広報誌とは、発行する団体の活動や社会(文化)貢献となる行為を、一般またはグループ会員などに伝えるために発行される小冊子のことです。
その意味合いから、広報誌の目的は一般に、「その団体(企業、業界、同人など)の取り組み、社会(文化)的活動を広く伝えること」だといえます。
もっと先の深いところまでをいうと、「その団体(企業、業界、同人など)の取り組み、社会(文化)的活動を広く伝えることで、共感や信頼を得て、団体のイメージや価値を高めること」になります。
ただし、業種や対象とする読者によって広報誌の内容はそれぞれであり、目的や役割にも多少の違いがあります。また、
「伝えるためというのは分かっているけれど、目的としてピンとこない」
「広報誌の取り組みがどうして団体の価値を高めることになるのか、いまいち分からない」
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
そこで本記事では、会社(企業)、PTA、病院、市町村(自治体)の4つのグループに分けて、それぞれの広報誌の目的を、具体的な内容例つきで解説します!
読んで頂ければ、あなたの携わる広報誌の目的が明確にわかってくるでしょう。
さらに、目的意識を持つことで良い反響を得ている広報誌の実例を5つご紹介します!
記事を参考に、具体的で明確な目的を意識した価値のある広報誌の作成をしていきましょう。
1.【内容例つき】広報誌の目的を4グループに分けて解説
広報誌の目的を以下の4つのグループにわけて細かく解説していきます。
- 会社(企業)
- PTA
- 病院
- 市町村(自治体)
目的を、よりわかりやすくするために内容例を交えてお伝えしていきますので、ご自身の関わる広報誌に置き換えながらしっかり確認していってくださいね。
1-1. 会社(企業)の広報誌の目的
会社(企業 ※以下、総称して会社と記載します)の広報誌の目的は、端的にいうと、『その会社をPRすること』です。
もう少し詳しくいうと、『取り組みや功績など会社に関する情報を発信することによって、ステークホルダー(※)と良好で親密な関係を築き、長期的な信頼を獲得していくこと』となります。
※ステークホルダー:組織が活動を行うことで影響を受ける利害関係者を指す。会社でいうと、株主、従業員、顧客、取引先など。
会社の広報誌の目的はPRだとお伝えしましたが、PRとは「事業内容などの公共的価値を大衆や関係方面に広く知ってもらい、信頼や協力を強めようとする宣伝広告活動」のことです。
意図が反映される内容の例をみていきましょう。
会社の広報誌/内容例
【社長や社員の紹介】
社長や、部署や課ごとの社員を紹介する記事は、仕事ぶりや個々の能力だけでなく、趣味や特技、嗜好など私的な部分も紹介することで、読者に会社への親しみを感じてもらうことができます。
【社会活動の紹介】
会社の環境への取り組みや地域貢献などを紹介する記事は、読者から好感や信頼を得られます。
【読者の生活に役立つ記事】
会社の業務に関連して読者の生活に役立つ記事を載せると注目を集めやすく、会社のアピールに繋がります。メーカーなら自社開発の製品が日常生活のどこで役立っているかの紹介、飲食業界なら「食中毒の予防」や「ウィルス対策」の記事などが考えられます。
これらをみて頂ければわかるように、目的を達成していくためには、共感の得られる記事、信頼を得られる活動や功績を内容に取り入れていくことが求められます。
1-2. PTAの広報誌の目的
PTA の広報誌の目的は、『PTAの活動や学校での教育活動を、保護者や学校、地域の人々に伝えること』です。
広報誌という媒体を通して、保護者(PTA会員)と学校、地域をつないでいくパイプのような役割を担っているといえます。
目的を意識した内容例を挙げてみましょう。
PTAの広報誌/内容例
【PTA活動の紹介】
主催する活動(お祭り、バザー、学習会など)を紹介します。メインとなる記事ですが、報告に終始するとつまらなくなり、読んで貰えない懸念があります。写真を多くしたり、臨場感のある文章など工夫を凝らし、楽しさを意識した記事にすると良いでしょう。
【学校行事の紹介】
学校行事の記事は、保護者にとても喜ばれます。子供との会話のきっかけにもなりますよね。保護者が同行できない行事の記事なら、さらに興味津々で読まれるでしょう。内容によっては、保護者以外の地域の人達にも学校に関心を持ってもらえます。
【保護者に役立つ情報】
保護者に役立つ(知りたい)情報を提供していくと、広報誌及びPTA活動に興味を持たれやすくなります。たとえば以下のような情報です。
- 放課後、子供が安全に過ごせる学童施設などの情報
- 雨天のときに遊びに行きやすい地域の施設情報
- スマホを子供に持たせるべきかどうか
- 昨今の学習塾(習い事)情報
保護者が「他のお子さんはどうなのかな?」と知りたがっている問いに関してアンケートを行い、結果を掲載するといった記事も人気があります。
例を見て頂くと、広報誌が、保護者(PTA会員)や学校、地域をつなぐパイプの役割を果たすためには、まず、PTAに興味を持ってもらうことに留意すべきなのが分かると思います。
興味を持つ人が増えれば、活動の輪が広がり活動自体も活発になっていくでしょう。
1-3. 病院の広報誌の目的
病院の広報誌の目的は、『患者とのコミュニケーションを活発にし、円滑な治療、及び健康生活が送れるように支援していくこと。その活動を知らせることで周辺住民に認知され、信頼関係を構築すること』です。
目的を意識した内容の例を挙げてみましょう。
病院の広報誌/内容例
【病院の特性やサービスの情報】
患者、及び住民にとってはとても興味のある記事です。高度専門のスタッフがいる曜日があるならそれを示すとか、認定医の充実ぶりの紹介記事もいいですね。病院に国際認証などがある場合は、その意味も含めて解説を載せてください。
「花粉症対策無料セミナー」など医師や看護師が行うイベントを紹介するのもいいでしょう。まだ病院に掛かったことのない住民が訪問するきっかけにもなります。
【院長や医師の紹介】
必要な記事ですが、堅苦しくならないように注意しましょう。経歴などはあった方がいいですが、専門的な難しい言葉よりも、人間性を知ってもらうような紹介の方が広報誌の目的に沿っています。
医師だけでなく、看護師や職員の紹介企画もありでしょう。住民から親近感を持って貰えるような内容にしましょう。
【在宅医療や福祉連携など地域に役立つ情報】
地域全体の医療や福祉に役立つ情報を提供していくことも、病院広報の役割のひとつです。患者や家族、地域の人達が日々不安に思っていたり、「知っておきたい」と感じる内容を掲載して、信頼関係を構築しましょう。
広報誌は、病院の活動や社会貢献活動などを多くの人達に知ってもらう、いわば、病院と患者、周辺住民の「架け橋」のような役割になりますので、お年寄りや病弱な人も読みやすく理解しやすい記事にしていくことに留意しましょう。
1-4. 市町村(自治体)の広報誌の目的
市町村(自治体 ※以下は総称して市町村と記載します)の広報誌は、そこで暮らす住民への情報発信のために発行されます。目的は、『自治体の取り組みや文化、活動を広く伝えて知ってもらうこと』です。
目的に添った内容の例をみていきましょう。
市町村の広報誌/内容例
【地域独自の文化や歴史の紹介】
地域の文化や歴史を伝えることで、郷土への愛着や誇りを持って貰いましょう。土地の有名人や名産品の紹介も良いですね。
【地域で活躍する住民、地元企業などの紹介】
現在その市町村で活躍する企業や住民の紹介記事は、地域のことをよく知ってもらうのに役立ちます。奮闘している企業や人々を知ることで、読み手は活力を得られ、地域活動でのモチベーションが向上します。
【生活に役立つ情報】
市町村の広報誌ならではの情報、たとえば行政の告知であったり、暮らしに密着したサービスなどのお知らせは、詳しく、わかりやすく載せていきましょう。役立つ情報が必ず載っていると知れば、広報誌の読者は今よりもっと広がります。
これらを見て頂ければわかるように、市町村の広報誌は、住民が地域に愛着を持ち、それぞれの活力を引き出す役割を担っています。言い換えれば、地域コミュニティの結びつきを深めるツールであるともいえます。
2. 目的に沿って良い反響を得ている広報誌|5つの事例
広報誌の目的が明確になってきたでしょうか。
さらに具体的に目的をイメージして頂くために、この章では、良い反響を得ている広報誌の事例をご紹介します。
- 日立ソリューションズ「プロワイズ」
- 福岡県立春日高等学校「須久の里」
- 福井県坂井市立丸岡中学校PTA「エガオノチカラ」
- 医療法人社団東山会「東山だより」
- 埼玉県三芳町「Miyoshi」
5つの団体が、立てた目的に沿ってどのように広報誌を作成していったのか、どんな成果を得たのか、ご覧になってぜひ参考にしてくださいね。
2-1. 日立ソリューションズ「プロワイズ」
出典:日立ソリューションズ
ソフトウェア・サービス事業を展開する日立ソリューションズでは、顧客向け季刊広報誌「プロワイズ」が「2017日本BtoB広告賞」PR誌の部で銀賞を受賞するなど高い評価を得ています。
【「プロワイズ」創刊の目的】
- 顧客(企業のエグゼクティブクラス)との深い絆をつくる
- 顧客と協創していくことで社会イノベーション(技術革新)への取り組みを強化していく
【目的に沿った工夫】
- ビジネスのヒントになる多彩な情報、トレンドを踏まえた幅広いテーマ・ラインナップによる構成で顧客の知的好奇心を刺激する
- 表紙の題字を読者から募集するなどお客様参加型の企画の実施
【良い反響】
- 「プロワイズ」を楽しみにする顧客が多く、リレーションシップ(関係性)を築くきっかけとなっている
- 顧客アンケートでは、「プロワイズ」の内容について満足しているという回答が95%を超えてい
- 「日本BtoB広告賞」PR誌の部で2年連続銅賞を受賞。2017年には銀賞を受賞
日立ソリューションズでは、基本的に広報誌を手渡しするという方法を取っており、それも顧客とのコミュニケーション活性化に繋がっているそうです。
2-2. 福岡県立春日高等学校PTA「須玖の里」
出典:春日高等学校
福岡県立春日高等学校のPTA広報誌「須玖の里」は、平成24、25年と「福岡県公立高等学校PTA連合会広報誌コンクール最優秀賞」を2年連続で受賞、平成26年にも優良賞を受賞しています。
【「須玖の里」創刊の目的】
- 保護者(PTA会員)と学校、地域のコミュニケーションを深める
- PTAの活動や学校での教育活動を、保護者や学校、地域の人々に伝える
【目的に沿った工夫】
保護者や学校、地域の住民も興味を持つ内容や企画を掲載する。
例)
①学校長、PTA会長、生徒会長(3年生女子)の対談
②「春日VOICE」と題した「春日生としての誇り」「大切な友人がいるか」「将来就きたい職業」などを聞いたアンケート結果
③各部活動のユニフォーム、食堂メニューの紹介 など
背景の色を青や黄色で色分けし、写真の配置も工夫、段ごとのスローガンの書体を独自のものにして読者に訴えかける
【良い反響】
- 福岡県公立高等学校PTA連合会広報誌コンクール」での連続受賞
- 「須玖の里」はメディアでもとりあげられ、春日高等学校PTAの活動が内外に紹介された
春日高等学校のホームページには、PTAの活動が常時掲載されていて、教育活動とPTA活動の良好な関係がうかがえます。
広報誌「須玖の里」はPTAの存在価値を高め、学校と保護者及び地域の関係を円滑化する役割を果たしているといえるでしょう。
2-3. 福井県坂井市立丸岡中学校PTA「エガオノチカラ」
出典:福井県坂井市
福井県坂井市立丸岡中学校PTAの広報誌「エガオノチカラ」は、福井県PTA連合会の広報誌コンクールで最優秀賞、全国小・中学校PTA広報誌コンクールで日本教育新聞社社長賞を受賞しています。
【「エガオノチカラ」創刊の目的】
- PTAの広報誌として保護者の頑張りを伝える媒体にする
- 地域と学校を繋げる媒体にする
【目的に沿った工夫】
- 丸岡中学では生徒がボランティア活動をしているが、ボランティアをした生徒ではなく、ボランティアを受けた地域の人を取材して記事にする→ 広報誌は回覧板に挟まれて地域の家庭にも届くので、子供の事だけでなく地域の人の顔が写っていた方が興味が持てる
- イベントに出かけて地域の方を取材した記事を掲載
- 「丸P調(丸岡中学校PTA調査隊)」コーナーの調査するテーマは保護者と先生から募る→ 保護者と先生両方の意見を反映して共有する
【良い反響】
福井県PTA連合会の広報誌コンクールで最優秀賞、全国小・中学校PTA広報誌コンクールで日本教育新聞社社長賞を受賞
「エガオノチカラ」では、LINE問題といった保護者の悩みなど独自の話題を特集している所も注目を浴び、地域の人にも読者を広げてPTAの価値を高めています。
2-4. 医療法人社団東山会調布東山病院「東山だより」
医療法人社団東山会 調布東山病院では、患者向けに健康に役立つ情報、病院の取り組み、地域情報を盛り込んだ「東山だより」を年に3回発行しています。
【「東山だより」創刊の目的】
- 患者や地域の医療機関、介護事業所、地域住民、行政といったステークホルダーに病院を知ってもらい、使ってもらう
- 職員が自分たちや法人の取り組みを客観的に把握することで自信と誇りを持ち、勇気づけられて自発的に仕事に取り組むようになる
【目的に沿った工夫】
- 患者に有益な医療知識や健康情報を「読み物」として届けるページを多くする
- 職員の思いやエピソードを盛り込んで、東山会の「誠実さ」「温かさ」が伝わる紙面づくりを心掛ける
- 医療の勉強会やイベント、お祭りへの参加など、地域連携の促進のために行う院外活動を伝えるページを設ける
【良い反響】
- 患者及び地域の多くの人が病院に対して関心を持ってくれるようになった
- 「東山だより」を持って診察に来られたり、記事について感想をいう患者さんも多い
- 自発的に仕事に取り組む職員が増え、それが自信になってさらに積極的な行動(医療、看護)に繋がっている
「東山だより」では、医療や福祉に偏りがちな病院広報誌の誌面を和ませる方法として“地域で愛されるおいしいお店”を紹介するなど、柔軟な企画も取り入れて多くの読者を獲得することに成功しています。
2-5. 埼玉県三芳町「広報みよし」
出典:埼玉県三芳町
埼玉県三芳町の「広報みよし」は、2015年に全国広報コンクール最高賞である内閣総理大臣賞を受賞しました。
【「広報みよし」創刊の目的】
- 地域をはじめ多くの人に三芳町に関心を持ってもらう
- 「日本の里100選」に選ばれた三芳町の認知度を高める
【目的に沿った工夫】
- 三芳町の魅力(都内から25分で蛍が見られる、武蔵野の雑木林と農村風景の美しさなど)を、雑誌と見まがうようなビジュアルと読み応えのある内容でアピール
- デジタル化(アプリ)の導入で情報を広く拡散
- 自動翻訳エンジンと連携し日本語、英語、中国語繁体字、韓国語、タイ語の6言語のデジタルブックを作れる情報発信ツールを使用して発信
【良い反響】
- 全国広報コンクール最高賞である内閣総理大臣賞を受賞しメディアで取り上げられる
- デジタル化と翻訳エンジンの導入で若い読者や外国人ファンを多く獲得
- 国内はもとより海外からの閲覧数も増えた
- 蛍を見に来た観光客が倍以上に増加
「デジタルで「広報みよし」を読んだ町外の人から、実物も欲しいということで冊子の取り寄せ依頼が増えている他、フェイスブックページで外国人からのコメントと「いいね!」が増えたり、イベントに外国人ファンが多く訪れたりという効果も表れているそうです。
人々の町への関心を高め認知度を上げる=町の価値を高める、という広報誌の目的に沿った工夫が成功した例といえるでしょう。
3. 目的を見失ったら「何を」「誰に」「どんな風に」伝えたいかを考えよう
成功例をご覧になり、冒頭でお伝えした「広報誌の取り組みが団体の価値を高める」という目的の意味合いが具体的にイメージできたのではないでしょうか。
『意味はわかったが上手くいかない』と思われている方のために、この章では、広報誌作成に行き詰まって目的を見失った時に改めて考えるべき3つの要素について解説します。
- 何を伝えたいのか
- 誰に伝えたいのか
- どんな風に伝えたいのか
1つずつ解説していきますので、しっかりチェックしていきましょう。
3-1. 何を伝えたいのか
目的を見失ったときは、まず、広報誌でどんな内容を伝えたいのか? を考えましょう。
たとえば以下のような内容です。
- 団体の理念や存在の目的(役割)を知って欲しい
- 団体の概要や事業内容、取り組みを紹介して共感を呼びたい
- 活動の様子や参加者の思いを伝えて興味を喚起したい
- これまでの取り組みによる成果を知らせて関心を持って欲しい
- これから行う事業の予告や情報告知で参加や協力を求めたい
伝えたいメッセージをハッキリさせることで、あなたが広報誌を作る目的が明確になります。
3-2. 誰に伝えたいのか
伝えたいメッセージは誰に向けてのものなのか、ステークホルダーは誰なのか? を考えましょう。
たとえば以下のような相手です。
- グループの会員(顧客)
- 地域住民
- サービスの利用者
- 行政
- メディア
伝えるべきターゲットを明確にすることで、どんな内容を伝えるべきなのかが分かり、力を注ぐべき方向が見えやすくなります。
3-3. どんな風に伝えたいのか
何を?誰に?まで考えたら、次にそれをどんな風に伝えたいのか? を考えましょう。
たとえば、以下のような思いです。
- 分かりやすく面白く伝えたい
- 強いインパクトを持たせたい
- とにかく楽しいイメージで伝えたい
どんな風に伝えたいか? その思いによって企画の内容や表現、デザイン、レイアウトも違ってきます。
何の企画を選び、表現や見せ方はどうしていけばいいのかが、どんな風に伝えたいかを知ることで明らかになります。
以上のように、広報誌の果たすべき役割を見失った時には、「何を」「誰に」「どんな風に」伝えたいか? を考えてみましょう。そうすることで目的を再確認でき、モチベーションをあげて広報誌作成に取り組めるようになります。
自治体の広報誌について知りたい方におすすめ
まとめ
広報誌の目的は、『その団体(企業、業界、同人など)の取り組み、社会(文化)的活動を広く伝えることで、共感や信頼を得て、団体のイメージや価値を高めること』です。
グループ(団体)によって、表現や対象となる読者が違ってくるため、4つに分けてお伝えすると以下のようになります。
【会社(企業)の広報誌の目的】
取り組みや功績など会社に関する情報を発信することによって、ステークホルダーと良好で親密な関係を築き、長期的な信頼を獲得していくこと
【PTAの広報誌の目的】
PTAの活動や学校での教育活動を、保護者や学校、地域の人々に伝えること
【病院の広報誌の目的】
患者とのコミュニケーションを活発にし、円滑な治療、及び健康生活が送れるように支援していくこと。その活動を知らせることで周辺住民に認知され、信頼関係を構築すること
【市町村(自治体)の広報誌の目的】
自治体の取り組みや文化、活動を広く伝えて知ってもらうこと
広報誌の作成に行き詰まった時には、「何を」「誰に」「どんな風に」伝えたいかを考えるようにしましょう。そうすることで、目的を再確認することができます。
記事を参考に、具体的で明確な目的意識を持って、反響の得られる広報誌を作成していきましょう。