「広報誌の編集後記ってどんな風に書けばいいのだろう?」
「そもそも編集後記の書き方に決まりはあるのかな?」
記事をご覧のあなたは、こんな悩みをお持ちではないでしょうか。
広報誌の編集後記は、いわゆる「あとがき」と同義だと思っておけば間違いありません。
編集を終えての感想や、取材や編集時に感じたこと、発刊に際してお世話になった方へのお礼などを書くのが一般的ですが、これといった書き方の決まりはありません。
「かえって難しい。決まりがないと漠然としていて書きにくいな…」
確かに、決まりがないといっても、何らかの指標があった方が書きやすいですよね。
そこで本記事では、広報誌の編集後記を書く上で指標となる書き方を例文や事例を交えて解説します。
広報誌の編集後記には3つのパターンがあります。
- 形式に沿って書く編集後記
- 書き手が自由に書く編集後記
- 100字程度の短い編集後記
記事では、それぞれの書き方を例文や12選の事例を交えてわかりやすく説明します!
自治体、PTA、病院(施設)、企業の4つの業界別に明記していきますので、どの業界に関わる方でも応用して、自分なりの編集後記が書けるようになります。
また、広報誌の編集後記を書く際に留意していただきたい3つの注意点もお伝えします。
- 長く書きすぎない
- 難しい言葉や漢字を使いすぎない
- 身内ネタに陥るのはNG
これらをクリアすれば、広報誌のあとがきとしてふさわしい良い編集後記が書けるでしょう。
面白い編集後記にはファンがつき、彼らは広報誌を手にすると最初に編集後記から読むといいます。
記事を参考に、ぜひそんな風に読者に愛着を持ってもらえる、オリジナリティのある編集後記を書いて頂けたらと思います。
目次
1. 広報誌の編集後記で大切なのは書き手の顔を見せること
広報誌の編集後記において最も大切なことは、書き手の顔を見せることです。
編集後記とは、あとがきのことだと前述しました。
雑誌でも小説でも、あとがきは書き手の生の顔や言葉、「人間性」を示すことが許されている唯一の場所です。
広報誌も同じで、編集後記で本文だけではわからない書き手の人柄を読者に伝え、魅力を感じてもらうことで広報誌そのものに読者を惹きつけることができるのです。
書き手の人柄を読者に伝えるためには、以下の点に留意しましょう。
- 堅苦しい言葉を避け、やさしく素直な表現を心掛ける
- 編集の裏側(こぼれ話や苦労談)を記すなど、読者に与える「共感」「親近感」を意識する
編集後記は、その広報誌の特徴をしっかり表していく場所ともいえます。
書き方に決まりやルールはありませんが、パターンとしては3つ考えられます。
パターン1:形式に沿って書く編集後記
パターン2:書き手が自由に書く編集後記
パターン3:100字程度の短い編集後記
それぞれの書き方は次章から順に解説しますが、どのパターンであっても重要なのは書き手の顔を見せることであるのをしっかり覚えておいてください。
読者に、記事の向こうのあなたの顔を見せることで、「こんな人が書いている広報誌だから読みたい」と感じさせる編集後記を書きましょう。
次章より3つのパターン別の編集後記の具体的な書き方を、4つの業界(自治体、PTA、病院、企業)別に、例文や事例を挙げて解説していきます。
2. 【パターン1】形式に沿って書く編集後記の書き方|例文・事例有り
編集後記の書き方に決まりはありませんが、ほとんどの場合は前例に倣ったり、ある程度の形式にのっとって書かれています。
そこでこの章では、形式に沿って書く編集後記の書き方を解説します。
形式というと堅苦しく感じられますが、ここでいう形式とは以下のような簡単な構成のことです。
①編集を終えての挨拶
②取材や編集の中で感じたこと
③結びの言葉
この①〜③の順に沿って書いていけば、形式を外れない編集後記になります。
自治体、PTA、病院(施設)、企業の4つの業界別に例文や事例を挙げて説明します。
『書き手の顔といわれてもなぁ』…と頭を悩ませている方も実際の文章を見れば、どういった事を書けばいいのかがイメージできますので、しっかり読んで理解していきましょう。
2-1. 【業界別例文】形式に沿って書く広報誌の編集後記
編集後記を形式に沿って書く場合の具体的な例文をご紹介します。
業界別に挙げましたので、興味のある所からご覧になってください。
例【自治体広報誌/形式に沿った編集後記】
①:〇〇(タイトル)〇号をお読みいただきありがとうございます。 |
②:今月最大のイベントは何といっても20店舗の出店によるB級グルメフェスでした。当日は真夏のような暑さになりましたが、多くの住民にご参加頂けました。小さいお子さんを連れたご家族から、年配のご夫婦や若いカップルと様々な世代に楽しんで頂けたことは、企画リーダーを務めた私にとって何よりの喜びでした。次回の催し物は11月に手作りおもちゃフェスを予定しています。区役所と出張所にチラシや申し込み用紙を設置しますので、ぜひ多くの方に参加して頂けたらと思います。 |
③:末尾になりましたが、今回ご協力いただきました店舗の皆様には心より感謝申し上げます。 |
例【PTA広報誌/形式に沿った編集後記】
①:今年最初の〇〇(タイトル)をお届けしました。 今回の編集部は結成されたばかり、未経験者も多くつたない部分もありますが、力を合わせて作りあげました。 |
②:何よりの収穫は、取材を通して働きながら子育てをする母親の生の声を聞けたことです。学びもありましたし、そうだよねっと分かち合えて励みになった所もありました。 |
③:取材にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。そして読者の皆さん、どうか最後まで読んで頂き感想などお寄せ頂けたらと思います。 これからも「楽しい!ためになる!」をモットーに精進してまいります。次号は〇月発行予定です。お楽しみに。 |
例【施設(病院)広報誌/形式に沿った編集後記】
①:梅雨入り宣言が出され、体調を崩しやすい季節になりました。皆さま、体調はいかがでしょうか? |
②:〇〇(タイトル)〇号は、この時期の体調管理について特集しました。免疫力アップ運動や料理は、本当に効果がありますからぜひ試してみてください。 実は私、3ページ掲載の「生活習慣それアウト」のチェックシートを、一足先に試してみたのですが、結果はなんと黄色信号!絶対大丈夫と過信していたので大変ショックを受け、今は身についてしまった習慣を改める努力の日々です。皆様もぜひチェックしてみてくださいね。 |
③:この〇〇(タイトル)が、ご家庭での話題の1つになりましたらこれ以上の喜びはありません。 今後も皆さまに役立つ情報を発信してまいりますので、広報〇〇へのご協力をよろしくお願いいたします。 |
例【企業広報誌/形式に沿った編集後記】
①:今年最後の〇〇(タイトル)となりました。1年早かったですね。 |
②:最後の最後に私はやらかしてしまいました!巻頭の社長インタビューでカメラマンを務めたのですが、緊張のあまりカバーをしたまま写真を撮ろうとして社長に大笑いされてしまったのです。 しかしながら、怪我の功名ということでしょうか、それで気分もほぐれ、終始なごやかにインタビューは進みました。社長の意外な面も表れた面白い記事になっていると思います。 |
③:この場を借りて取材に協力して下さった皆様にお礼を申し上げます。 そして今後とも広報〇〇をよろしくお願いいたします。次号は2月頭に発行の予定です。 |
いかがでしょう。
3つの構成に沿っていけば、割にスムーズに書けそうな気がするのではないでしょうか?
次項では実際の形式に沿って書かれた編集後記の事例をご紹介していきますので、合わせて参考にしてくださいね。
2-2. 形式に沿って書く編集後記の事例4選
形式に沿って書かれた編集後記の事例を4選ご紹介します。
どれも形式に沿いながら、読者に親近感や共感を与える内容になっています。
形式をおさらいしておきましょう。
①編集を終えての挨拶
②取材や編集の中で感じたこと
③結びの言葉
どの部分にあてはまるかをチェックしながらご覧になってみてください。
<事例/自治体>
出典:北海道浜頓別町「はまとんべつ」
北海道浜頓別町の広報誌「はまとんべつ」の編集後記です。
しっかりと形式に沿った構成になっていますね。
それでいて温かみの感じられる読みやすい文章になっています。
<事例/PTA>
行田中学校PTA広報誌「こだま」(令和2年3月)の編集後記です。
①の挨拶にあたるのが1〜4行目でしょうか。少し変則ですが、語りかけるような文章で②への移行がスムーズです。
最後の1文が③にあたります。
<事例/病院>
出典:大阪警察病院 「けいびょうニュース」
大阪警察病院の広報誌「けいびょうニュース」Vol.26(2015・4)の編集後記です。
1行目が挨拶文。2行目から「〜潜入してみました!」までが形式の②にあたります。
結びの言葉が読み手に元気を与え、後味のよい結び方です。
<事例/病院>
出典:いちき串木野市医師会 医師会立脳神経外科センター広報誌「さくら」
医師会立脳神経外科センター広報誌「さくら」(平成28年・8月)の編集後記です。
少し長めの編集後記ですが、こちらでは、4行目終わりの「さて、」というところから形式②の内容になります。
③の結びの言葉にあたるのがラスト3行です。形式②から結びへの繋げ方がスムーズですね。
3 【パターン2】書き手が自由に書く編集後記|事例有り
広報誌の編集後記では、前例や形式にとらわれず書き手が自由に書くパターンもあります。
独自の切り口で想いのままに書くわけなので、書き方は説明しづらいですが、「どうやって広報誌の中身に紐付けていくか」ということがポイントになります。
編集後記は個人のエッセーではないので、好きなように自由に書くといっても、広報誌そのものから遠のいてしまったら意味がありません。
自由なタッチで編集後記を書く場合は、以下の点に留意しましょう。
- オリジナリティのある切り口で読者を惹きつけ、親近感や共感を持たせる
- 最終的には、その号の広報誌のあとがきとしておかしくない関連性のある文章にまとめる
内容としては、以下のようなネタが考えられます。
- 取材の裏話
- ボツになった面白いエピソード
- 取材、編集時の失敗談(トラブル、苦労話、ハプニングなど)
- 最近の自分の身近な人との交流談
具体的にイメージしていただくために、事例を4選ご紹介します。
それぞれ個性的なタッチで広報誌の中身に紐付けた編集後記になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
<事例/自治体>
出典:飯舘村 広報「いいたて」
福島県相馬郡飯舘村広報誌「いいたて」(平成30年・11月号)の編集後記です。
書き出しから勢いがあって惹きつけられます。
2名の書き手がそれぞれ自由なタッチで書いていますが、内容はちゃんと広報誌の中身に紐付いていますよね。
もしもここから広報誌を読み始めた人がいたとしても興味を持たせられる、簡潔で面白い編集後記です。
<事例/自治体>
出典:七尾市「七尾ごころ」
石川県七尾市の広報誌「七尾ごころ」(平成30年11月号)の編集後記です。
この号の特集は、「便利」は安全?というタイトルで、スマホに潜む危険を取りあげたものでした。
一見、書き手の興味を好きに書いている印象ですが、私見を挟みながらしっかりと記事内容に紐付けています。
やさしい言葉と、ひらがなの多いサラッと読める雰囲気が参考になります。
<事例/PTA>
札幌市PTA協議会「PTAさっぽろ」第124号(2020年3月)の編集後記です。
直接記事内容には触れていませんが、広報委員会の目的と思いをしっかりと伝えています。
この文章の下部には編集部員たちの写真が添えられていました。
1年間の活動終了ということで、まさに「書き手の顔」を見せた親近感を持たせる編集後記になっています。
<事例/企業>
不動産関連サービスを扱う株式会社キーメイトの小冊子「オーナー専科」(2016年冬号)の編集後記です。
身近な人との交流談から会社の仕事内容に上手く紐付けた内容です。
形式には沿わず、内容もエッセー風で長めですが、読みやすく共感できるところが参考になります。
4. 【パターン3】100字程度の短い編集後記|事例有り
広報誌の編集後記では、100字程度しか書けない小さなスペースの編集後記のパターンがあります。
少ない文字数なので書けることは限られますが、それはそれで書き手の腕の見せどころです。
短い文章の中に、一番書きたいこと=書き手の思いを記すことがポイントになります。
一般的には、読者や協力者への感謝のメッセージや、特集記事の見所をまとめた感じの文章が多いようです。
具体的にイメージしていただくために、事例を4選ご紹介します。
それぞれ短い行数の中に思いを込めた編集後記になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
<事例/自治体>
淀川区の広報誌「よどマガ!」(令和元年・8月号)の編集後記です。
端的な文章でわかりやすいですね。
見所がしっかりと伝わります。
<事例/PTA>
香川県PTA連絡協議会広報誌PTAかがわ(平成26年9月発行)の編集後記です。
書き出しでの惹きつけ方が上手いですね。
短い文章ながら、意志がはっきりと伝わる文章になっています。
<事例/PTA>
伊豆市天城中学校PTA広報誌「克己」第59号(令和元年・7月)の編集後記です。
感謝を伝えることをメインにした内容になっています。
最後の1文に思いが込もっていますね。
<事例/施設(病院)>
出典:社会福祉法人 崇徳会 高齢者総合ケアセンター マザーアース 広報誌「マザープレス」
高齢者センターマザーアース広報誌「マザープレス」(2020年4月発行)の編集後記です。
春を待つ読者に共感を抱かせる文章です。
団体のカラーに合ったやさしさが感じられますね。
<事例/企業>
出典:盤石ローヤルゼリー株式会社「そよ風通信」
盤石ローヤルゼリー株式会社の冊子「そよ風通信」(令和元年11月号)の編集後記です。
短い文章ながら、季節感と合わせることで自社商品にも違和感なく興味をもたせる内容になっています。
5. 広報誌の編集後記を書くときの注意点
広報誌の編集後記について具体的なイメージが湧いてきたでしょうか?
ここまで読まれたあなたは、もういつでも編集後記が書けると思いますが、その際に気をつけていただきたい注意点が3つあります。
- 長く書きすぎない
- 難しい言葉や漢字を使いすぎない
- 身内ネタに陥るのはNG
ひとつずつ具体的に解説します。
これらをクリアすれば、多くの読者に親しまれる編集後記になりますので、しっかり把握してチェックするようにしてくださいね。
5-1. 長く書きすぎない
編集後記は長く書きすぎないようにしてください。
なにしろ編集後記は、原則として、たくさんの記事を読んだ最後に読むものです。
最後に長々とした文章を読まされると読者はウンザリしてしまいますし、広報誌自体の印象も悪くなります。
100字くらいのパターンをのぞくと、ほとんどの広報誌の編集後記に文字制限はありません。それでも読者が読んで疲れてしまうような長さでは、良い印象を持ってもらえません。
編集後記の理想は、あとがきとしてサラッと読みやすく、それでいて親近感や愛着を感じさせるものです。
どんなに中身が濃くても、面白い文章であっても、長く書きすぎると編集後記としては失敗です。
編集後記は書き手の顔を垣間見せる大切な場所ではありますが、中身を読んだ後の仕上げに読まれることに留意し、長く書きすぎないように注意してください。
5-2. 難しい言葉や漢字を使いすぎない
広報誌の編集後記で難しい言葉や漢字を使い過ぎるのはやめましょう。
書き手の顔を見せる、というのは、書き手の知識を自慢することとは違います。
長い編集後記に拒絶反応を示すのと同じように、記事の最後に漢字の多い読みづらい「あとがき」があると読者はウンザリします。広報誌自体の印象も悪くなります。
編集後記は唯一書き手の思いや考えを綴ることのできる場所、とお伝えしてきました。それは間違いないことですが、
広報誌の場合、読み手はあくまでも「その団体の活動や考えを知りたい読者」であって、「あなた(編集者)の活動や考えを知りたい」読者ではないのです。
作家に興味を抱いて手に取る小説の「あとがき」と違い、広報誌においては難しい印象の編集後記はNGです。専門的な言葉や一般的でない漢字を羅列すると、読者の心が離れてしまいます。
なじみの言葉を敢えて漢字に変換したりせず、誰にでもわかりやすい言葉を使った読みやすい編集後記を書きましょう。
5-3. 身内ネタに陥るのはNG
編集後記を書いたあと、身内ネタに陥っていないかチェックしましょう。
共有できるのが編集部内だけだったり、そうでなくても、一部の人たちにだけ面白く感じられるような内容はNGです。
たとえばあなたが劇場やライブハウスに行った際、演者が親しいファンにだけわかるようなパフォーマンスをして不快に思われたことがないでしょうか。
一部の観客だけが大ウケしていると、何がおかしいのかわからない人は疎外感を感じ、心も離れてしまいます。
読みやすく親近感を覚えてもらう編集後記が良いといっても、対象が一部の人になってしまったのでは意味がありません。
広報誌の編集後記では、読む人みんなに届いて、共感を抱いて貰える内容を心掛けましょう。
6. 広報誌を書くなら!知っておきたい参考記事3選
編集後記について詳しく解説してきましたが、広報誌の編集に携わる方であれば、企画や文章の書き方、見出しのつけ方など他にもさまざまな悩みをお持ちだと思います。
そこで最後に、広報誌を書くなら知っておきたい3つの記事をご紹介しておきます。
読んで心に留めておけば必ず役に立つ内容ですので、ぜひ目を通してみてくださいね。
【広報誌の企画の出し方とは?役に立つ視点4つと業界別の企画事例76選】
広報誌を作るとき、一番頭を悩ませるのが企画だしではないでしょうか。
こちらの記事では企画に行き詰まったときに、頭をクリアにしてテーマが浮かびやすくなるポイントを分かりやすく解説しています。
また、「自治体」「PTA」「病院」「企業」の業界別の企画が76事例も紹介されていますので、それらを応用していけば、どなたでもすぐに幾つかの企画をたてることができます。
読み手の心を掴む企画出しに悩んでいるなら、この記事を見て参考にしてみましょう。
【読みたくなる広報誌の見出し!つけ方のコツと簡単デザイン&事例6選】
広報誌の記事を読んでもらえるかどうかは「見出し」で決まります。どんなに内容の濃い面白い企画であっても、「見出し」で興味を持たれなければ読んでもらえません。
こちらの記事では、読みたくなる見出しをつける5つのコツをわかりやすい例を挙げて説明しています。
また、初心者でもセンス良く作れる簡単な見出しのデザインを6パターン紹介していますので、誰でも人の目を惹く見出しを作ることができます。
【広報誌の原稿執筆4つの鉄則!誌面別の書き方を文例入りで詳しく解説】
広報誌の原稿の書き方に決まりはありませんが、ただ自由に書くのでは広報誌に相応しくないものになる恐れがあります。こちらの記事では広報誌原稿を書くときに、知っていれば失敗を回避出来る4つの鉄則を伝授しています。
また、「ご挨拶」、「活動報告などの記事」、「インタビュー記事」、「編集後記」の4つの誌面別の書き方を文例入りで具体的に解説しています。原稿提出前にチェックする要素まで明記してありますので、原稿に自信が持てないときはぜひご覧になってお役立てください。
まとめ
広報誌の編集後記で大切なのは書き手の顔を見せることです。
読者に「こんな人が書いている広報誌だから読みたい」と感じさせるような、「共感」や「親近感」を抱かせる内容を意識しましょう。
編集後記のパターンは大きくわけて3つあります。
- 形式に沿って書く編集後記
- 書き手が自由に書く編集後記
- 100字程度の短い編集後記
どのパターンであっても留意しなくてはいけない注意点は以下の3つです。
- 長く書きすぎない
- 難しい言葉や漢字を使いすぎない
- 身内ネタに陥るのはNG
編集後記は広報誌のあとがき、とお話しましたが、言い方を変えれば「締めくくり」です。
文章の上手い下手よりも、書き手の思いや気づきが読者に素直に伝わることが何より重要になります。
それがしっかりと伝われば、広報誌自体の魅力も格上げできて、次号につながっていきます。
ご紹介しました事例も参考にして、ぜひ自分らしい言葉で読者に好感を持たれる編集後記を書いて頂けたらと思います。