【これからポスティングを始める人向け】知っておきたいポスティング用語集

「ポスティングを利用してみたいけれど、難しい用語ばかりで依頼できない」
「ポスティングの配布方法やチラシサイズの指定方法が分からない」

初めてポスティングを利用しようと思ったときに、ポスティングの専門用語の意味が分からず立ち止まってしまう方は多いのではないでしょうか。

ポスティングの依頼時に使用する用語は、意味さえ分かれば簡単に使用できますただし、曖昧な状態で依頼をすると思わぬところで食い違いが起こるかもしれません。

ポスティング業者によっては「発注時に言っていたことと違う」と指摘されて、追加料金が発生したり配布自体ができなくなってしまったりする可能性があります。

だからこそ、ポスティングの依頼時に必要な用語の意味を正しく理解したうえで、依頼を検討することが欠かせません。

そこでこの記事では、これからポスティングを始める方が知っておきたいポスティング用語をまとめて解説していきます。

この記事を読むと分かること

◎ポスティングの3つの配布方法
◎ポスティングの配布形態
◎チラシのサイズと紙質
◎ポスティングの配布期間
◎ポスティングのクレーム対策

この記事を最後まで読めば基本的なポスティング用語が把握でき、ポスティングの依頼時に役立てることができます。

ポスティングを始める前に知っておくと役立つことばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

1.ポスティングの3つの配布方法

初めてポスティングを依頼するときに、迷うのがポスティングの配布方法です。ポスティング業者によりさまざまな配布方法が記載されていますが、意味が理解できない方も多いのではないでしょうか。

ポスティングの配布方法には、主に下記の3つがあります。

ポスティングの配布方法

軒並み配布
(ローラー配布)

指定エリアに指定枚数を配布する方法
指定枚数を効率よく配布することを重視

全戸配布
(全世帯配布)

指定エリア内の戸建てやアパート、マンション1軒1軒に確実に配布をする方法
配布漏れがあってはならないことを前提として85~100%程度の配布率が求められる

選別配布

指定エリア内の配布対象を絞る方法
戸建てのみやマンション、アパートの集合住宅のみなど絞り込みができる

それぞれ配布率や配布方法が異なるため、あらかじめ把握しておかないと思ったような効果を実感できません。どのような違いがあるのか、ぜひチェックしてみてください。

1-1.軒並み配布(ローラー配布)

軒並み配布とは、指定エリアに指定枚数を配布する方法です。ポスティングの主流となる配布方法で、指定枚数を効率よく配布することに重きを置いています。

例えば、〇〇エリアに5,000枚軒並み配布をしたいと依頼した場合、5,000枚を効率よく配布することが最優先となります。エリア内のポスト数は問わないので、10,000個のポストがあっても5,000枚を効率よくすることが目標です。

そのため、マンションやアパート、戸建てを含め50~70%程度の配布率となります。配布率が低い分、ターゲット層に配布ができていない可能性があるところがデメリットです。

コストを重視したい場合や、短期間で効率よくポスティングをしたい場合に向いています。

軒並み配布について詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

軒並み配布(ローラー配布)

意味

指定エリアに指定枚数を配布する方法
指定枚数を効率よく配布することを重視

メリット

効率よくポスティングができる
定められた枚数を配布できる

デメリット

配布率が50~70%程度なので効果が低い可能性がある

コスト

ポスティングの主流となる配布方法なので比較的安い

【軒並み配布は道路・ブロック区切りで配布】

軒並み配布は、指定エリア内を道路やブロックで区切り配布していることが多いです。例えば、道路を渡った先の住宅街がエリア内であっても、道路を渡ることで効率が落ちるため配布をしないことがあります。

そもそも50~70%程度の配布率しか求められていないので、1軒1軒細かく配布する必要がないのです。

その結果、毎回配布から外れてしまう戸建てやアパートが発生しやすく、ターゲットを逃している可能性があります。

1-2.全戸配布(全世帯配布)

全戸配布とは、対象エリア内の戸建てやアパート、マンションに1軒1軒確実な配布をする方法です。配布漏れがあってはならないことを前提としており、指定エリア内の100%配布を目指して実施します。

他の方法よりも労力と時間がかかるため、対応できるポスティング業者が少ないです。例えば、

・配布前にエリア内の地図を見てポスト数を確認する
・配布時に配布できなかったポストの把握と確認
・1軒1軒確実に配布ができるスタッフの育成

など、全戸配布を実施するためには準備や知識が必要となります。その分、確実な配布ができ費用対効果が高いところが特徴です。

自治体のお知らせやハザードマップなど配布物によっては配布漏れがクレームにつながることがあります。全戸配布なら1軒1軒確実に配布をするので、クレームのリスクを減らせます。

全戸配布について詳しく知りたい場合は、下記も参考にしてみてください。

全戸配布(全世帯配布)

意味

指定エリア内の戸建てやアパート、マンション1軒1軒に確実に配布をする方法
配布漏れがあってはならないことを前提として85~100%程度の配布率が求められる

メリット

高い費用対効果が見込める
配布漏れによるクレームを防げる

デメリット

手間と労力がかかるため、配布エリアの広さによっては日数がかかる

コスト

軒並み配布よりも高いことが多い

1-3.選別配布

選別配布とは、指定エリア内の配布対象を絞る方法です。建物を限定することで、よりターゲットを絞りポスティングをすることが可能です。選別配布には、主に下記のような種類があります。

戸建て配布

指定エリア内の戸建てのみに配布

指定戸建て配布

リストを基に指定された戸建てのみに配布

集合住宅配布

指定エリア内のアパートやマンションなどの集合住宅のみに配布

指定集合住宅配布

リストを基に指定された集合住宅のみに配布

賃貸マンション配布

指定エリア内の賃貸マンションのみに配布

分譲マンション配布

指定エリア内の分譲マンションのみに配布

集合住宅は、指定エリア内のマンションやアパートなどの集合住宅のみに配布をする方法です。リストと目視により、賃貸マンションや分譲マンションといった集合住宅のタイプを絞り込み配布することもできます。

戸建て配布は、指定エリア内の戸建てのみに配布をする方法です。絞り込みや配布が大変なので、集合住宅配布よりもコストがかかります。

とくに、首都圏は戸建て同士の距離が遠かったりエリア内の戸建ての絞り込みが難しかったりするので、コストが高くなります。

選別配布

意味

指定エリア内の配布対象を絞る方法
戸建てのみやマンション、アパートの集合住宅のみなど絞り込みができる

メリット

配布物を届けたいターゲットを細かく絞り込める
自社のリストや情報を基に配布できる

デメリット

他の方法よりもコストがかかる

コスト

他の方法よりもコストがかかる
(とくに戸建て指定は高くなる傾向がある)

2.ポスティングの配布形態

ポスティングは、下記のいずれかの配布形態で実施されます。配布形態によりコストやチラシの保管方法などが異なるため、ポスティングを依頼するときに確認しておきたいポイントです。

配置型

各地域の配布スタッフの家にチラシを納品し配布をする方法

移動型
(キャラバン型)

配布スタッフが配布エリアまで移動して配布をする方法

どのような違いがあるのか確認し、ポスティング業者の選定に役立ててみましょう。

2-1.配置型

配置型とは、各地域の配布スタッフの家にチラシを納品し配布をする方法です。例えば、毎週500枚のチラシを配布スタッフAさんの家に納品します。

Aさんは自宅でチラシを保管しながら、決められた期日までに担当エリア内への配布を終えます。翌週新たなチラシの納品があるので、再度配布をするというサイクルを繰り返します。

配置型のメリットは、コストが安いところです。チラシの保管や配布を個人に任せているので、経費が抑えられるためです。

一方で、チラシの保管や配布を個人に任せているからこそ、クオリティが低くなる可能性があります。

・大切なチラシを自宅内で雑に保管する
・指定枚数を配り終えていない
・配布スタッフへの教育が行き届いていない

ということがあっても、ポスティング業者では把握できないことが多いです。また、チラシの納品から配布までの流れがサイクル化されているので、個別対応が難しい側面もあります。

配置型

意味

各地域の配布スタッフの家にチラシを納品し配布をする方法

メリット

コストが抑えられる

デメリット

チラシの管理や配布のクオリティが安定しない
スケジュールや配布枚数の増加など柔軟な対応をしてもらうことが難しい

コスト

移動型より安い

2-2.移動型(キャラバン型)

移動型は、配布スタッフが配布エリアまで移動して配布をする方法です。チラシの保管はポスティング業者が行い、配布開始時に配布スタッフに渡します。

移動型には、主に下記の3つの移動手段を使います。

①ハイエースや大型バス
複数人の配布スタッフが対象エリアまで移動し、一度にエリア内の配布を行う方法。配布枚数が多い場合や短納期の場合に多いです。

②バイク
バイクの後ろに配布するチラシを乗せて、配布エリアまで移動します。車に比べると乗せられるチラシに限りがあるので、ハイエースとバイクを併用しチラシが不足したらハイエースに取りに行く方法を取ることもあります。

③1人1台の車
1人または2人1組で車に乗り、配布エリアに移動する方法。豊富な知識や知見を持つ配布スタッフが在籍している場合に多いです。

移動型のメリットは、不正が起こりにくいところです。ポスティング業者がチラシの管理や配布スタッフの育成を徹底して行うため、配布を怠るなどの不正が少ないです。

また、配置型のように手の空いた時間を利用して配布をするわけではないので、ポスティングに特化したプロの集団が育成できます。

ポスティングスタッフのキャラバン隊を募集中です。旅行好き・運転好きに特におすすめの仕事です。

個人事業主におすすめの儲かる仕事

日本全国飛び回る仕事があります

移動型(キャラバン型)

意味

配布スタッフが配布エリアまで移動して配布をする方法

メリット

配布が実行されていないなどのトラブルが起こりにくい
配布スタッフ教育をしていることが多い

デメリット

固定型と比べるとコストがかかる

コスト

固定型より高くなる

3.チラシのサイズと紙質

ポスティング初心者が見落としがちなのが、ポスティングするチラシのサイズと紙質です。チラシのサイズや厚みにより、価格と配布のしやすさが異なります。

見積時や発注時に誤った情報を伝えてしまうと、実際にチラシを納品したときに「聞いていたものと違う」と言われて配布を断られる可能性があります。場合によっては、追加料金や追加納期が発生してしまうこともあるのです。

ここでは、初めてポスティングをするときに知っておきたいチラシのサイズと厚みに関する基礎知識をご紹介します。

3-1.チラシのサイズは正確に伝える

ポスティングに使用するチラシのサイズは、正確に伝えるようにしましょう。基本的にどのようなサイズでも配布はできますが、一般的なポストにそのまま投函できるサイズはA4、B4サイズまでです。

下記のサイズ一覧を見て、配布したいチラシのサイズを確認してみてください。

B0

1030×1456

B1

728×1030

B2

515×728

B3

364×515

B4

257×364

B5

182×257

B6

128×182

A0

841×1189

A1

594×841

A2

420×594

A3

297×420

A4

210×297

A5

148×210

A6

105×148

サイズを確認するときにもう1点注意したいのは、配布時のサイズです。折り畳む場合や封筒に入れる場合は料金が変わるため、あらかじめ伝えなければなりません。

チラシの配布時に注意したいサイズや方法には、主に下記のようなものがあります。

名称

概要

ペライチ

折り畳まないチラシのこと

圧着チラシ

二つ以上に折られており、接着面を開封することで中が見れるチラシ

封筒

チラシを封筒に入れて配布すること

ペライチとは、折り畳まないでチラシを配布することを指します。「A4をペライチでお願いします。」と依頼した際には、A4のチラシを折り畳まないで配布するという意味になります。

圧着チラシを配布するときは、開いたときのサイズで考えます。例えば、接着面を開封するとA3サイズになる場合は「A3サイズの圧着チラシをお願いします。」と依頼する必要があります。

また、封筒に入れて配布すると1枚当たりの価格が高くなるので、事前に伝えておかなければなりません。

このように、ポスティングを依頼するときはチラシのサイズと配布時のサイズや方法を正確に伝えてください。

3-2.チラシの紙質はコート90が一般的

チラシを印刷する紙質は、コート90が一般的です。「コート」とはコート紙のことで、印刷用紙の種類を指します。表面がツルツルしており、程よい光沢感があります。

「90」とは、印刷用紙の厚みのことです。90は厚口に分類され、1枚当たり0.09~0.13mmの厚みとなっています。

一般的に用紙の厚みは厚くなればなるほど、配布コストや紙代が高くなります。そのため、ポスティングの依頼時には正確な厚みや用紙の種類を伝えないと、配布コストが把握できません。

印刷用紙の厚みや種類は、印刷を依頼する印刷会社に聞くと把握できます。自社に合うチラシのサイズに迷う場合は、下記の記事も参考にしてみてください。

【用紙の色で視認性がアップする】

ポスティング用のチラシは、白色が圧倒的に多いです。その中でピンク色やクリーム色など用紙自体に色味が付いていると、視認性が高くなる傾向があります。

他のチラシとは差別化され「重要なチラシかもしれない」「目を通しておこうかな」と思ってもらえる可能性もあるでしょう。

ただし、色紙を使用すると紙代が高くなるので、費用対効果を考慮しながら検討してみてください。

4.ポスティングの配布期間

ポスティングは新聞折込のように、依頼をすればすぐに配布できるものではありません。少なくとも配布に数日から1週間の時間を要します

枚数が多い場合やエリアが広い場合は、配布に1ヶ月程度かかる場合もあります。チラシの配布を完了させたい日から逆算をして、余裕を持って依頼をするようにしましょう。

ポスティング業者によっては、配布希望時期に対応できるゆとりがあるとは限りません。チラシの配布を完了させたい1ヶ月前にはポスティング業者の選定や見積を終えるのを目安にしてみてください。

5.ポスティングのクレーム対策

「ポスティングをしてみたいけれど、クレームが起きたらどうしよう」と不安に感じている人もいるかと思います。

ポスティングのクレームは、配布スタッフとのトラブルや配布ミスで起こりやすいですこの2つはどちらも未然に防ぐことができます。

①配布スタッフとのトラブル
ポスティング業者が配布スタッフへの教育を実施していれば、配布地域住民とトラブルになりにくいでしょう。

実際にDEALでは毎月研修会を実施し、配布スタッフへの情報共有や教育を行っています。配布時には住民に挨拶をすることを徹底しているので、怪しまれたりクレームにつながったりすることがありません。

②配布ミス
配布ミスは、丁寧な配布や確認を行っていれば最小限に抑えられます。例えば、GPSの携帯や高精度な地図での確認、配布スタッフとの連携などミスを回避するためにできることは数多くあります。

このように、ポスティングのクレームは適切なポスティング業者を選定することで避けることが可能です。

6.ポスティングは全戸配布のスペシャリストDEALに依頼

DEALは、全国を対象エリアとした全戸配布のスペシャリストです。直接雇用をしている配布スタッフが1軒1軒丁寧に配布を行い「DEALに依頼をしてよかった」という嬉しい声をいただいております。

今まで蓄積してきたノウハウや経験を活かして、ポスティング初心者の方にも的確なアドバイスとサポートが可能です。

「どのようにポスティングを進めればいいのか分からない」「ポスティングを始めようか迷っている」などポスティングに関するお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

いかがでしたか?これからポスティングを始める人が知っておきたい用語や基礎知識が把握できたかと思います。

最後に、この記事の内容をまとめてみると

〇ポスティングの主な配布方法は次の3つ

1)軒並み配布(ローラー配布):指定エリアに指定枚数を配布する方法
2)全戸配布(全世帯配布):指定エリア内の戸建てやアパート、マンション1軒1軒に確実に配布をする方法
3)選別配布:戸建てのみやマンション、アパートの集合住宅のみなど指定エリア内の配布対象を絞る方法

〇ポスティングの形態は次の2つ

1)配置型:各地域の配布スタッフの家にチラシを納品し配布をする方法
2)移動型(キャラバン型):配布スタッフが配布エリアまで移動して配布をする方法

〇チラシのサイズと紙質を決めるときのポイントは次のとおり

1)ポスティング業者に依頼をするときには正確なサイズと紙質を伝える
2)チラシを印刷する紙質はコート90が一般的

〇ポスティングには少なくとも数日~1週間の配布期間が必要

〇適切なポスティング業者を選定することで配布スタッフのトラブルや配布ミスなどのクレームを防げる

この記事をもとにポスティングの知識を深めて、トラブルやミスなくポスティングを依頼できるようになることを願っています。

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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