ポスティングに最適な時間帯と避けるべき時間帯をデータを基に解説

ポストにストップウォッチ

「ポスティングをしたいのだけど、どの時間帯に行えば迷惑をかけることなく、ターゲットにチラシを届けられるのだろう?」

不要と思われがちなチラシをターゲットに迷惑になることなく配り、手に取って読んでもらうようにすることって難しいですよね。

ポスティングの時間帯に関する法律はないため、基本的にはいつ行っても問題はありません。

ただ、ターゲットの迷惑にならず、チラシを手に取ってもらいやすい時間帯があります。反対に、クレームになりやすい、絶対に避けるべきポスティングの時間帯もあります。

この記事では、ポスティングに最適な時間帯と絶対に避けるべきポスティングの時間帯を説明します。

また、ターゲットへチラシを確実に届けていただくために、以下の内容もお伝えします。

  • ポスティングで違法やクレームになるケース
  • ポスティングに最適な曜日

「ポスティングに適した時間帯を知って、集客をしたい!」という方の参考になれば幸いです。

1. ポスティングに最適な時間帯は「午前~13時前」!その2つの理由

ポストがたくさん

ポスティングは、午前~13時前の時間帯が適しています。その理由としては、次の2点が挙げられます。

  1. 集客効果を期待できる
  2. クレームを得にくい

1つずつ説明しましょう。

1-1. 集客効果を期待できる

午前~13時前の時間帯にポスティングをすると良いのは、集客効果を期待できるからです。

というのも、午前~13時前の時間帯にポスティングをすると、住人にチラシを手に取ってもらいやすいのです。

その理由は、折込チラシの入った新聞の配達時間帯が関係してきます。

新聞配達員の総合募集サイト・JOBACE(ジョブエース)によると、朝刊は2時~6時に配達されるのが一般的で、特に3時~5時半に配達されることが多いようです。

【朝刊の配達時間】

JOBACE(ジョブエース)「新聞配達の時間」
出典:JOBACE(ジョブエース)「新聞配達の時間」

夕刊の場合は、通常13時半~16時半に配達され、14時~16時に最も多く配達されています。

【夕刊の配達時間】

JOBACE(ジョブエース)「新聞配達の時間」
出典:JOBACE(ジョブエース)「新聞配達の時間」

折込チラシが入る新聞の朝刊と夕刊の配達時間をまとめると、次のようになります。

朝刊…午前6時までには配達が終わっている

夕刊…午後13時半ごろから配達され始める

午前~13時前というのは、折込チラシが入る新聞の朝刊や夕刊の配達時間を避けた時間帯であることをお分かりいただけるでしょう。

折込チラシが入る新聞の朝刊や夕刊の配達時間とかぶってしまったら、自社・自店舗のチラシが新聞折込に埋もれてしまう恐れがあります。

そこで、朝刊や夕刊の配達時間帯を避けた午前~13時前にポスティングをすれば、自社・自店舗のチラシが目立って、ターゲットに読んでもらえる可能性が高まるのです。

「午前~13時前にポスティングすると良いというのは、朝刊と夕刊を購読している世帯だけにいえることでは?」と思われるかもしれませんが、新聞を購読していない世帯にも有効です。

なぜなら、午前~13時前にポスティングをすれば、住人が帰宅したときにチラシを目にしてもらえる可能性が高いからです。

  • ファミリー世帯…主婦が幼稚園児の子供を送ってからの帰宅時間/午前中の買い物からの帰宅時間
  • 高齢者世帯…病院の午前診察からの帰宅時間
  • 単身世帯…仕事からの帰宅時間(夕方以降)

帰宅時にはポストに郵便物が入っていないかを確認することが多いですよね。帰宅時にチラシが入っていれば、自然と目に留まり、手に取ってもらいやすくなるといえるのです。

1-2. クレームを得にくい

午前~13時前は、ポスティングをしてもクレームを得にくい時間帯です。

日中であるこの時間帯であれば、住人や管理人(マンション・アパートの場合)が不在のことも多く、ポスティングをしても迷惑に思われる可能性が低くなります。

ただし、正しいポスティングをしないと、クレームとなる場合があります。

ポスティングで違法・クレームになるケースについては、3. ポスティングの時間帯に関する法律はない!違法・クレームになるケースは?で説明するので、ポスティングをする前に一読ください。

2. 絶対に避けたいポスティングの時間帯は「20時~深夜」

投函禁止マーク絶対に避けたいポスティングの時間帯は、「20時~深夜」です。

この時間帯に、郵便受けのある玄関でポスティングをしていると、住人に恐怖心を与えて不審者と思われる恐れがあるからです。

特に、チラシのポスティング先が女性の単身世帯や高齢者世帯の場合は、防犯上よくありません。不審者と思われてしまっては、クレームがきてポスティングがNGとなることもあります。せっかく費用をかけて作ったチラシも台無しになり、商材も宣伝しにくくなります。

また、夜間にポスティングをすることで、「チラシお断り」の表示を見落として投函するミスや、自転車や車などでポスティングに回る場合は事故も起こしやすくなります。20時~深夜の時間帯は、管理人や住人に会いにくい時間帯なのでポスティングはしやすいかもしれませんが、迷惑に感じる住民もいます。

1章で説明した通り、午前~13時前にポスティングをするようにしましょう。

3. ポスティングの時間帯に関する法律はない!違法・クレームになるケースは?

赤い受話器を持つ男性の手

「ポスティングに最適な時間帯と絶対に避けたい時間帯は分かったけど、本当にこの時間帯を意識してポスティングして大丈夫?法律はないの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。

実際のところ、ポスティングの時間帯に関する法律はありません。

つまり、どの時間帯でもポスティングをすることは可能なのですが、クレームにならないようにしつつ、チラシを届けるためには、1章・2章で説明した時間帯を意識することが大切です。

ただ、ポスティングに付随する行動が、違法・クレームとなる場合があるので注意が必要です。

違法・クレームとなる行動

問われる可能性のある罪・違反となる法律

①ポストが住宅の敷地内にあり、無断で立ち入ってポスティングする

②「チラシ禁止」を無視して投函する

③公序良俗に反するチラシをポスティングする

④誤って投函したチラシをポストから無断で取り出す

⑤郵便物でいっぱいのポストに無理やり投函して、ポストを破損させる

⑥住宅の敷地内に自転車を停めてポスティングする

<その他>

  • 同じチラシを複数いれる
  • 破損したチラシを入れる
  • 雨の日に濡れたチラシをポスティングして、他の郵便物も濡らす
  • チラシを不法投棄する

①刑法第130条の「住居侵入罪」に問われる恐れがある

②刑法第130条の「住居侵入罪」、軽犯罪法第1条第32項に反する恐れがある

③風俗営業法第28条第5項2に反する恐れがある

④軽犯罪法違反となる恐れがある

⑤刑法の器物損壊罪に問われる恐れがある

⑥刑法第130条の「住居侵入罪」に問われる恐れがある

ポスティングをするときは、時間帯を気にするとともに、違法・クレームとならないような行動を心がけましょう。

4. ポスティングで確実に効果を出すには時間帯以外に「曜日」も考慮する

カレンダーに印をつける手

ポスティングで確実に効果を出すには、ここまで説明してきた時間帯以外に、ポスティングをする曜日を考慮することも有効です。

ただ、ポスティングはどの曜日に行っても良いというわけではありません。なぜなら、曜日によってチラシを手に取ってもらいにくいからです。

たとえば、仕事をする人が多い平日は、チラシを読んでもらえる確率は低くなります。反対に、土曜日は休みである人も多いためチラシを手に取ってもらえる可能性は高いです。

土曜日がチラシを手に取ってもらえる可能性の高いというのは、新聞折込の業界団体・日本新聞折込広告業協会で実証されているデータです。

このため、土曜日にチラシポスティングをすれば、確実に効果を出しやすいといえるのですが、自社・自店舗の業種によっては、土曜日にポスティングをしても効果を得られない場合もあります。業種によってチラシの配布枚数が異なるからです。

業種

ポスティングに最適な曜日

流通業

平日:火曜日・水曜日・金曜日
週末:土曜日

サービス業

平日:金曜日
週末:土曜日

教育・教養

平日:月曜日・火曜日・水曜日

金融・保険

平日:火曜日・水曜日・木曜日

不動産業

平日:金曜日
週末:土曜日

メーカー

平日:月曜日・火曜日・水曜日・木曜日

その他(求人・広報誌など)

週末:日曜日

業種別のポスティングに最適な曜日については、コラム掲載の「ポスティングに効果的な曜日!データを元に業種別の最適な曜日を解説」で詳しく解説しています。

実際にポスティングを行う前に一読いただき、ポスティングに最適な時間帯も考慮してチラシを配布することをおすすめします。

5. ターゲットへ確実にチラシを届けるならポスティング専門業者を利用しよう

郵便受けを開ける男性

ポスティングに最適な時間帯、そして曜日も考慮してチラシを配れば、ターゲットに手に取ってもらいやすく、集客効果も期待できます。

しかし、中には「チラシをポスティングしたいのは広範囲。自分たちでは、ポスティングに最適な時間帯に配布できない…」という方もいるでしょう。

そんなときは、ポスティング専門業者を利用するのがおすすめです。

ポスティング業者は、ポスティングのプロ。ポスティングをする時間帯をこちらで指定することは難しいですが、配布したいチラシをターゲットへ確実に届ける体制が整っているので、集客効果は高いです。

ポスティング専門業者である弊社では、ターゲットへ確実にチラシを届けるために、次のような体制を整えています。

  • 全国のどんな場所でも、軽自動車を使って全世帯へ配達
  • チラシから広報誌、クーポン、リコール案内など多岐に渡る配布物のポスティングに対応
  • 公共サービスの配達が禁止されているマンションでの配達交渉
  • たとえ1通でも、ピンポイントのターゲットへポスティング
  • 配達員は全員GPS携帯を所持

また、ポスティングにともなうクレームの対応にも迅速に対応し、ケースによっては訪問にて謝罪・回収も行わせていただいております。

「自分たちでは、最適な時間帯にポスティングするのは難しい…」「ポスティングをする範囲が広く、時間がかかりそう…」という方は、ぜひ弊社のポスティングサービスをご検討ください。お問い合わせにて、ご連絡をお待ちしております。

まとめ

ポスティングに最適な時間帯は、午前~13時前です。この時間帯は、新聞折込に埋もれにくく、住人の帰宅時間とも重なることが多いです。チラシを手に取ってもらいやすく、集客効果も見込めます。

ただ、20時~深夜にかけてのポスティングは、不審者と思われやすく、クレームにもつながるので絶対に避けましょう。

ポスティングの時間帯に関する法律はありませんが、ポスティングに付随する行動が違法・クレームになることがあります。違法・クレームとなる行動に注意しながらポスティングすることが大切です。

さらに、ポスティングをする曜日も考慮すると、集客効果が上がります。ポスティングに最適な曜日は業種ごと異なるため、自社・自店舗の業種に合った曜日に行いましょう。

一見単純なポスティングですが、行う時間帯によって、ターゲットがチラシを読んでくれるかが分かれます。ポスティングの時間帯を意識して、効果的な集客を行いましょう!

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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