイクツーリングなどにも利用されているもので、3秒〜5秒間隔で行動の記録をしていきます。GPSロガーは充電式で、充電1回で10時間程度は使用できます。
1章でご紹介した通りさまざまな行動が記録されますが、動いている記録だけでなく、立ち止まった場所、何分間立ち止まったかまで記録されます。
②ポスティング業務終了後、ロガーを回収してデータを取り出す
最近では、リアルタイムで配布スタッフの動向をチェックできるものもありますが、基本的にGPSロガーを回収したあと、パソコンなど端末につないで情報を取得します。
回収したデータを再生をすると、地図上にスタート地点からゴール地点までの移動の軌跡が線になって描かれます。管理スタッフはこれらの情報から、きちんと配布作業が行われたかをチェックします。
◎主な確認する項目と確認事項
①日時…………………決められた期日や時間帯に配布しているか
②ルート………………配布を依頼したチラシの枚数と歩いた軌跡のすり合わせを行う
③配布のスピード……チラシが配布できる速度か(バイクやクルマ等でごまかしていないか)
ポスティング会社では、過去のデータを集積して配布にかかる平均時間等は明確にしています。なので、異常な数値が出れば、すぐに配布スタッフに事情を聞くなどして対応を行なっています。
3. ポスティングのGPS管理3つの成功事例
ポスティングのGPS管理の方法を把握して頂いたところで、3章では、実際にGPSを使用して成功した3つの事例をご紹介します!
- 効率の良い配布を実現!スタッフのやりがいも促進できた
- 優秀な新人スタッフの育成で人手不足が解消
- サボりや不法投棄がなくなりクレームが激減!
GPS導入がポスティングの効率アップにつながることがよくわかりますので、ぜひ読んで参考にしてくださいね。
【成功例1:効率の良い配布を実現!スタッフのやりがいも促進できた】
【導入前の課題】 |
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【GPS導入の効果】 |
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管理されるというと堅苦しいイメージですが、実は働いている状況が管理者に伝わることで、配布スタッフ自身もやりがいを感じるようになるのですね。この事例では、相乗効果でポスティングの効率があがってお客様の期待にも応えられるようになりました。
【成功例2:優秀な新人スタッフの育成で人手不足が解消】
【導入前の課題】 |
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【GPS導入の効果】 |
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ポスティングは配布するだけと思われがちですが、効率よく配布するためには技術と経験が必要です。こちらの事例では、新人アルバイト教育にもGPSを利用し、有能な配布スタッフが育成できました。
【成功例3:サボりや不法投棄がなくなりクレームが激減!】
【導入前の課題】 |
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【GPS導入の効果】 |
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前述の通り、GPSを導入すると、管理者はPCやスマホ、タブレットで配布スタッフの状況をすべて把握することができます。停滞やミスがないよう監視されるので、不正はできなくなります。この事例では導入が成功し、クレームも減って配布の効率があがりました。
4. GPS管理をしているポスティング会社は正直オススメです!
これからポスティング会社にチラシの配布を依頼したいと考えているのであれば、GPS管理を行なっているポスティング会社を選ぶべきです。
その理由は5つあります。
①配布担当者の管理がしっかりできるので不正や事故が少ない
②隠れてチラシの廃棄処分が行われるといったトラブルも防げる
③過去のデータを利用して、優秀な配布担当者育成ができる
④配布担当者のモチベーションが高まる
⑤反響率の検証にデータを活用できる
ひとつずつ解説していきます。
4-1. 配布スタッフの管理がしっかりできるので不正や事故が少ない
GPS管理を行うことで、以前はブラックボックスになっていた配布スタッフの動向がほぼ丸見えの状態になります。GPS管理によって配布スタッフに管理の目が行き届き、不正やごまかしを防ぐことができます。
また、ポスティング業務は、交通事故などのアクシデントにも遭いやすい仕事ですが、過去のデータに基づいて安全な配布ルートをスタッフに指示することで事故を防ぐといったこともできるのです。
4-2. 隠れてチラシの廃棄処分が行われるといったトラブルも防げる
配布スタッフがチラシを配布せずに虚偽の完了報告をして、残った大量のチラシを不法投棄したり廃棄処分するという問題が過去にはありました。
チラシが配布されなければ、販促効果が出るわけがなく、反響率ゼロになってしまうのは当たり前で、配布スタッフの不正問題は、ポスティング会社にとっても、ポスティングを依頼した側にとっても、悩ましい問題でしたが、GPS管理を行うことで不正を防ぎ、トラブルの発生を抑えることができます。
該当エリア内に1日平均何枚のチラシが配布できるのか、といった過去データと見比べれば、不正を行なっているかどうかはっきりとわかります。
4-3. 過去のデータを利用して、優秀な配布スタッフ育成ができる
GPS管理のメリットはデータを蓄積することにより、過去のデータを活用することができることです。優秀な配布スタッフの配布ルートの選び方、配布のスピード、休憩の取り方等のデータを参考にして、新人配布スタッフの教育を行うといったことができます。
狭いエリア限定で配布を行なっているポスティング会社であれば、一番効率のよい配布ルートなどが過去のデータからすでに割り出されているので、新人はその最良のルートで配布を行えばよく、すぐに即戦力となります。過去のクレーム・トラブルの情報共有もできるので、新たなトラブルの防止策を取ることもできるのです。
4-4. 配布スタッフのモチベーションが高まる
GPS管理を行うことで、配布スタッフの動向は全て見張られていることになります。なんとなく監視されているように感じ、GPS管理を嫌ってポスティングの仕事を辞めてしまうスタッフもいるようですが、多くの配布スタッフは、GPS管理によって仕事へのモチベーションが高まります。
なぜなら、GPS管理によって、虚偽の報告をしていないかと疑われることがなくなりますし、自分のその日1日の努力の成果がデータとして提出でき、まじめに仕事をやっていることが可視化されるからです。
今までは証明することが難しかった、ポツンと離れた一軒家であっても嫌がらずにポスティングした軌跡、エレベータのないマンションの階段を最上階まで上がってポストに投函してる軌跡まで全てデータで、はっきりと示すことができるので、仕事に対する意欲が高まるのです。
4-5. 反響率の検証にデータを活用できる
GPS管理を行なっているポスティング会社のほとんどは、データをまとめたものを、配布期間終了後にこちらに提出してくれます。
提出してもらったデータからは、反響率の検証などを行うことができます。たとえば、チラシに割引券をつけたりして来店を促し、実際に来店したお客様のデータを分析すれば、次回のポスティングを行う際のターゲットセグメントの参考にできます。
GPSで判明しているチラシの配布エリアと顧客データを照らし合わせ、次の販促戦略を立てましょう。
まとめ
GPS管理を導入しているポスティング会社は増えつつありますが、ここでGPS管理を導入しているポスティング会社をオススメする理由を復習しておきましょう。
- 配布スタッフの管理がしっかりできるので不正や事故が少ない
- 隠れてチラシの廃棄処分が行われるといったトラブルも防げる
- 過去のデータを利用して、優秀な配布スタッフ育成ができる
- 配布スタッフのモチベーションが高まる
- 反響率の検証にデータを活用できる
配布スタッフの管理が行き届いている会社を利用することが、ポスティングの効果を出す秘訣です。ぜひ、GPS管理を導入しているポスティング会社を選んで販促を成功させましょう。