ハガキDMの良いデザインを作るための6つのコツ【デザイン例付き】

日本郵便株式会社

「少しでも反響の出るハガキのダイレクトメールを作りたいけれど、どんな風にデザインしたらいいんだろう。参考になる例が知りたい」

あなたはいま、こんな悩みを抱えていませんか?

毎日のように郵便ポストで目にするDMですが、いざ自分で作ろうとすると一体どこから手を付ければいいのか、わからなくなってしまいますよね。

特にハガキDMは、新聞の折り込みチラシなどに比べてサイズも小さいため、盛り込める情報も限られてきます。どの情報を入れて、どの情報を省くのか、ちょっとしたコツを知らないと、何を言いたいのかわからないDMになってしまいます。

では、効果の出せるハガキDMのデザインを作るには、一体どんな風にすればいいのでしょうか?そこで今回は、下記のポイントを取り上げてお伝えしていきます。

  • 実例から学ぶハガキDMの良いデザインを作るための6つのコツ
  • 自分で作るときに役立つ、おすすめのソフトやテンプレート6選

どんなハガキDMのデザインが、お客様の心をつかみ、高い反響率へとつなげていくのかを、実例とともにご紹介していきます。
この記事を読むことで、ハガキDMの良いデザインについて理解でき、実際にご自分で作成するところまでできるようになりますよ。

1.  実際のデザイン例付き!ハガキDMの良いデザインを作る6つのコツ

ハガキDMはお客様に読んでもらうことを前提としています。商品情報を紙面で一生懸命紹介しても、ひとつも読まれないまま捨てられてしまっては、まったく意味がありません。

そこで必要なのが、お客様の興味を引くようなデザインの工夫をすることです。ここでは、実際の例を見ながら、相手の目を引くための良いハガキDMのデザインのコツを、6つに分けてご紹介していきましょう。

1-1. キャッチコピーは紙面の3分の1を使う

ハガキDMでもっとも大切なのは、相手に一番伝えたいメッセージ=キャッチコピーを、一目で理解してもらうことです。キャッチコピーを目にすることで、お客様はハガキDMがなぜ送られてきたのか、それが自分にとって必要な情報なのかどうかを瞬時に判断します。そのため、キャッチコピー次第で読まれるハガキになるのかどうかが決まるといっても、過言ではありません。

そんな重要なキャッチコピーですが、ハガキ紙面の3分の1~半分程度を割いて表示しましょう。

キャッチコピーにここまで大きなスペースを取る理由は、もっとも伝えたいメッセージを目立たせることで、お客様にしっかり読んでもらいたいからです。どれも均一の大きさだと、見た目は整理されているようでも、一体どの部分に注目してほしいのかがわかりにくくなってしまいます。

伝えたい内容を大きく、その他の内容を小さく表示して視覚的なメリハリをつけることで、反響率も上がりやすくなります。

【キャッチコピーに誌面の約1/3を割いた例①】

上記の例を見ると、誌面のほぼ1/3を割いて、新年の挨拶を表現しています。昨年店舗を利用していただいたことへの感謝を述べ、新年度もご贔屓にしてくれるよう、大きなスペースを使用して伝えることで、お客様への感謝の気持ちがよく伝わってきます。

【キャッチコピーに誌面の約1/3を割いた例②】

この見本では、紙面の3分の1を割いてたった一言、その後の住み心地について尋ねています。伝えたかったメッセージをたっぷりのスペースを取って表示することで、とても心に響きやすい結果となっています。

このように、お客様の心を真っ先に捉えるキャッチコピーを記載する場合は、たっぷりの紙面を使って表現すると、お客様の感情にストレートに伝わります。

1-2. 視線の流れに合わせてZ型またはN型にレイアウトする

もともと人間は物を見るとき、左→右へ、上→下へ目線を動かす習性があります。これは、人間の心理効果によるものです。

この視線の流れを利用して、ハガキDMをデザインする場合も、横書きなら左上から右下へ向けて、アルファベットの「Z」を描くように考慮しましょう。
縦書きの場合は、右上から左下に向かってアルファベットの「N」をなぞるようにデザインします。

Z型とN型このようにすることで、読み手はストレスを感じることなく、自然と目で文字を追いやすくなります。その結果、書かれている内容がすんなりと頭に入るため、ハガキDMとして訴求効果をより高めることができます。

【Z型の例①】

Z型の始まり部分である左側には、もっとも重要な新年の挨拶を表記しています。そのまま視線をZ型にずらしていくと、一番最後に「10%OFF」のお得なクーポンの情報が目に入るようになっています。

このようにお客様の視線の流れを利用することで、店舗からの挨拶と来店特典の貴重な情報が、目に飛び込んでくるようデザインしました。

【Z型の例②】

上記の例を見ると、Z型の始まり部分(左上部分)に大きなパンの写真がレイアウトされています。一番目につくこの場所に、店舗の「3周年」という重要なメッセージを込めることで、お客様はこのハガキを一目見て何が書かれているのかを瞬時に読み取れます。

また、Z型の視線の流れにそっていくと、下に目線が下がったところで「グラスワイン ALL¥300」という、お客様にとってお得な情報がわかりやすく書かれています。そのため、このハガキを手にとった方は、自分にとって有益な情報を捨てることはせず、じっくり目を通すであろうことが想像できます。

【N型の例】

こちらはN型のデザインを施した実例になります。右上から始まり、縦型に読んでいく文面となっていますが、やはりここでも上から下に視線が流れていく習性に合わせて、左端に重要な内容を配置していることがわかります。

個展の案内状である本状は、その開催時期を一番左端に表記することで、お客様が個展に足を運べる時期について訴求しています。

このように、お客様の一番欲しい情報が、きちんと目に留まる位置に来るよう工夫することで、きちんと読んでもらえるDMに変身することができます。

1-3. アイキャッチとなるアイコンを活用する

いざDMを作ろうとしたときにやりがちなのが、伝えたいことを少しでも多く盛り込もうとして、文字や数字だらけの読みにくい紙面になってしまうことです。
これでは、お客様の目に留まるどころか、読みにくいと判断され、一瞬にして捨てられてしまいます。

そのようなことを避けるためには、紙面のところどころにアイキャッチとなるようなアイコンを置き、見やすく工夫することが大切です。たとえば、文字だらけになってしまっている紙面でも、「地域No.1」といったようなステッカー型のアイコンを入れたり、「STEP1」「STEP2」などのように、合間に数字を挟むことで見やすさがぐんと変わります。

【数字をアイコン化した例①】

こちらの実例では、不動産会社のサービスについてまとめています。
一見しただけで文字が多く、なんだか読みにくそうだと思われがちですが、こちらのハガキDMは例外です。なぜなら、右ページのところで数字をアイコン化して表示しているからです。

このアイコン化のおかげで、誌面にメリハリがつき、どこを読むべきかが一目瞭然でわかるようになりました。

【数字をアイコン化した例②】

上記の例では、コーヒー店の10周年を伝える「10th Anniversary」という文字が使用されています。印象的な黒地に、カラフルな食器の写真と白抜きの文字が並ぶことで、とてもスタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。

ここでの注目ポイントは、「10th」の文字を丸く囲ってアイコン風に見せたことで、紙面がすっきりと見やすくなっている点です。ハガキが黒バックであるため、文字が読み取りにくい点が不安でしたが、このように文字と数字をアイコンで分けることで、どこに何が書かれているかが一目瞭然でわかり、カードを目にした人にもメッセージがよく伝わってきます。

1-4. アピールしたい内容を目立つ場所に配置する

一番アピールしたい内容(新商品登場や新規メンバー募集、新規開店など)を、紙面のもっとも目立つ場所に書きましょう。お客様はハガキDMに書かれている情報が、自分にとって有益なのかどうか、その点に一番関心を持っています。

そのため、お客様にとって得になる情報であることを知ってもらえるよう、一番伝えたい内容を目立つ位置に置いてみることをおすすめします。

こちらは、掃除専門の会社が出しているハガキDMです。家事代行サービスが、どれほど便利で楽なのかを「ママに代わっておそうじ」という一文を目立つ位置に置くことで、上手に表現できています。

【もっとも伝えたい内容を目立つ場所に配置した例②】

こちらのハガキDMでもっとも伝えたいことは、再度来店してくれた顧客へ20%の割引サービスを実施するということです。最初の来店に感謝の意を表す「Thank you for coming!」というメッセージと、「20%OFF」というお得な情報を、誌面の8割ほど割いて中心に大きく掲載しました。

このようにアピールしたい情報を上手に目立たせることで、お客様にも価値のある情報だということをあますことなく伝えることができます。

1-5. イメージに合わせたフォントを使用する

文字のフォントは、商品やサービスを訴求したいターゲットや、コンセプトに合わせたものを使用しましょう。

よく使われるフォントには、次のようなイメージがあります。それぞれの特徴を理解して、イメージに合わせたフォントを使用することで、訴求内容をより深く印象付けることが可能です。

明朝体 明朝体 繊細・知的・女性的・和風・まじめ・信頼と高級感
楷書体 楷書体 歴史的・礼儀正しい・伝統的
ゴシック体 ゴシック体 力強い・男性的・カジュアル・安定
丸ゴシック体 丸ゴシック体 ポップ・やわらかい・子供らしい・楽しい

ここでひとつ気を付けたいのは、1通のDMのなかで使用するフォントは、3種類以下に抑えておくことです。多種類のフォントを混在させてしまうと、全体的に読みにくくなり、デザインにメリハリがなくなってしまうからです。

フォントの種類と使用数は、デザインする前段階でしっかりと絞りこんでおきましょう。

【フォントについての事例】

こちらは学習塾のDMになります。成績アップの秘訣5つを説明するのに、ゴシック体のフォントでまとめました。

ゴシック体を利用することで、書かれている内容がとても力強く感じられます。このDMからは塾の自信までも漂ってくるように思われ、安心して利用できるのではないかというイメージを持つことができました。

このように、訴求内容に合わせたフォントを上手に選ぶことは、誌面の内容にさらなる信憑性を持たせることにもつながります。

1-6. 季節に合わせた色を使う

ハガキDMを作る際、その色選びも大変重要なポイントとなります。なぜなら、人は色によってイメージを左右されやすいからです。

特に、ハガキDMの場合は、季節やシーズンごとのイベントに合わせた色を選びましょう。1年を通じて送られてくるDMには、目新しさが乏しくなっていきます。

その点、季節やイベントを想起させるDMは、毎回新鮮味を感じることができ、お客様にとっても新しい情報が得られるのでないかという期待を抱かせてくれます。季節に合わせた色には、下記のものがあります。

桜のようなピンク、若葉のような淡い緑などのパステルカラー
強い日差しの赤やオレンジ、ひまわりの黄色、空や海のような青色などのビビッドカラー
紅葉を想起させる深い赤・黄色、枯れ木などの茶色、柔らかな秋日のようなオレンジなど暖色系カラー
雪を連想する白や銀、冬空のグレーなどグレイッシュカラーやペールカラー

また、季節のイベントを連想させる代表的なものとしては、以下のものがあります。

お正月 お祝い事を感じさせる赤や金色
ひな祭り 桃の花のようなやさしいピンク色
ハロウィン かぼちゃのオレンジ色
クリスマス キリストの血の赤色、もみの木の緑色

このような色を意識することで、お客様の興味を引きつつ、常に新鮮味のある見せ方をすることができます。ぜひ時期にこだわった色使いを、心がけてみてください。

【季節の色に合わせた事例】

こちらの例は、年末年始のセール情報について伝えているものです。お正月のめでたいイメージをほうふつとさせるような、赤と金を基調にし豪華な雰囲気に仕上げています。一目見ただけで、新年のイメージが伝わってくる季節感たっぷりの一枚です。

このように、ハガキDM作成の際には、6つのコツを押さえてておくだけで、お客様に予想以上の働きかけをすることができます。何もびっしり文字で伝えなくとも、ちょっとした工夫をこらせば、商品やサービスのイメージを膨らませて伝えることができるのです。

すべてを盛り込むのは難しいかもしれませんが、手軽に取り入れられるものがあれば、ぜひ積極的に活用してみてください。

【ハガキDMのデザインを考えるのが苦手な方には】

既存のテンプレートを利用すれば、プロのようなハガキDMを作ることができるのでおすすめです。くわしくは、第3章「より手軽に作りたいときにおすすめのテンプレートサイト3選」でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

おしゃれなデザインはこちらの記事で紹介しています

マネしたくなるおしゃれなDMデザイン10選と自分で作る5つのコツ

2. 自分で作るなら活用したいおすすめソフト3選

ハガキDMのデザイン作成に関して、前述した6つのコツを押さえることができたら、今度は実際の作業へ移ってみましょう。そんな時にオススメなのが無料で使えるソフトを利用することです。

これから紹介するツールを利用すれば、自分のセンスにいまいち自信のない方でも、あっという間におしゃれなハガキを作ることができます。

2-1. POPKIT for WEB

POPKIT for WEB

出典:POPKIT株式会社

POPKIT for WEBは、パソコンで利用できる無料ソフトです。このほかにも、iPhoneやiPadで利用できるアプリバージョンも展開しています。

専用のツールをダウンロードしなくても、WEBブラウザ上でサクサク動くので、初めての方でも戸惑うことなくスムーズに使い始めることができます。

また、全国のクリエイターたちから提供された素材は、数も豊富でさまざまなテイストのイラストがそろっています。宣伝したい商品やサービスの内容を見比べながら、ふさわしいデザインを選ぶことが可能です。

【ここがおすすめ!】
①ハガキだけでなく、ポップや名刺なども作れる
②スタンプ感覚で必要要素を乗せるだけで、見栄えのする作品ができる
③実際店頭で使用されている事例を多数掲載しているため、参考になる

【公式サイト】
https://www.popkit.net/

2-2. Canva

Canva(キャンバ)

出典:Canva

Canvaはおしゃれな素材がそろっていることでも知られる、無料のデザイン作成サイトです。オーストラリア発祥のこのサイトの特徴は、なんといっても素材点数が多いこと。無料テンプレートは5万点以上あり、どれも見栄えがするので、目移りしてしまいます。

そのため、ユーザーが一目で欲しい素材にたどり着けるように、ポスター・ロゴ・フライヤー・プレゼンテーション・カード・名刺など、豊富なテンプレートをカテゴリー別に分類してくれています。さらに、そのカテゴリーの中でも、雰囲気や用途などによってテンプレートが分かれるため、本当に欲しかったデザインがスムーズに見つかります。

備え付けの写真素材も使用できるのが、うれしいところです。ただし、こちらは無料と有料があるので、写真使用の際はよく注意して作業を進めていきましょう。

【ここがおすすめ】
①テンプレート5万点以上など、素材が豊富
②写真素材も使用することができる(無料・有料あり)
③テンプレートや素材のセンスが、とにかくおしゃれ

【公式サイト】
https://www.canva.com/

2-3. かんたんDMメーカー

かんたんDMメーカー

出典:株式会社リライ郵社

DM発送の専門業者「DM本舗」が管理しているサイトです。専門業者だけあって、DMに特化した素材デザインを豊富に用意しており、簡単な操作で魅力的なハガキDMを作成することができます。

こちらのテンプレートを利用してハガキを作成した場合は、同社でハガキ購入・印刷までを依頼することが条件となっています。デザインテンプレートのみの利用は不可ですので、ご注意ください。

【ここがおすすめ】
①ハガキDMのデザインが完成したあとは、印刷・投函までをお任せできる
②イラストや写真が用意できなくても、DMにぴったりの素材を無料で使用できる

【公式サイト】
https://www.dm-honpo.net/dm_maker/

3. より手軽に作りたいときにおすすめのテンプレートサイト3選

ハガキDMの作成は、前述した無料アプリやソフトの活用以外にも、テンプレートサイトを利用することでさらに手軽に進めることができます。

豊富なテンプレートと使いやすい操作性で、初めてでもハガキDMが作れので安心です。おすすめの3社についてご紹介していきましょう。ぜひ参考にしてみてください。

3-1. ピクスタ株式会社

ピクスタ株式会社

出典:ピクスタ株式会社

画像・動画素材の専門サイト「PIXTA」では、無料チラシのテンプレートを自由に使用できます。チラシ・ポスター・DM用に用意されたテンプレートは、950点以上。扱う商材や業種、または季節やイベントなどによってタイムリーなDM作りをすることができます。

テンプレートを選択したあとは、パワーポイントを使ってデザインを操作していくので、専用のソフトなどをダウンロードする必要がありません。なんのストレスもなく、すぐにDM作りを始められるので、初めてDM作りに着手する方でも、楽しんで作業することができます。

作り方は、たったの3ステップです。

STEP1 テンプレートをダウンロードする

STEP2 写真を差し替える

STEP3 テキストを編集する→完成

となります。プロが手がけたような出来栄えに、きっと満足することができるでしょう。

【ここがおすすめ】
①950点以上の豊富なテンプレートにより、業種やサービス、季節などに合わせたDMが作れる
②美容・飲食店向けなど、業種に特化したテンプレートを抱える

【公式サイト】
https://pixta.jp/

3-2. ラクスル株式会社

ラクスル

出典:ラクスル株式会社

ネット印刷を専業とするラスクル株式会社が、オンラインデザインのテンプレートを公開しています。28業種のなかから、最も適したテンプレートを選べるようになっているため、とても便利です。職種を細かく分類することで、より迅速に目的のテンプレートにたどり着けるよう工夫しています。

こちらのテンプレートを利用してハガキを作成した場合は、同社でハガキ購入・印刷までを依頼することが条件となっています。デザインテンプレートのみの利用は不可ですので、ご注意ください。

【ここがおすすめ】
①ハガキDMのデザインが完成したあとは、印刷・投函までをワンストップで依頼できる
②168種類(2019年12月時点)ものテンプレートで、希望のデザインに近いものが作れる

【公式サイト】
https://raksul.com/directmail/

3-3. 日本郵便株式会社

DMファクトリー

出典:日本郵便株式会社

日本郵便株式会社が監修する、「DMファクトリー」のサイトです。
飲食店、学習塾、美容系など、職種を選定すれば、それにふさわしいデザインが表示されるので便利です。そのほかにも、縦向きか横向きか、色はどのような系統でいくのかなど、希望条件に細かくチェックをつけていくと、おすすめのテンプレートが表示されるので、大いに参考になります。

こちらのテンプレートを利用してハガキを作成した場合は、同社でハガキ購入・印刷までを依頼することが条件となっています。

デザインテンプレートのみの利用は不可ですので、ご注意ください。

【ここがおすすめ】
①DMデザインが完成したあとは、かもめ~るや年賀はがきに印刷を依頼することもできる
②イラストや写真が用意できなくても、DMにぴったりの素材を無料で使用できる
③オプションとして、宛名印字サービス・発送代行サービスを請け負っている

【公式サイト】
https://dmfactory.biz.post.japanpost.jp/

今回ご紹介したサイト以外にも、便利なテンプレートサイトはいくつもあります。こちらの記事「初心者必見!誰でも使える無料・有料のDMデザインテンプレート8選」では、無料・有料で使えるDMデザインのテンプレートサイトについて、おすすめの8サイトをご紹介しています。
初心者でも駆使できる便利なサイトばかりですので、併せてお読みください。

4. ハガキDMを作る際の注意点

考える女性

ここまで、ソフトやテンプレートを使って、ハガキDMを簡単に作成できる方法についてご説明しました。いよいよ自分で挑戦してみよう!と思いたいところですが、その前に、注意しておくべきことが3点あります。どれも大切なポイントとなりますので、一つずつ確認してみましょう。

4-1. 大切な文字や画像は端に寄せすぎない

無料ソフトやアプリなどを使って、ハガキDMにデザインを入れ込んでいく場合は、大事な言葉や写真はできるだけ真ん中に持っていきましょう。

いざ仕上がったとき、大切な内容が端で切れてしまい、せっかく作ったものが水の泡になってしまいかねないからです。

4-2. 手持ちの写真を使用するときは解像度に注意

もし手持ちの写真をハガキDMのデザインとして使用したいときは、写真の解像度は350dpi以上のものを用意しましょう。それ以下の解像度を持つ写真は、印刷しても画像が荒くなってしまい、印刷物としてクオリティの低いものになってしまいます。

4-3.  無料テンプレートの使用は印刷発注が条件の場合もある

無料テンプレートを提供している会社によっては、利用者が印刷発注までしてくれることを条件に含んでいる会社があります。そのことに気が付かず、時間をかけて最後までデザインを施してしまうと、時間の無駄になってしまいます。

まずは作業を始める前に、各テンプレートサイトの約束事がどうなっているのかを確認することをおすすめします。そのうえで、テンプレート使用に加え、デザイン後の印刷もその業者に依頼しても大丈夫だと判断したのなら、安心して無料テンプレートを活用してみましょう。

まとめ

以上、今回は実例に即したハガキDMのデザインを作る際の6つのコツと、おすすめツール6つについてご紹介しました。

ハガキDMのデザインを上手に仕上げるコツをまとめると、

①キャッチコピーは紙面の3分の1以上を使う
②視線の流れに合わせてZ型またはN型にレイアウトする
③アイキャッチとなるアイコンを活用する
④アピールしたい内容を目立つ場所に配置する
➄イメージに合わせたフォントを使用する
⑥季節に合わせた色を使う

となります。
上記ポイントと本記事でご紹介した実例を参考にしながら、さっそくDM作りを進めてみましょう。

また、ゼロからデザインを考えるのが難しい方向けに、ソフトやテンプレートを使用したデザイン作成の方法もお伝えしました。今はパソコンされあれば、インターネット上で手軽にDMが作れることがおわかりいただけたかと思います。

もちろんプロのデザイナーに頼むのもいいのですが、ご自分の伝えたい言葉を、好みのレイアウトで直接作りこむことで、お客様への熱意が伝わりやすくなります。

ぜひこの機会に、世界に一つだけの素敵なハガキDMを作ってくださいね。

 

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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