「折込チラシのサイズってどんな種類があるの?」
「サイズによって効果に違いはあるの?」
「自分はどのサイズを選べばいいの?」
のように折込チラシのサイズについて悩む人もいるでしょう。
折込チラシのサイズにはたくさんの選択肢がありますが、1番一般的で多く使われているのはB4サイズで、1番おすすめしたいサイズです。なぜなら、料金が安く抑えられる上に、新聞購読者にも手に取ってもらいやすいからです。
しかし、チラシの内容や戦略によっては他のサイズを選んだ方が効果的な場合もあります。
そこで本記事では、
- 折込チラシのサイズ一覧
- 折込チラシのサイズごとの料金と効果の違いや業種の傾向
- 折込チラシの最適なサイズの選び方
について紹介します。
折込チラシのサイズについてよく分からないという人も、本記事を読み進めることで、折込チラシのサイズの種類や、サイズごとの特徴や効果の違いについて理解できます。
また、折込チラシの最適なサイズの選び方を元に、自分にとって効果が期待できる折込チラシのサイズを選べるようになります。
目次
1. 折込チラシのサイズ一覧
折込チラシのサイズには下記のような種類があります。
<折込チラシのサイズ一覧表>
<新聞を広げた状態と各サイズのチラシの大きさ比較>
基本的に折込チラシのサイズは、大きく分けてA規格、B規格、D規格の3種類の用紙のサイズが選択できます。各サイズの大きさについては上記の表や新聞紙と比較した図を参考に確認してください。
A規格の各サイズは、同じ数字のB規格の大きさより一回り小さく、D規格の各サイズは同じ数字のB規格の大きさより一回り大きいサイズとイメージすると、新聞に対する大きさが掴めます。
折込チラシは新聞を4つ折りにした状態で挟み込まれるため、A4・B4・D4より大きいサイズのチラシは2つ折り、もしくは4つ折りにされてから新聞に挟み込まれます。
【B規格のサイズの折込チラシの印刷を外注する際の注意点】
折込チラシの印刷を外注する場合、B規格のサイズだけ袋断裁か化粧断裁かといった断裁方法を選択しなければならないことがあります。袋断裁と化粧断裁には下記のような違いがあります。
- 化粧断裁:チラシの絵柄や色が四隅までしっかり載っている断裁方法
- 袋断裁:周囲に1㎝ほどの白いフチをつけた状態の断裁方法
特段のこだわりがなければ、通常の規格サイズよりも白いフチの分一回り大きいサイズで納品される袋断裁を選択しましょう。化粧断裁を選択してしまうと、他の袋断裁のBサイズチラシに埋もれてしまうからです。
袋断裁の場合でも、配達料金は通常サイズと同じに設定されていることがほとんどです。ただ、料金が変わってくる配達業者もいるかもしれないため、事前に確認しておくことをおすすめします。
2. 一般的に折込チラシとして流通しているのはB規格のサイズ
折込チラシでは、大きく分けてA規格、B規格、D規格の3種類の中の各サイズが選択できます。しかし、一般的に流通しているのは、B規格のサイズのチラシです。
配達業者によって受け付けているチラシのサイズは異なりますが、ほとんどの折込チラシの配達業者がB規格のサイズのチラシを基準に配達料金を決めています。
特に、折込チラシは新聞を4つ折りにした状態で挟み込まれるため、新聞を4つ折りにしたサイズより少し小さいB4サイズが一般的で、1番多く流通しています。
A規格とD規格の中で折込チラシのサイズとして利用されているのは、基本的にはA4サイズとD4サイズのみです。B4サイズより一回り小さいA4サイズは、下記の理由から人気があります。
- 一般的なコピー用紙のサイズで馴染みがある人が多い
- 自分でチラシ印刷をする場合には手に入れやすい用紙サイズ
また、B4サイズより一回り大きいサイズD4サイズは、下記の理由から人気があります。
- B4サイズのチラシの束から少しはみ出るサイズなので、目立つことを期待
- B4サイズより一回り大きいが料金は同額に設定されていることが多いのでお得感がある
しかし、実際にはB4サイズ、A4サイズ、D4サイズで大きな効果の違いはないため、基本的には折込チラシの配達業者において基準サイズとされているB4サイズを選択することをおすすめします。
自分でチラシを印刷する人はA4サイズ、少しでもチラシの大きさを確保したい人はD4サイズにすることにメリットもあるため、選択肢のひとつとして考えておくのもいいでしょう。
ここまで、折込チラシのサイズの種類について基本的なことを説明してきましたが、次章では折込チラシのサイズごとの効果や料金の違い、業種の傾向について解説していきます。
3. サイズごとの特徴の違い|効果・料金・業種傾向
折込チラシのサイズごとの効果や料金の違い、業種の傾向を一覧表でまとめました。
折込チラシは、必要な情報を掲載できる大きさがあって、配達料金の安いB4サイズがあらゆる業種で利用されていて、6割以上の折込チラシがB4サイズで配布されているといわれています。
B4サイズ以下は小さいサイズも基本的に料金は変わらないため、1番安い料金設定の中で最も情報がたくさん掲載でき、B4サイズより大きいサイズのように折る必要もないことから人気があるのです。
ただ、商品を多く掲載する必要のある大型スーパーや宣伝や集客において写真が重要な役割を果たす衣料品店や旅行業界では、B4サイズより大きいB3サイズやB2サイズを利用する傾向もあります。
また、B4サイズより小さいサイズのB5サイズやB6サイズは一般的にはほとんど利用されていないサイズですが、B4サイズと比べて持ち運びが便利なことからクーポンつきのチラシなどに使われる傾向があります。
ここからは、上記折込チラシのサイズごとの業種の傾向や効果を元に、最適な折込チラシのサイズの選び方ポイントについて紹介していきます。
「折込チラシのサイズの種類や効果についての知識はついたけど、結局自分はどのサイズを選べばいいの?」と思った人も、次章を読んでもらえれば、最適な折込チラシのサイズを選べますよ。
4. 悩んでいる人はこの基準で決めよう!最適な折込チラシのサイズの選び方
最適な折込チラシのサイズの選び方について紹介します。
4-1. 【1番おすすめ!】悩んでいる人はとりあえずB4サイズを選べ!
はじめて折込チラシを利用したり、折込チラシのサイズに悩んだりしたら、とりあえずB4サイズにしておけば間違いないと言っても過言ではないです。
B4サイズの折込チラシが1番流通していて、あらゆる業種で利用されているのには訳があります。B4サイズは主に下記の3つの点で優れているのです。
- 1番多い折込チラシのサイズなので新聞購読者も馴染みがあって手に取りやすい
- 必要な情報を入れるのに十分な大きさがある
- 配達料金が安く抑えられる
B4サイズは宣伝や集客のために写真や必要な情報を十分に掲載できる大きさでありながら、配達料金が安く抑えられるので、1番コスパの良いサイズともいえます。
そのため、折込チラシをはじめて利用する人や、折込チラシのサイズに悩んでいる人は、まずはB4サイズの折込チラシを選択し、効果を計測してみることをおすすめします。
広報誌のおしゃれなデザインを参考にしたい方におすすめ
4-2. 大規模セール開催などインパクト重視の人はB3やB2サイズを選べ!
折込チラシを利用するのであれば、まずは1番コスパが良くメリットが多いB4サイズがおすすめです。
しかし、
- 大規模セールのお知らせなのでB4サイズのチラシの中に埋もれたくない
- 大きな写真を添付してターゲットにイメージを伝えたい
- コストがかかってもいいからチラシを目立たせたい
と考える人もいるでしょう。
その場合には、B4サイズよりも大きいB3サイズやB2サイズを選ぶことをおすすめします。
料金はB4と比べるとB3サイズで1枚あたり約2円、B2サイズで1枚あたり約5円高くつきますが「社運をかけたセールのお知らせ」のようなコストがかかってもいいから新聞購読者にインパクトを与えたいという人にはぴったりのサイズです。
B3サイズやB2サイズは、B4サイズより新聞購読者の閲覧率や行動率が高まったというデータもあるため、上記に該当する「チラシを目立たせることを優先する人」は試してみる価値があります。
4-3. クーポンつきチラシなど持ち運び重視の人はB5やB6サイズを選べ!
一般的にはB4サイズより小さいサイズは、折込チラシ全体からすると数%しか流通していないといわれていますが、
- クーポンつきなどチラシの持ち運びを重視する
- ディスカウントのお知らせなど少ない情報のみでインパクトが伝わる
場合には、B5サイズやB6サイズを利用するメリットもあります。
ただ、B4サイズが主流の折込チラシの中で埋もれないようにするためには、厚紙を使うなど工夫する必要があるため、料金としてはB4チラシとあまり変わらなくなります。
そのため、基本的にはB4サイズがそれ以上を選択し、チラシを店舗に持ってきてもらう必要がある場合や少ない情報のみでインパクトを伝えたい場合のみに、B5サイズやB6サイズを利用してみましょう。
ここまで、最適な折込チラシの選び方を解説しました。しかし折込チラシを検討している人の中には、「より効果が高いチラシを作るにはどうすればいいんだろう……?」と悩む方もいるのではないでしょうか?
そこで次に、より反響の高い折込チラシを作成する2つのテクニックをお伝えします。
5. 反響の高い折込チラシを作成する2つのテクニック
反響の高い折込チラシを作りたいなら、以下2つのポイントが大切です。
- 折込チラシの目的に適した紙質を選ぶ
- 人の目に留まるデザインを考える
順番に見ていきましょう。
5-1. 折込チラシの目的に適した紙質を選ぶ
折込チラシの効果を高めるには、紙質も重要な要素です。
紙質を変えることで、
- 写真をキレイに載せられる
- 高級感を演出できる
- クーポンなどが持ち運びやすくなる
というように、他のチラシとの差別化ができます。
たとえば、
- 写真をキレイに載せたいなら「コート紙」
- 目立つチラシが作りたいなら「特殊紙」
- チラシに申し込み用紙を付けたいなら「マット紙」
というように、チラシの目的と紙の特徴に合わせて選べば、より反響の高い折り込みチラシを制作することが可能です。
あなたに合ったチラシの紙質は、以下の記事の選択チャートを利用すれば簡単に選択できます。ぜひ参考にしてみてください。
折込チラシの紙質を選ぶ方法が知りたい方におすすめ
5-2. 人の目に留まるデザインを考える
折込チラシの効果を高めたければ、人の目に留まるデザインを考えましょう。折込チラシの多くは、さらっと見て捨てられることがほとんどです。
なので折込チラシを作成するときは、以下の7点を意識してみてください。
- チラシのターゲットとベネフィットを明確にする
- アイキャッチとなる写真やコピーは大きく
- 視線の動きを意識したレイアウトにする
- チラシの内容によりフォントを使い分ける
- ベネフィットのイメージに合った色調にする
- 伝える情報は必要最低限に絞る
- クーポンはチラシの上か下か横に
そうすればコストと時間をかけて作ったチラシの内容を、より多くの人へ届けることが可能です。
上記7点の具体的な解説やチラシのデザイン例は、以下の記事で詳しく紹介しています。折込チラシの反響率を高めたい人は、ぜひご一読ください。
反響の高い折込チラシをデザインしたい方におすすめ
まとめ
- 折込チラシのサイズ一覧
- 折込チラシのサイズごとの料金と効果の違いや業種の傾向
- 折込チラシの最適なサイズの選び方
についてお伝えしました。
最適な折込チラシの選び方は下記の通りで、「大きなインパクトを与えたい」や「持ち運びを重視する」などの特別な理由がなければ基本的にはB4サイズがおすすめです。
- 【1番おすすめ!】悩んでいる人はとりあえずB4サイズ
- 大規模セール開催などインパクト重視の人はB2やB3サイズ
- クーポンつきチラシなど持ち運び重視の人はB5やB6サイズ
自分にとって最適なサイズを選択することで、折込チラシの効果を最大化しましょう。本記事が折込チラシのサイズについての理解を深め、最適なサイズを選ぶきっかけになれば幸いです。