折込チラシで得られる効果は6つ!ポスティングとの比較を交えて解説

折込チラシは本当に効果があるの?

「折込チラシって本当に効果があるの?」
「折込チラシとポスティングだったら、どっちが効果的なんだろう?」

あなたは今、こうした疑問を抱えてはいませんか?
新しい集客方法として折込チラシを検討しているけれど、本当に満足のいく効果を得られるのだろうか限りある予算のなかで最大限効果を発揮するためにも、無駄撃ちだけはしたくない……。

何事も、新しく始めるにあたっては、そうした不安や懸念が付きまといますよね。
この記事では、折込チラシの具体的な反響相場や、折込チラシによって得られる6つの効果についてご紹介します。

この記事を最後までお読みいただければ、折込チラシの効果が分かり、本当に自社に合っているかどうか・実施すべきかどうかが明確に分かります。

また、折込チラシとポスティングを比較し、商品・サービスごとにどちらを選ぶべきかの検証も行いましたので、折込チラシとポスティングでお悩みの方にもご活用いただけます。
ぜひ、最後までご覧ください。

1. 折込チラシの効果は?反響の相場は0.01~0.3%

山積みの新聞

折込チラシの効果=反響率(反応率)の相場は、おおよそ0.01~0.3%といわれています。
つまり、折込チラシを1万枚配布すれば、平均して1~30人の反響が見込めるというわけです。

折込チラシの配布枚数

ただし、商品・サービスや配布エリア、折込チラシのデザインなどによって、反響相場は大きく変動します。
折込チラシの利用率が高い業種の反響相場を見てみましょう。

業種と反響相場

出典:【チラシ販促担当者様向け】5つの効果的なチラシ配布方法案

おおよその反響数が分かれば、「反響数 × 平均顧客単価」の計算式で、折込チラシ経由での想定売上を算出することも可能です。折込チラシの効果をより具体的に知るためにも、ぜひ貴社の業種・平均顧客単価を当てはめて計算してみてください。

加えて、折込チラシには下記6つの効果もあります。

①特定の地域に対して情報を発信できる
②即効性が高い
③信用性が高い
④ファミリー層・高齢者層に対して効率的にリーチできる
⑤高所得者層に対して効率的にリーチできる
⑥手元に残しておいていつでも再確認・共有ができる

次の章で、それぞれ詳しく見てみましょう。

2. 折込チラシを配布することで得られる6つの効果

チラシのデザイン

折込チラシには、単に「集客できる」という以外にもさまざまな効果があります。
この段落では、折込チラシ配布によって得られる6つの効果について紹介します。

2-1.特定の地域に対して情報を発信できる

折込チラシの効果でもっとも特徴的なのが、地域性の高さです。
基本的に、折込チラシの配布エリアは、新聞の販売店単位で指定します。

その販売店が新聞配達を担当している世帯に対して折込チラシが配布されるため、特定地域の人にリーチしたい場合に非常に有効な手段です。

そのため、地域に根ざしているスーパーや美容院、不動産会社などは、折込チラシによって高い効果を期待することができます。

折込チラシの配布部数は、

  • 徒歩圏内のエリアをカバーしたい場合:3,000~10,000部ほど
  • 車や自転車圏内のエリアをカバーしたい場合:20,000~70,000部ほど

が目安とされています。

2-2.即効性が高い

折込チラシは、指定した配布日に、短時間で一気に配布されます。そして、ほとんどの場合、配布された当日に消費者の目に触れることとなります。
実際に手元に届く折込チラシは、消費行動に直結しやすいといわれており、届いてから数日以内のアクションが期待できます。具体的には、配布後から4日以内のアクションが90%近くを占めるとされています。

居酒屋のオープン記念特別価格や、自動車販売店のファミリー向けイベント告知など、イベントやセールのタイミングに合わせて配布することで、より即効性の高いアクションにつなげることも可能です。

2-3. 信用性が高い

各企業が独自に作成・配布するポスティングやDMとは異なり、折込チラシは、新聞販売店が定めた広告審査をクリアしてから配布されます。
そのため、「過大広告や虚偽の内容ではない」との認識のもとで受け取ってもらうことができ、信用性の高い情報として扱ってもらえるのです。

「新聞」という信用性の高い媒体に挟まれて配布されることも、折込チラシの信用性につながっています。
こうした信用性はどの業種にとってもメリットとなりますが、とりわけ自動車販売店や不動産会社など、高額商材を扱っている企業において高い効果を発揮します。

2-4. ファミリー層・高齢者層に対して効率的にリーチできる

新聞の購読者数は年々減少傾向にありますが、ファミリー層や高齢者層は、社会の動きを知るための重要な情報源として新聞を活用する傾向にあります(『2018年新聞オーディエンス調査概要リポート』より)。

折込チラシは、こうしたファミリー層や高齢者層に対して、効率的にリーチできる集客手法です。ファミリー層へ向けたアプローチであれば、手元の折込チラシを家族間で共有してもらうことによって、より積極的な消費活動を促すことにも期待ができます。

一般的に、ファミリー内で折込チラシを読むのは主婦層といわれているため、女性目線を意識した折込チラシを作成することで、より反響率を高めることができるでしょう。
一方で、10~20代の若者世代で新聞を読んでいる人は、全体の1割にも届いていません(総務省『平成29年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査』より)。

若い世代を集客したい場合はインターネット集客を検討するか、配布先を新聞購読者に限定しないポスティングやDMを活用すると良いでしょう。

2-5. 高所得者層に対して効率的にリーチできる

新聞を購読している世帯は、そうでない世帯と比べて平均世帯年収が高いという傾向にあります
実際に、株式会社キャリアインデックスの調査によると、世帯年収毎の新聞購読率は、

  • 年収:300万円未満/購読率:55%
  • 年収:300万円~500万円/購読率:56%
  • 年収:500万円~700万円/購読率:54%
  • 年収:700万円~1,000万円/購読率:74%
  • 年収:1,000万円以上/購読率:92%

となり、世帯年収700万円を境に、大きく購読率が高まることが分かっています。
折込チラシは、こうした高所得者層へのリーチにも適しています。

会員制ゴルフスクールの新規会員募集や、ラグジュアリー系の自動車販売店などは、特に高い効果が期待できます。

2-6. 手元に残しておいていつでも再確認・共有ができる

紙媒体の折込チラシは、気軽に手元に残しておくことが可能です。
手元にあれば、気になったタイミングでいつでも再確認ができますし、家族間や友人間での情報共有もしやすくなります。
クーポンや来場特典、セール情報など、得られるメリットを分かりやすく折込チラシに盛り込むことで、

「今は忙しいけど、手元に置いておいて後で読もう」
「ちょっと気になるから、後で詳しく見てみよう」

といった行動をより一層引き起こしやすくなります。
折込チラシは即効性が高いとお伝えしましたが、届いてすぐに反響がなかったとしても、手元に置いておくことで何度も目に留まり、時間が経過してから反響に繋がるケースも多いのです。

また、折込チラシは新聞に挟まれて届きますから、ほぼ確実に家庭内へと持ち込まれ、受け取り手の目に触れることとなります。一方、ポスティングのように個別で届くチラシ類は、一読もされないまま捨てられてしまうケースも少なくありません。

折込チラシは、手元に届きやすいため保管してもらいやすく、後日の反響にもつながりやすいのです。

折込チラシの効果測定方法を知りたい方におすすめ

折込チラシの効果測定方法|正しく反響率を測定できる2つのステップ

3. 折込チラシとポスティングはどちらを使うべき?違いを項目別に徹底比較

ポスティング

ここまでの章で、折込チラシの効果は十分お分かりいただけたかと思います。
そんな折込チラシとよく比較されているのが「ポスティング」です。

実際、折込チラシとポスティングのどちらを使うべきか、お悩みの方も多いことでしょう。

この章では、どういう人が折込チラシを使うべきか、ポスティングを使うべきかを判断できるようにするため、両者を項目別に徹底比較しました。

まずは下記の比較表をご覧ください。

折込チラシとポスティングの比較表

上記を元に、折込チラシ・ポスティングそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
折込チラシ・ポスティングそれぞれで高い効果が見込める商品・サービスも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

3-1.折込チラシはこういう人にオススメ

折込チラシについては、すでに詳しく説明してきましたので、ここでの説明は割愛します。
早速、メリット・デメリットを見ていきましょう。

折込チラシのメリット

  • 1枚あたりの配布金額がポスティングよりも安い
  • ファミリー層(特に主婦層)や高齢者層、高所得者層にリーチしやすい
  • 配布枚数が多くても、一日で配布を終えることができる
  • 新聞と共に配布されるため確実に届けられ、かつ目にも留まりやすい
  • 荒天時でも確実に届けられるため、セールやイベント直前の配布も可能

折込チラシのデメリット

  • 新聞に挟める、一般的な厚さのチラシしか配布できない
  • 配布先は、新聞を購読している世帯に限定される
  • 配布エリアは新聞販売店単位で指定するため、ポスティングほど細かい指定はできない

折込チラシで高い効果が期待できる商品・サービス

上述した折込チラシのメリット・デメリットから、高い効果が見込めると考えられる商品・サービスは、

  • 平均顧客単価が低いもの(低コストで配布できるため、ROIが見合いやすい)
  • ファミリー層(主婦層)、高齢者層をターゲットとしたもの
  • 高所得者層をターゲットとしたもの
  • 短期間でセールやイベントが開催されるもの
  • 配布枚数や荒天時に関わらず、短期間で確実に配布したいもの

となります。
例として考えられる商品・サービスは以下のとおりです。

  • 家族で楽しむオススメ海外ツアー
  • 毎月届くオーガニックの白髪染め
  • 車や不動産などの高額商品
  • スーパーの、今週末の特売情報
  • パチンコ店の、今週末の限定イベント情報 etc…

3-2.ポスティングはこういう人にオススメ

ポスティングとは、チラシやパンフレットなどの配布物を、各住戸のポストへ直接投函する集客方法のことです。多くの場合、専門のポスティング業者に委託しますが、自社でポスティング用の人材を雇ったり、自分自身の手で配布物を投函するケースもあります。

「各住戸のポストに届く」という点で折込チラシと一致しているため、比較されることの多い集客方法です。そんなポスティングのメリット・デメリットは以下の通りです。

ポスティングのメリット

  • チラシやパンフレット、情報誌など、さまざまな形式の配布物に対応
  • 新聞購読の有無に関わらず、全世帯に配布することができる
  • 町丁別や建物単位など、細かく配布先を指定することができる

ポスティングのデメリット

  • 1枚あたりの配布金額が折込チラシよりも高い
  • 配布枚数が多いと、配布を完了するまでに時間を要する
  • 折込チラシと比べ、一読もされずに捨てられる可能性が高い
  • ポスティングの配達員が配布物を勝手に廃棄した事件も多く、慎重な業者選びが必要
  • 荒天時は配布されないため、希望日に配布されない可能性も

ポスティングで高い効果が期待できる商品・サービス

こうしたポスティングのメリット・デメリットから、高い効果が見込めると考えられる商品・サービスは、

  • 冊子や情報誌など、チラシ以外の形で”魅せる”ことに意義があるもの
  • 新聞購読率が低い、若い世代にも届けたいもの
  • より狭い範囲に特化した、地域密着型サービス
  • セールやイベントがある程度長い期間開催されるもの(数日の配布遅れが致命的とならないもの)

となります。
例として考えられる商品・サービスは以下のとおりです。

  • カタログ形式のアパレル通販のサンプルカタログ(ミニ冊子)
  • 新しくオープンしたヘアサロンの開店記念キャンペーン情報
  • 駅からは少し離れた居酒屋(徒歩での来店を想定)
  • 2週間連続で行われる、ショッピングモールのクリアランスセール etc…

どの商品やサービスにも、「譲れないポイント」があると思います。

「限定的な目玉セールだから、確実にセール開催直前に届けたい!」
「徒歩で来店されるお客様が大半だから、なるべく近場に絞って届けたい!」

折込チラシとポスティング、どちらがそのポイントに合致するのか。
それを元に判断すれば、きっと、効果的な集客に繋げられるはずです。

まとめ

今回は、折込チラシの効果についておまとめしました。
改めて内容をおさらいしてみましょう。

  • 折込チラシの効果(反響率)相場は0.01~0.3%
  • 折込チラシには、下記6つの効果がある

 1. 特定の地域に対して情報を発信できる
 2. 即効性が高い
 
3. 信用性が高い
 
4. ファミリー層・高齢者層に対して効率的にリーチできる
 
5. 高所得者層に対して効率的にリーチできる
 
6. 手元に残しておいていつでも再確認・共有ができる

  • ポスティングとの大きな違いは「配布単価」「読者層」「媒体形式」「確実性」などが挙げられる
  • 折込チラシ、ポスティングそれぞれにメリット・デメリットがあるため、自社が「譲れないポイント」を満たせる手法を選ぶべき

この記事が、折込チラシ検討時のお役に立ちましたら幸いです。

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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