「ポスティングを検討しているけど、どのサイズでチラシを作成したらいいの?」
「チラシサイズによって配布料金が異なるみたいだけど、どのサイズが妥当?」
ポスティングを具体的に検討するようになると、意外と悩むのがポスティングチラシのサイズですよね。
現在、ポスティングのチラシサイズの主流は「A4」か「B5」サイズです。
と、いわれても具体的な大きさがイメージできない方もいらっしゃると思うので、この記事ではまず、ポスティングに使える用紙全般のサイズについて説明します。
わかりやすい画像を交えてお伝えしますので、「A4」や「B5」がどのくらいの大きさなのかがおわかりいただけます。
また、業種別にポスティングに使用されるチラシサイズの傾向を解説します。
さらに、ポスティングの目的に沿って、どのサイズを選ぶと良いかをご提示します。
最後まで読んで頂ければ、自社にピッタリのチラシサイズが選べるようになります。記事を参考に、目的を叶えるために間違いのないチラシサイズを選んで頂けたらと思います。
目次
1. ポスティングチラシサイズの一覧
ポスティングに使える主な用紙のサイズは、下記のようになります。
B0 | 1030×1456 |
---|---|
B1 | 728×1030 |
B2 | 515×728 |
B3 | 364×515 |
B4 | 257×364 |
B5 | 182×257 |
B6 | 128×182 |
A0 | 841×1189 |
---|---|
A1 | 594×841 |
A2 | 420×594 |
A3 | 297×420 |
A4 | 210×297 |
A5 | 148×210 |
A6 | 105×148 |
どのような用紙サイズでもポスティングはできますが、一般的なポストにそのまま投函できるサイズはA4、B4サイズまでです。
それ以上大きい用紙サイズを選ぶとそのままの状態ではポスト投函口に入らないため、ポスティング会社によっては下記のような対応を取る必要があります。
- A4、B4サイズ以上は受け付けをしない
- 規定サイズ以外は下記のように折り目加工をして納品をする
- 規定外サイズは追加料金がかかり、ポスティング会社で折り目加工をする
- 規定サイズ内でもポスト投函しにくい変形サイズは、追加料金または受け付けをしない
このようなことを知らずにポスティング用のチラシを作成してしまうと、効果ダウンや追加料金の発生に繋がりかねません。
だからこそ、ポスティングの用紙サイズ選びは、コストやポスティング効果、ポスティング会社選びを左右する大切なポイントとなります。
【豆知識:A判とB判の違いは?】
用紙サイズには「A判」と「B判」の2種類があります。A判はドイツの物理学者が考案したとされるISO国際規格で、B判は美濃紙を基準として作った国内のJIS規格となっています。
家庭用プリンターはA判を基準としている商品が多く、自分でデザインや印刷をする場合は、A判サイズを選ぶといいでしょう。
B判のほうがA判より一回り大きく、同じ数字でも大きさが異なるため選択時には注意が必要です。
2. ポスティングのチラシは「A4」「B5」が主流
ポスティングで使える用紙サイズは把握できましたでしょうか。お伝えしましたように、B0〜B6、A0〜A6のどのサイズの用紙でもポスティングは可能です。
しかしながら、現状、ポスティングのチラシサイズの主流は「A4」か「B5」サイズです。
理由としては以下の4つが挙げられます。
- 一般的なポストの投函口に収まりやすい
- A4以上の大きさになると折り目加工が必要になり、時間やコストがかかる
- A5やB6など小さいサイズではポストの中で埋もれてしまって目に留まりにくい
- A4以上のチラシを投函すると、ポストがそれだけで一杯になってしまいクレームにつながることがある
効果的なポスティングをするには、手に取った人の目に留まるサイズやポスティングのしやすさを考慮したサイズ選びが欠かせません。
配りやすさと受け取りやすさの両方の側面から、ポスティングのチラシサイズは「一般にA4またはB5が選ばれている」といえます。
ただし業種によっては、敢えて他のサイズを選ぶのが有効な場合もあります。
次章では、業種別にポスティングに使用されるチラシサイズの傾向を解説します!
3. 【業種別】ポスティングに使われるチラシサイズの傾向
ポスティングをするときの用紙サイズは、業種により下記のような傾向があります。
業種によって
- ポスティングチラシに掲載する情報量
→情報量が多いと用紙サイズも大きくなる - ポスティングするエリア
→配布枚数が多い場合、コストを考えた用紙サイズを選ぶ - チラシの活用方法
→チラシを新聞折込や店舗用としても併用する場合は、扱いやすさを重視する
上記3つのポイントが異なる傾向があるため、選ぶべき用紙サイズが異なります。
使いやすさや効果の側面から業種別に用紙サイズを検討してみるのも一つの方法です。
4. 選べる!あなたのポスティングチラシはこのサイズがピッタリ!
ポスティングチラシの主流のサイズと、業種別での適したサイズをご紹介しましたが、あなたの条件や目的に沿って選んでみるのもおすすめです。
ポスティングを実施するにあたっては、「コスパを重視しながら大量ポスティングをしたい」「他社のチラシと差別化したい」「とにかく目立たせて名前を認知して欲しい」など、それぞれの目的があるかと思います。
この章では、目的別に相性の良いチラシサイズをご提示していきます。
あなたにピッタリのサイズが選べるようになりますので、ぜひ読んで参考にしてくださいね。
4-1. 【大量ポスティングで認知度を上げたい!】A4かB5を選ぼう
とにかく認知度を上げたい!そのために大量にチラシを撒きたい!とお考えの方は、迷わずA4かB5のサイズを選びましょう。
ほとんどのポスティング会社が1枚当たりの単価を最も安く設定しているのが、利用頻度の高いこのサイズ。大量ポスティングをするとなると1枚当たりの価格が大きなポイントとなるため、あらかじめもっともコスパのいいサイズを検討しておくと費用対効果を実感しやすくなります。
ポスティング会社によっては、A判とB判により多少の金額差を設定していることがあるので、事前に確認しておくと安心です。
また、大量ポスティングでの割引や、人気のあるサイズだからこそプリントからポスティングまでまとめて行ってくれるプランを用意している場合もあり、手間をかけずにお得なポスティングができるサイズでもあります。
大量ポスティングをするなら、A4・B5がおすすめです。
4-2. 【ポスティング費用を抑えたい!】小さめサイズで併配がオススメ
できるだけポスティング費用を抑えたい場合は、小さめサイズを選んでの併配をオススメします。
併配とは、他社のチラシと合わせて投函することで1枚あたり1~2円ほど安くなる配布方法のことです。
このケースなら敢えて、他社のチラシサイズと異なる小さめのサイズを選択してみるといいでしょう。
A4やB5サイズばかりが束になっていると、飛ばし読みや1,2枚しか目を通してもらえないということが起こりやすいです。
サイズが異なるだけでも「他とは違う」と認識してもらえるため、目に留めてもらえる可能性がぐんとアップします。
用紙サイズが小さいほど1枚当たりのポスティング費用も安くなるため、一石二鳥の方法として検討してみてください。
4-3. 【他社と差別化したい!】折り目加工や変形など個性的なサイズを選ぼう
チラシを他社と差別化したい!とお考えの方は、敢えて大きめの用紙で折り目加工を施したり、丸形などの変形、厚紙などを選ぶとよいでしょう。
通常の用紙を使いA4やB5サイズでポスティングをしては、なかなか差別化がはかれません。
反響アップのために、次のような方法を取り入れてみるといいでしょう。
- 厚紙を使用することで高級感と保管のしやすさをアップさせる
- PP袋に入れてポスティングすることで、他のポスティングと差別化する
- 敢えて折り目加工が必要なサイズにして、情報量があり保管したくなる内容にする
折り目加工や変形用紙、厚紙の使用は通常のポスティングより当然コストがかかりますが、その分他社が取り入れにくい方法なのでここぞという配布のときには検討してみる価値があります。
まとめ
いかがでしたか?
ポスティングで使える用紙サイズが分かり、一般的な用紙サイズや目的に合わせた用紙サイズの選び方が掴めたかと思います。
では最後にもう一度、記事の内容を振り返ってみましょう。
◎一般的なポストに折らないで投函できるのはA4、B4サイズまで。
→これより大きいサイズは、折り目加工が必要、受付自体できない場合がある
◎ポストのサイズに合うA4、B5サイズが主流
→業種により情報量、配布エリア、チラシの活用方法という視点から選ばれやすいサイズがある
目的に沿って選び方を検討する場合は
- 大量ポスティングで認知度を上げたい→A4かB5を選ぶ
- ポスティング費用を抑えたい→小さめサイズで併配がオススメ
- 他社と差別化したい→敢えて個性的なサイズを選ぶ
この記事をもとに、効果の出やすいチラシサイズを選べるようになり自社のポスティングに生かせることを願っています。