ポスティングの全戸配布方法の3つをご紹介!費用や選び方を解説【比較表あり】

マンションの郵便受け

「チラシを全戸配布したいけれど、どんな方法があるだろう?」

「自分で配ったりポスティングを頼んだりしたけれど、安くて効果がある方法が知りたい」

そんな疑問を持っている人は多いでしょう。

チラシや広報物をポスティングで全戸配布する方法を3ご紹介。

1)自分で配布する
2)配布アルバイトを雇う
3)ポスティング業者に依頼する

です。この3つを簡単に比較すると、以下のような違いがあります。

◾️全戸配布4つの方法を比較

自分で配布

アルバイトを雇う

ポスティング業者

配布コスト

0円

800〜1,300円程度

4.0円〜数十円

メリット

配布コストがかからない

賃金=配布コストを自分で決められる

反響率が高い

デメリット

時間と労力がかかる

配布数をごまかされるリスクがある

過疎地域などでは、全戸配布を請け負うポスティング業者が少ない

こんな人に

オススメ

予算を最少に抑えたい人

周辺にポスティング業者がない人

反響率を高めたい人

本文内ではそれぞれについて、さらにくわしく解説していきます。

また、

◾️全戸配布する際の注意点

についても、3つの方法それぞれに指摘します。

これを最後まで読めば、全戸配布をどう実施するのか、どんな方法にはどんなメリット・デメリットがあるのかがよく整理されて理解できるはずです。あなたが自分にとってもっとも適した方法で、チラシを全戸配布できるよう願っています。

1. チラシを全戸配布する3つの方法

数字の4のオブジェ

ポスティングにおいて「全戸配布」とは、文字通り「配布エリア内のすべてのポストに投函する」という配布方法です。

通常、ポスティングには以下の3種類の配布方法があります。

◾️全戸配布:配布エリア内のすべてのポストに配布する

 →カバー率100%を目指す

◾️軒並み配布:配布エリア内で配布できる限りのポストに配布する

 →「チラシお断わり」や「敷地内立ち入り禁止」の掲示がある家やマンションには投函しない

  カバー率は平均70〜80%

◾️選別配布:ターゲットを絞り込み、それに該当する層が多いエリアに配布する

 →「マンションのみ配布」「ファミリー層の多い地域に配布」「学生向けワンルームに配布」など

もっともポピュラーで簡単なのは「軒並み配布」ですが、この方法だと大型のマンションなどを数百戸単位で取りこぼしてしまう恐れがあります。そんなときのために、「全戸配布」という方法があるのです。

では、配布エリア内のポストに100%投函する「全戸配布」を実現するには、一体どうすればいいのでしょうか?それには4つの方法、手段がありますので、順番に説明していきましょう。

1-1. 自分で配布する

まず、もっとも手軽ですぐに始められるのは、「チラシを配りたいと希望する本人が、自分での手で配布してまわる」ことです。

例えば、お店を経営している場合、アイドルタイムや開店前、開店後などの時間を利用して、自分で(またはお店のスタッフが)近隣をまわって配布するのです。具体的なやり方を、流れに沿って見ていきましょう。

1)チラシを用意する

→以下のいずれかの方法で、チラシを用意します。

  • 自分で作成する:PowerPointやWord、チラシ作成ソフトなどを利用して、PCで作成、プリントする
  • チラシ作成業者や印刷会社に依頼する:デザインから印刷まで請け負ってくれる業者にお任せする

2)配布エリアと配布ルートを決める

→まず地図を用意して、顧客になってくれそうな人が多そうな地域を配布エリアとして選定します。

 次に、地図を見ながら効率よく回れるルートを考えておきます。

3)空き時間や始業前・終業後などに配布する

→チラシと地図を持って、あらかじめ決めたルートに沿って配布していきます。

 重複や配布漏れを避けるため、配布済みの場所は地図に印をつけるようにしましょう。

ちなみに人が1時間あたりにポスティングできるチラシの平均枚数は、住宅密集地で1,000枚程度、まばらな地域で100件程度と言われています。慣れないうちはもっと時間がかかるでしょうが、徐々にペースを上げて平均値を目指してください。

1-2. 配布アルバイトを雇う

「自分で配布したいけれど、自分自身もスタッフも忙しくて時間がない」といった場合は、配布専業のアルバイトを雇ってポスティングしてもらうという方法もあります。その場合の流れは、自分で配布する場合とおおむね同様で、配布作業のみをアルバイトに任せます。

配布アルバイトの賃金は、地域によって差がありますが、

  • 時給の場合:800〜1,300円程度
  • 歩合制の場合:1部あたり0.5〜7円程度

が目安です。地元のエリアで「ポスティング アルバイト」と検索してみれば、だいたいの地域相場がわかりますので、それを基準に金額を決めてください。

また、配布枚数には目標やノルマを設けたほうがいいでしょう。前述したように、住宅密集地なら1,000枚、まばらな地域なら100枚が配布の目安です。

1-3. ポスティング業者に依頼する

実はチラシ配布でもっともポピュラーな方法は、専門のポスティング業者に依頼することです。

ポスティング業者の数は非常に多く、全国展開する大規模な企業から地元密着型の個人経営まで多種多様です。いずれもポスティングのプロなので、自分で配布するより効率的で効果的な配布をしてもらえるのが利点と言えます。

例えば、

  • 反響率を高めるため、商圏情報を収集・分析して最適な配布エリアや配布方法を提案する
  • 地域住民の年齢、性別、家族構成、年収帯などを把握して、ターゲット層を選別して配布する
  • 配布結果について詳細な報告書を出す
  • 配布スタッフにGPSを持たせてきちんと配布されるよう管理する

といったことを実施している業者があるのです。ポスティング業者に依頼する際には、これらの業者ごとの特徴やサービス内容、費用、反響率の実績などを勘案して、自社にとって最適で信頼できるところを見つけなければなりません。

業者選びから実際に依頼して配布してもらうまでの大まかな流れは以下の通りです。

1)ポスティング業者をいくつかピックアップする

→インターネットで「◯◯(地名) ポスティング」などと検索すると、その地域でポスティングを行なっている業者が出てきます。

 そのサービス内容や料金、口コミの評判などをチェックして、よさそうなところをいくつか選びましょう。

 中には、

  • 「全戸配布」を請け負っていない業者
  • 軒並み配布(カバー率70〜80%)を「全戸配布」と称して行なっている業者

もあるので、確認が必要です。

→業者によってサービスの範囲が異なり、

  • 完成したチラシを依頼主に搬入してもらい、配布だけを請け負う
  • チラシのデザインや印刷から配布まで、ワンストップで請け負う
  • 配布だけのプラン、チラシ作成込みのプランなどが選べる

 という3つのパターンがあるので、利用しやすいものを選んでください。

2)複数の業者に相見積もりをとり、依頼する業者を決める

→ピックアップした業者に連絡し、見積もりを出してもらいます。

 1社だけでなく複数社に相見積もりをとれば、条件を比較してよりよい業者を選ぶことができます。

3)打ち合わせをして配布エリアや配布日などを決める

→依頼する業者を決めたら、担当者と打ち合わせをします。

 業者が持っている商圏情報やノウハウをもとに、最適な配布エリアを選び、効果的な配布日を決定します。

4)チラシを搬入する

→指定された日時までに、印刷済みのチラシを搬入します。

 チラシ作成から業者に依頼している場合は、この手順は必要ありません。

5)配布してもらう

→打ち合わせで決定した配布日に、業者が配布します。

 1日で配布しきるのではなく、数日かける場合が多いようです。

6)配布後に報告をもらう

→配布が完了したら、業者から報告をもらいます。

 口頭での報告だけでなく、書面でのくわしい報告書を出してくれる業者も多くあります。

7)反響率を集計、効果測定をする

→ポスティングに対してどの程度の反響があったのかを集計します。

 その結果を分析して、次回以降、より効果的にポスティングできるよう改善していきます。

ちなみに業者に依頼する場合、基本的には1回だけで終わらせず、継続的に何回かポスティングを続けることがおすすめです。

なぜなら、

ポスティングする → 効果測定して改善点を見出す → 改善したポスティングをする → 反響率が上がる

というサイクルを繰り返すことで、ポスティングの効果は上がっていくからです。また、何回も繰り返すことで認知度を上げることにもつながります。そのためには、業者選びの際、「予算内で複数回依頼できる料金かどうか」も検討材料に加えてください。

2. 全戸配布3つの方法を比較

疑問を持つ人々

全戸配布には3つの方法があることがわかりましたよね。

ですが、「自分の場合はどの方法を選べばいいのか、よくわからない……」という迷いを感じる人も多いことでしょう。そこでこの章では、3つの方法についてメリット・デメリットや配布コストなどを比較してみました。

以下の表をもとに、最適な方法を選択してください。

自分で配布

アルバイトを雇う

ポスティング業者

配布コスト

空き時間に行うので

0円

時給の場合:

800〜1,300円程度

歩合制の場合:

0.5〜7円程度/1部

業者によって幅がある

◾️エリア限定の場合:4.0円〜数十円

◾️全国展開の場合:数十円

メリット

  • 思い立ったらいつでもすぐ配布できる
  • 配布コストがかからない
  • 賃金=配布コストを自分で決めることができる
  • ポスティング経験豊富な人を雇えば、効率よく効果的に配布してもらえる
  • 配布エリアの商圏情報を持っているので、反響率の高いポスティングができる
  • 専門の配布スタッフが効率よく配布してくれる
  • 業者によってはクレーム対応もサポートしてもらえる
  • チラシの作成から配布、効果測定まですべて任せられる業者もあるので時間と手間を節約できる

デメリット

  • 本来の業務以外に労力を割かなければいけない
  • 配布のプロではないので、手際よく配布できない
  • ターゲット層がどのエリアに多いかなど商圏情報がないので、反響率を上げるのが難しい
  • 配布計画通りにきちんと配布しているかどうか、チェックして管理しなければならない
  • 配布数をごまかすなど不正をされてしまうリスクがある
  • 質の悪い業者や配布スタッフだと、全部配布せずにごまかすなど不正をされるケースがある
  • 過疎地域などでは、全戸配布を請け負うポスティング業者が少ない
  • 「全戸配布」を謳っていても「実際には100%ではなく、配布できない物件がある」という業者が多い

こんな人に

オススメ

  • 予算がない、または最少に抑えたい人
  • 配布枚数が少なくて、人に頼むほどではないという人
  • 近隣の商圏情報を自分の目と足で確かめて、経営に生かしたい人
  • 自分で配布する時間はないが、業者に頼むほどの配布枚数ではないという人
  • 配布スタッフを自分で管理したい人
  • 周辺地域に全戸配布してくれるポスティング業者がない人
  • 多少コストがかかっても、反響率を高めたい人
  • はじめてポスティングするので何もわからない人
  • プロの知識とノウハウに頼りたい人
  • チラシ作りからすべて任せたい人

では、それぞれについてさらにくわしく説明していきましょう。

2-1. 自分で配布する場合

自分で配布することの最大のメリットは、やはり配布費用がかからないことです。個人商店などで宣伝コストを割く余裕がない場合は、まずは自力で配布して効果を見るといいでしょう。

ただ、ポスティングの反響率は平均して0.1〜0.3%程度です。専門業者が積み重ねたノウハウや商圏情報を駆使した場合でも最高で数%、高額商品や特定のターゲット層にしか訴求しないサービスなら0.01%という低率だとも言われています。

つまり、普通なら1000枚配ってもリアクションは1〜3件しかないのが普通、ときには1万枚配って1件あるかないか、という厳しい作業なのです。知識も経験もない人がやみくもにポスティングしても、効果が出ない可能性が高いということは覚悟しておいてください。

ポスティングの効果を高めるコツを知りたければ、別記事ポスティングで集客効果がグンと上がる12のコツと4つの注意点の内容を実践してみてください。

もし自分で配ってみてもうまくいかなければ、専門業者に依頼することもぜひ検討しましょう。

《自力配布はこんな人にオススメ!》

  • 予算がない、または最少に抑えたい人
  • 配布枚数が少なくて、人に頼むほどではないという人
  • 近隣の商圏情報を自分の目と足で確かめて、経営に生かしたい人

2-2. 配布アルバイトを雇う場合

「自分で配る時間も余裕もないけれど、配布枚数が多くはないので業者に依頼するほどではない」

「過疎地域で、全戸配布をしてくれる業者が見つからない」

といったケースでは、自社でポスティングのアルバイトを雇って配布してもらうという手もあります。運よくポスティング経験のある人が見つかれば、そのノウハウと経験を生かして、自分でやるより効率的で効果的に配布してもらえるでしょう。

また、こちらで賃金を決めることができるので、ポスティング業者に依頼するよりもコストを抑えることも可能です。

ただこの方法をとる場合、

  • いつどのエリアに何枚配布するか「配布計画」を立てる
  • 計画通りに正しく配布していて、枚数をごまかすなどの不正を行なっていないかチェックする

といったアルバイト管理をしなければなりません。特に、チラシの一部を捨ててしまったり、1軒に2枚以上配布したりして枚数をごまかす不正はしばしば行われるようなので要注意です。

配布の様子を抜き打ちで見にいったり、配布エリアの知人に「チラシが入ったか」を確認したりしてチェックする必要があるでしょう。その管理が面倒であれば、やはりポスティング業者に依頼することをおすすめします。

《配布アルバイトを雇うのはこんな人にオススメ!》

  • 自分で配布する時間はないが、業者に頼むほどの配布枚数ではないという人
  • 配布スタッフを自分で管理したい人
  • 周辺地域に全戸配布してくれるポスティング業者がない人

2-3. ポスティング業者に依頼する場合

「自分でポスティングしてみたけれど、時間がかかるし期待したほど効果が出なかった」

「せっかくお金をかけてチラシを作るなら、配布もプロにお願いしたい」

そのように考える人は、ぜひともポスティング業者の利用を検討してみてください。

ただ、ポスティング業者の中でも全戸配布については、

  • 狭いエリア限定(「東京23区内のみ」「◯◯県△△市・◇◇市・☆☆市」など)でしか行えない業者
  • 全国どこでもカバーしている業者

がありますので、まずは自分の希望するエリアで全戸配布を行ってくれる業者を探す必要があります。

依頼できる業者が見つかれば、

◎配布エリアごとに商圏情報(住民の性別、年齢、家族構成、年収帯など)を持っているので、依頼者の業種やチラシの内容によって最適な配布エリアを選定し、反響率を高めることができる
◎ポスティング慣れしている配布スタッフが配るので、効率よく短時間で多くの件数に投函できる

という大きなアドバンテージがあり、特に効率と効果を重視する場合におすすめです。

また、業者によっては、

  • 依頼通り配布したエビデンスとして、配布後にくわしい報告書や配布中の写真などを提出してくれる
  • クレームが発生した場合、かわりに対応してくれたり対応策をサポートしてくれる
  • 配布だけでなく、チラシ作成から配布後の効果測定まですべて請け負ってくれる
  • 基本料金に対して、チラシ1部あたり1〜2円を追加するだけで全戸配布してくれる

といったところもあります。いい業者を選べば、自分で配布するよりはるかに効果の高いポスティングを、面倒な手間もなく実施することができるのです。

一方で、質の悪い業者もあります。例えば、

✖️ただ配布するだけで反響率を上げる工夫をしない
✖️配布スタッフの管理が甘く、配布枚数をごまかすなどの不正が行われる
✖️配布後の報告がない

といったところです。そんな業者に当たらないようにするためには、

  • 事前にネットで口コミや評判を調べる
  • まわりに実際に利用した人がいれば、話を聞く
  • 業者に見積もりをとった際に、サービス内容や配布スタッフの管理方法などについてくわしく質問する

などのリサーチをするとよいでしょう。

《ポスティング業者への依頼はこんな人にオススメ!》

  • 多少コストがかかっても、反響率を高めたい人
  • はじめてポスティングするので何もわからない人
  • プロの知識とノウハウに頼りたい人
  • チラシ作りからすべて任せたい人

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と迷ったら、ぜひ株式会社DEALの全戸配布サービスをお選びください!

◎全国どこでも100%全戸配布を目指します
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といったシステムを実現しているポスティング事業者は、日本でDEALがほぼ唯一です。

例えば過去には、以下のような配布実績があり、多くの事業者様・団体様にご利用いただいています。

【DEALの実績】

◾️2020.5.31 香川県全戸に情報誌を40万枚配布(毎月配布)
◾️2020.5.31 香川県民共済の保険加入チラシを累計30万枚配布
◾️2020.3.31 公共工事の告知チラシを(影響範囲特定後)日本全国内に累計4000万枚配布
◾️2020.3.31 関西地区に加入促進チラシを50万枚配布(四半期に1回)
◾️2020.3.31 日本全国に宛名なしDMを累計530万枚配布
◾️2015.12.31 千葉県、埼玉県の過疎地区に加入促進チラシを累計10万枚配布

【DEALの強み】

1)キャラバン・プロ部隊(軽自動車配達)による全戸配達

約3,500名のプロの配達員が、主に軽自動車を使って、たとえ離島の1軒屋であってもかならず全戸配布いたします。

ポスティングスタッフのキャラバン隊を募集中です。旅行好き・運転好きに特におすすめの仕事です。

2)ポストインデリバリーサービス(Post In Delivery Service =P.I.D)

タウンプラスにはサイズや重量に規定がありますが、DEALはどんなものでも各戸のポストに確実に配布します。

3)公共サービスには不可能な独自のサービス

タウンプラスなどの公共サービスにはない、DEAL独自のサービスを実現しています。

◎ 確実なエヴィデンス報告(全配達員のGPS携帯)

  → 配達員すべてがGPSを携帯しており、「◯月◯日◯時ごろにどのエリアに配布したか」をご依頼者様に正確にご報告することが可能です。

◎ 配達交渉

  → 「チラシお断り」「タウンプラスもお断り」など配布を拒否しているマンションであっても、配達員が配布できるよう交渉します。

◎ 1軒単位の配達除外リスト対応

  → もし「この家だけには配布しないでほしい」というご希望があれば、1軒単位で配布から除外します。

4)スピーディなクレーム対応

「1時間以内に担当者から連絡しろ‼︎」といった急なクレームにも迅速に対応します。100%確実な全戸配布をご希望なら、ぜひ株式会社DEALをご利用ください!

3. 全戸配布する場合の注意点

要点をまとめるためにメモをとる

ここまでの話を踏まえて、「では自分はこの方法で全戸配布しよう!」と、配布方法を決めることができたかと思います。が、ちょっと待ってください!

それぞれに配布方法を滞りなく実施して効果を上げるには、いくつか気をつけなければならないポイントがあるのです。最後にそれらの注意点をあげておきましょう。

3-1. 自分で配布する場合

◾️重複や配布漏れに注意する

全戸配布は、狭いエリアでも何百軒、何千軒の世帯にポスティングしなければならないため、慣れない素人では同じ家に重複して投函してしまったり、配布し忘れてしまうなど配布ミスを起こしがちです。

特に重複配布は、受け取った側に「同じチラシを2枚も入れるとは、いい加減な会社だ」「くどい、しつこい」と言った悪印象を与えかねず、せっかくのポスティングが逆効果になってしまいます。

それを避けるためには、かならず事前に地図を用意して、どのようなルートで配布するかを決めておきましょう。そして配布当日は、投函し終えたところにブロックごとに印をつけるなど、つねに「未配布/配布済み」がわかるようにしてください。

◾️雨の日は避ける

雨の日は、ポストの中も濡れていたり湿っていたりします。そんなところにチラシを投函すると、濡れて汚れたり破れたりして読みづらくなるばかりか、受け取った人に不快感を与えてしまうものです。チラシを気持ちよく読んでもらうために、雨の日は避けましょう。

◾️管理人に許可を取る

「敷地内立ち入り禁止」のマンションで無断でポスティングすると、住民からクレームが入る危険性があります。場合によっては、鉢合わせた住民に「不法侵入だ!」と通報されてしまうかもしれません。そんなトラブルのないよう、まず管理人さんに「これを配布させてください」と許可を取ってから配布するようにしましょう。

3-2. 配布アルバイトを雇う場合

◾️なるべくポスティング経験のある人を雇う

ポスティング初心者とベテランとでは、同じ時間内に配布できるチラシの枚数が段違いです。

また、経験者は効率よく、チラシが目にとまりやすい配布方法のノウハウを持っていて、それにより反響率を上げることもできます。
アルバイトを募集する際には、そういった知識や経験の豊富な人を探すといいでしょう。

◾️配布状況を随時チェックする

ポスティングは基本的にひとりでするものなので、きちんと配布しているか、配布枚数をごまかしたりしていないかは、なかなか確認が難しいものです。

そこでポスティング業者の場合は、配布スタッフが不正をしないよう、GPSを持たせて移動ルートをチェックするなど管理システムを整えています。

お店や会社で直接配布アルバイトを雇う場合は、そこまで厳密に管理するのは不可能かもしれませんが、可能な限り配布状況をチェックすることも必要でしょう。

例えば、

  • 配布後に配布エリアや枚数を報告してもらい、配布前後のチラシの枚数と突き合わせる
  • 配布エリア内の知人に「今日チラシが入ったか」を確認する
  • ときどき抜き打ちで配布場所に様子を見にいく

などの対策が考えられます。このようなチェックが入るとわかれば、配布アルバイトも気を抜かずにポスティングに取り組むようになるでしょう。

3-3. ポスティング業者に依頼する場合

◾️評判のよくない業者は避ける

実はポスティング業者は、反響率が高いか低いか、信頼できるかできないかなど、質にバラつきがあるものです。うっかり質のよくない業者に依頼してしまうと、反響を得られないばかりか、約束通りの枚数やエリアで配布してもらえなかった……という最悪の結果に陥ってしまうリスクさえあります。

そこで依頼する前には、まずインターネットでその業者の評判や口コミを検索してみましょう。悪評が多い業者は避け、評価の高い業者を選ぶことです。

◾️配布スタッフの管理体制が整っているかを確認する

ポスティングを効率よく効果的に実施するには、配布スタッフの動向を業者側が把握して管理する必要があります。事前に依頼を受けた配布エリアすべてにきちんと配布したか、重複配布や配布漏れ、不正などはないかなどをチェックするのです。

この体制が整っていない業者だと、契約通りにポスティングが実施されたかを確認する方法がなく、信頼して任せるのは不安です。そこで、配布スタッフをどのように管理しているのか、配布状況をどうやって確認するのかを事前に問い合わせ、納得がいく業者に依頼するようにしましょう。

具体的には、

  • 配布スタッフにGPSを持たせて、その動態を管理担当者がチェックする
  • 配布済みエリア、配布枚数、配布できなかったポストとその理由などを細かく報告させる
  • 配布員以外のスタッフが、抜き打ちで配布現場に行き様子をチェックする

といった方法をとっている業者がありますので、事前にかならず確認してください。

◾️くわしい報告書を出してもらう

これも前項と関連しますが、きちんと配布されたか確認するためにも、配布後にはかならず報告書を出してもらいましょう。

ポスティングの報告書については、別記事ポスティング報告書とはどんなもの?記載項目や発行頻度などを全解説にくわしく説明されていますので、そちらを確認した上で業者に依頼してください。

◾️料金が安すぎる業者には注意する

中には不自然なほど料金が安すぎる業者もあります。そんな場合は、すぐに飛びつかずに注意してください。

そもそもポスティングの費用でもっとも多くの割合を占めるのは、配布スタッフの人件費です。料金を極端に値下げしようとすれば、この人件費を削るしかありません。配布員の賃金が安ければベテランや優秀な人は集まらないので、配布の質が下がってしまいます。

また、悪質な業者の中には、依頼を受けたチラシの一部を配布しなかったり、こっそり捨ててしまうことで、人件費を削っているケースもあると言われています。

あまりに料金が安い場合は、「なぜこんなに安いのか、どんな仕組みなのか」をかならず確認しましょう。その回答に納得できればいいですが、納得できなかったり曖昧だったりした場合は、もう一度依頼を考え直すことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?チラシを全戸配布する方法について、よく理解できたかと思います。最後にもう一度、3つの方法についてまとめてみましょう。

◾️チラシを全戸配布する3つの方法

1)自分で配布する
2)配布アルバイトを雇う
3)ポスティング業者に依頼する

自分で配布

アルバイトを雇う

ポスティング業者

配布コスト

0円

800〜1,300円程度

4.0円〜数十円

メリット

配布コストがかからない

賃金=配布コストを自分で決められる

反響率が高い

デメリット

時間と労力がかかる

配布数をごまかされるリスクがある

過疎地域などでは、全戸配布を請け負うポスティング業者が少ない

こんな人に

オススメ

予算を最少に抑えたい人

周辺にポスティング業者がない人

反響率を高めたい人

以上を踏まえた上で、株式会社DEALの全戸配布サービスもぜひご検討ください。他のポスティング業者が配布できない物件にも配布交渉をし、よりお得な料金で100%全戸配布を目指します。あなたが満足いく全戸配布ポスティングをできるよう、ご協力します!

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、
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