「ダイレクトメール(以下DM)を書きたい。でも出だしが難しい。コツや良い見本はないかな?」
あなたは今そうお考えですか?
マメに出してこそ効果を発揮するDM。
新鮮さを出すだめにも、季節ごとの挨拶やケース別の挨拶等、いろいろなパターンを書き分けないとなりません。
でも、見本がないと具体的に書けませんよね。
そこで今回は、DMの挨拶文をいろいろとご紹介します。
- 高級商材にも対応するフォーマルな挨拶文
- 親近感が湧く、お手紙型の挨拶文
- 効果追求型の挨拶文
- 季節にあわせた挨拶文
- 新規開拓や休眠掘り起こし等、状況に合わせた挨拶文
それぞれに押さえるべきコツがありますので、しっかり覚えて効果的な挨拶文を書いてください。
冒頭の挨拶文次第でDMが最後まで読まれるか、来店・問い合わせいただけるかの反応率が変わります。
大切な友人に書くように、想いを込めて綴ってみましょう。
目次
1. 最後まで読ませる!効果的なDMの挨拶文
最後まで読ませるDMには、挨拶文にコツと効果的なフォーマットがあります。
これを押さえると求心力のあるDMが書けるようになるので、覚えておきましょう。
1-1. 押さえるべき挨拶文の7つのコツ
読んだ人が気持ちよく、興味を持ってくれる挨拶文には以下のポイントがあります。
①礼儀正しく挨拶する
DMは訪問販売のセールスマンと同じ役割をしています。
そのため冒頭で礼儀正しく挨拶をして、印象を良くするのが基本です。
ただし、固い挨拶から入るか、親しみを込めた挨拶から入るか、挨拶ナシでいきなりメリットから入るかは、商材や業界によって使い分けてください。
②個人に宛てて呼びかけるように書く
「個人名」を差し込んだり、「あなた」と呼びかけて書くと反応率がアップします。
不特定多数に書かれた文だと、「自分じゃなくてもいいんだな」と思えて、興味がわかないのです。
貴重な時間を割いても読みたくなるように、個人宛の手紙のように書きましょう。
③季節感や特別感、おトク感を出す
特別扱いや得する情報が嫌いな人はいません。
タイトルや文中に「限定」「特別」「あなただけ」「無料」等の言葉を盛り込みましょう。
選ばれたスペシャル感やおトク感が出ます。
挨拶に季節感を出すのも「今」という限定された感じが出るので効果があります。
④お客様を気遣う気持ちで書く
「寒くなりましたね」「お変わりありませんか?」という気持ちで、お客様を気遣っていきましょう。
また「いつもありがとうございます」という日頃の感謝の気持ちも添えましょう。
お客様を大事にする姿勢が好感を呼びます。
⑤メリットが感じられるようにタイトルを書く
タイトルにメリットを具体的に提示すると反応率が上がります。
例「イベントのお知らせ」→「<お得意様限定>秋の感謝祭半額セールのご案内」
フォーマルな場合は、商売気を出し過ぎると品がない印象になるので加減してください。
⑥全体をお客様目線で書く
内容はお客様の目線で、「お客様にこんなメリットがありますよ」という方向で書きましょう。
「力を入れた商品なのでオススメです」という売り手目線の言葉では、お客様の心は開きません。
⑦パッと見て読みやすい画面にする
挨拶文は基本的には白地に黒のインク(あるいは薄い色地に濃いインク)で、読みやすい大きめの文字で書きましょう。パソコンなら11〜12ポイント程度がオススメです。
DMを読むか読まないかの判断は、たった0.5秒とも言われています。
一目で読む気になる、スッキリとした読みやすい画面を作りましょう。
1-2. 挨拶文の基本フォーマット3パターン
挨拶文には、大きく分けて以下の3パターンあります。
①「拝啓」で始まる「形式的な定型文パターン」
②季節の言葉等から親しみやすい雰囲気で始まる「手紙パターン」
③挨拶文ナシで、メリットから入る「訴求パターン」
それぞれどんな時に使うのか、どんな風に書くと有効なのか見てみましょう。
形式的な定型文パターン
BtoBや年配者向け、高級な商材等に使う、ビジネス的で丁寧な挨拶文のパターンです。
言葉の順番や文字の配置が決まっています。
<基本フォーマット>
①○○送付のご案内
②拝啓 ③○○の候、④皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
⑤日頃は格別のご愛顧をいただき、誠にありがとうございます。
⑥さて、〜(本文)
⑦略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。
⑧敬具
①タイトルを本文より大きい文字で書く。フォーマルな場合は「新作カタログ送付のご案内」等、簡潔な言葉で書くことが多い。
②頭語と⑧結語は必ずセットで使う。
「拝啓」の場合は「敬具」が決まり。
意味:「拝啓」は「謹んで申し上げます」、「敬具」は「謹んで申し上げました」の意味。
配置:「拝啓」は横書きなら左揃え、縦書きなら上揃えで。1文字あけて時候の挨拶を書く。「敬具」は改行して、横書きなら右揃え、縦書きなら下揃え。
③時候の挨拶。時期によって言葉を選ぶ。
ただし「拝啓 時下ますます〜」にすれば、季節の言葉は無くてOK。
④相手を気遣う言葉と⑤感謝の言葉を続けて書く。お決まりの言葉があるので、状況で選ぶ。
- 貴社いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
- ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より大変お世話になっております。
- ますますのご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は当店をご利用いただき、ご厚情のほど心より御礼申し上げます。
- ○○様におかれましてはお元気でご活躍のこととお慶び申し上げます。日頃はお力添えを賜り、誠にありがとうございます。
⑥「さて、」と切り替えて本文に入る。
⑦結びの言葉。お決まりの言葉があるので、状況で選ぶ。
- 末筆ながらますますのご活躍をお祈り申し上げます。
- 今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
- 略儀ながら書中をもちましてご連絡まで。
- 以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
- 取り急ぎ用件のみにて失礼致します。
- なお、ご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
- ご多忙中とは存じますが、皆様お誘いの上、ぜひご参加いただけますようお願い申し上げます。
手紙パターン
親しみのある挨拶で、アパレルや美容関係、地元密着型の小売店、女性用商材に向いているパターンです。
手書きであればより効果的です。
<基本フォーマット>
①<お得意様限定>冬の感謝祭セールが始まります
②○○様、こんにちは!いつもご来店ありがとうございます。
クリスマスのイルミネーションがきれいな季節になってまいりましたね。
年末年始のお出かけのご準備はお済みでしょうか。
さて、当店では○月○日よりお得意様限定の冬の感謝祭セールが始まります!
(本文)
③○○様のご来店を心より楽しみにお待ちしております。
寒さが一段と厳しくなりますが、くれぐれもお体にお気をつけください。
①訴求ポイントを入れたタイトルで引き付ける。
②季節の言葉から相手の様子を伺い、本文につなげる。
③結びの言葉で締める。
訴求パターン
あえて挨拶抜きで最初から本題に入る、訴求追求型・結果重視のパターンです。
忙しい現代人は形式で始まるDMを見ただけで捨ててしまう場合もあるからです。
ダイエットや投資等の結果重視の商材や、意識高いビジネスマン、若い世代に効果があります。
冒頭でお客様の問題に寄り添い、それを解決するメリットを訴えていきます。
<基本フォーマット>
①1日2粒で毛穴レス!
モデルやセレブに話題の「化粧がいらなくなるサプリ」
②「毛穴や赤み、肌荒れが気になる」
「肌が汚いから、彼にすっぴんを見せられない」
あなたは今、このようなことでお悩みではありませんか?
③○○が○○だと大変ですよね。
もし○○が○○になったら、こんなに嬉しいことはありません。
④実はその夢、カンタンに叶います。
⑤今回は〜(商材紹介・主題)
⑥しかも〜
⑦○○で○○になりましょう!
①タイトルにお客様の希望を叶える言葉を入れる。数字が入るとより効果的
②お客様の悩みを挙げて、興味を引く
③お客様の悩みに寄り添い、共感する+問題が解決して幸せになる姿を書く
④答えを単刀直入に書く
⑤商材の紹介。これをすることで、どんなメリットがあるか結果だけを書く
(詳しい紹介は別紙にする)
⑥メリットをダメ押しに追加する
⑦夢が叶うお客様の姿を提示する
2. 文例①時候の挨拶
決まった形式で使う時候の挨拶と、口語調に柔らかく挨拶する時の例文です。
2-1. 漢語調の挨拶
「○○の候」の部分です。
一般的に使われるのは「候」ですが、「候」のかわりに「折」「みぎり」を使ってもOKです。
同じ月の中でも上旬・中旬・下旬で、使える言葉が変わるので注意しましょう。
※日にちが入っているものは「その頃」の意味です。年によって前後します
<1月>
〜1/4 | 新春の候、初春の候、迎春の候 |
中旬 | 厳冬の候、寒冷の候 |
下旬 | 大寒の候、酷寒の候 |
<2月>
〜2/3 | 晩冬の候、酷寒の候 |
2/4〜2/18 | 立春の候 |
2/4〜 | 残雪の候 |
中旬 | 梅花の候、余寒の候 |
下旬 | 向春の候 |
<3月>
上旬 | 浅春の候、春寒の候 |
3/6〜3/20 | 啓蟄の候 |
中旬〜 | 春色の候、春暖の候 |
3/20〜 | 春分の候 |
全般 | 早春の候 |
<4月>
桜の咲く頃 | 桜花の候 |
〜4/4 | 春暖の候 |
4/4〜 | 晩春の候 |
上旬〜中旬 | 春爛漫の候 |
下旬 | 清和の候 |
全般 |
陽春の候、麗春の候 |
<5月>
〜5/6 | 惜春の候 |
5/6〜5/20 | 立夏の候 |
上旬〜中旬 | 若葉の候、青葉の候 |
5/21〜 | 薄暑の候 |
全般 | 新緑の候、薫風の候 |
<6月>
上旬 | 万緑の候 |
中旬〜 | 五月雨の候、紫陽花の候 |
梅雨の頃 | 梅雨の候 |
下旬 | 麦秋の候 |
全般 | 深緑の候、向夏の候 |
<7月>
上旬 | 小暑の候 |
〜7/7 | 七夕の候、星祭りの候 |
下旬 | 大暑の候、猛暑の候、酷暑の候 |
全般 | 深緑の候、向夏の候 |
<8月>
上旬 | 炎暑の候、朝顔の候 |
8/8〜8/22 | 立秋の候 |
中旬 | 納涼の候 |
下旬 | 残暑の候、処暑の候、初秋の候 |
<9月>
上旬 | 新秋の候、新涼の候 |
9/7〜 | 秋晴れの候 |
9/8〜9/22 | 白露の候 |
中旬〜 | 仲秋の候、涼風の候 |
9/23〜 | 秋冷の候 |
<10月>
10/8〜 | 清秋の候 |
中旬〜 | 紅葉の候、錦秋の候 |
下旬 | 菊花の候、秋雨の候 |
全般 | 秋麗の候、冷秋の候 |
<11月>
〜11/6 | 晩秋の候、暮秋の候 |
中旬 | 初霜の候 |
下旬 | 霜秋の候、向冬の候 |
全般 | 深秋の候、氷雨の候 |
<12月>
〜12/6 | 初雪の候 |
〜中旬 | 師走の候 |
中旬 | 霜寒の候、大雪の候 |
12/22〜 | 冬至の項 |
下旬 | 歳晩の候 |
全般 |
寒冷の候 |
2-2. 口語調の挨拶
「拝啓」の後に、「○○の候」を使わない時候の挨拶です。
ビジネスでは一般的に漢語調ですが、和語調で書くとひと味違う印象で心に残ります。
ケースにより効果的に使い分けましょう。
<1月>
- 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。皆様には、お健やかに新春をお迎えのことと慶賀の至りに存じます。
- 松の内も明け、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
- 寒中お見舞い申し上げます。貴社におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます。
- 寒さが厳しいこの頃ですが、おかわりなくご健勝のこととお慶び申し上げます。
- 大寒を迎え、いよいよ本格的な寒さになってまいりました。
<2月>
- 立春を迎え、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
- 春とは名ばかりの厳しい寒さが続いておりますが、皆様お元気にご活躍のこととお喜び申し上げます。
- 梅の香りが漂うこの頃、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
- 三寒四温のこの頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
- 寒さの中にも春の気配が感じられるようになりました。
<3月>
- 弥生の空美しく晴れ渡り、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
- 春とはいえ、まだ寒い日が続いております。
- 花の便りが聞かれる頃となりましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
- 日増しに春めいてまいりました。
- 春光天地に満ちる季節となり、ますますご清祥のことと存じます。
<4月>
- 桜咲き誇る季節となりました
- すっかり麗らかな陽気となりましたが、○○様におかれましてはますますご活躍のこととお慶び申し上げます。
- 春たけなわの季節となりましたが、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
- 春風も爽やかなこの頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
- 八重桜が美しく咲き誇る季節となりました。
<5月>
-
風薫る季節、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
-
新緑のまぶしい季節となりました。
-
若葉が目にしみる今日この頃、お元気にお過ごしでしょうか。
-
新緑の匂い立つ好季節を迎えましたが、○○様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
-
すでに夏の気配を感じるこの頃ですが、○○様におかれましてはおかわりなくお過ごしでしょうか。
<6月>
-
初夏の風も清々しい季節となりました。
-
紫陽花の花咲く頃、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
-
雨後の緑が目に鮮やかな季節となりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。
-
梅雨寒の日が続いておりますが、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
-
日増しに夏らしくなってまいりました。
<7月>
-
七夕の飾りも華やかに、天の川が美しい季節となりました。
-
ようやく梅雨も明け、青空がまぶしい季節となりました。
-
暑さも日に日に厳しさを増してまいりましたが、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
-
いよいよ夏到来、○○様はお元気にお過ごしでしょうか。
-
暑さ厳しき折りではございますが、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
<8月>
-
暑中お見舞い申し上げます。猛暑が続くこの頃ですが、おかわりなくご健勝のこととお慶び申し上げます。
-
残暑お見舞い申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
-
残暑厳しい今日この頃、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
-
立秋とは名ばかりの暑さが続いております。
-
朝夕はいくらか涼しさを感じるようになりました。
<9月>
- 九月とはいえ、厳しい暑さが続いております。
- 爽やかな初秋の季節となりましたが、○○様はいかがお過ごしでしょうか。
- 空高く澄み渡る今日この頃、貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
- 秋風が肌に心地よい季節となりました。
- 一雨ごとに秋の色も深まってまいりました。
<10月>
- 金木犀の香り漂う頃となりましたが、皆様にはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
- 爽やかな秋晴れの日が続いております。
- 街路樹も色づく季節となりましたが、おかわりございませんか。
- 秋もたけなわとなりましたが、貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
- 紅葉の便りが聞かれる季節となりました。
<11月>
-
晩秋の冷気を感じるこの頃、○○様はおいかがお過ごしでしょうか。
-
落ち葉が風に舞う季節となりました。
-
日増しに寒さが増して来ましたが、お風邪など召されてはいらっしゃいませんでしょうか。
-
菊花の香り漂う好季節となりましたが、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
-
日に日に冬の到来を感じる頃になりました。
<12月>
- 師走の慌ただしい季節となりましたが、皆様におかれましてはますますご清祥のことと存じ上げます。
- 年の瀬も押し迫ってまいりましたが、貴社ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
- 街がクリスマスのイルミネーションで華やぐ季節となりました。
- 寒気厳しいこの頃ですが、ますますご壮健のことと存じます。
- 冬至も過ぎ、本年も残すところわずかとなりましたが、○○様はおいかがお過ごしでしょうか。
3. 文例②新規開拓の挨拶文
新規開拓のDMの場合は、書き方が2つあります。
①最初に礼儀正しく名乗り、何の目的でDMしたかを述べる定型パターン
BtoBの新規開拓や不動産等の高額商材に向いています。
②お客様にとってのメリットを最初に書く訴求パターン
toCで広く商品を伝えて結果を出したい場合に向いています。
ここでは、①新規開拓の定型パターンの例を上げます。
<例>
拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、弊社は○○で○○しております○○株式会社と申します。(簡潔に何者か説明する)
突然のご連絡にて誠に恐縮に存じますが、ぜひ貴社に弊社の代理店としてのお取り引きをお願いしたく、本状を差し上げました。(突然の連絡を詫びる+DMの目的を述べる)
(商材説明等の主文)
つきましては弊社の会社案内を同封致しましたので、ご高覧いただければ幸いです。
何卒ご検討賜りますようお願い申し上げます。(次のアクションのお願い)
まずは略儀ながら書面をもちましてお願い申し上げます。
敬具
4. 文例③リピーター向け販売促進の挨拶文
すでに顧客になっているリピーターには、季節の折々やおトクなキャンペーンきっかけで呼びかけましょう。
個人名を入れたり、特別に気にかけていることを伝えるのも効果的です。
<例>
・新春スペシャル!お客様だけの特別なプランをご用意しました。
ぜひこの機会に足をお運びください。
・春爛漫のおだやかな季節になりました。○○様はお変わりありませんか。
当店では春の新作が出揃いました。○○様のお好きな〜シリーズも入荷しております。
・夏、到来!ビールが美味しい季節になりました。
○月○日より、恒例のビアフェスタを開催致します。
この機会にご当地クラフトビールを飲み比べてみませんか?
・時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご愛顧にあずかり、謹んで御礼申し上げます。
さて、弊社は○月○日をもちまして創業○周年を迎えます。これもひとえに皆様の日頃のご支援の賜物と感謝致しております。
つきましては、○月○日から○月○日まで創業記念セールを実施させていただきます。
人気商品も50%オフでご奉仕致しますので、ご多忙とは存じますが皆様お誘い合わせの上ぜひご来場ください。
・日に日に寒さが厳しくなってまいりましたが、その後いかがお過ごしですか。
体温が1度下がると免疫が30%下がると言われています。
こんなときこそ○○で体を芯から温めていきましょう。
5. 文例④休眠顧客の掘り起こし挨拶文
しばらく間が空いてしまった休眠客には、お伺いの言葉+おトクな情報でいきましょう。
休眠した理由は主に2つ考えられ、1つは「ただなんとなく他に行ってしまった」というケース。
もう1つは、「物足りない点があったから、再来しなかった」というケースです。
どちらにしても、新しいおトクな情報やリニューアル情報をつけておくと反応率がアップします。
<例>
・春もたけなわのこの季節、いかがお過ごしですか?
先日はご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またヘアスタイリングのお悩み等ございましたら、お気軽にご連絡くださいね。
ただいま当店では、2回め以降のお客様を対象にキャンペーンを実施中です!
・○○様 前回の施術の後、お肌の様子はいかがでしたでしょうか?
気になることがございましたら、何なりとご相談ください。
1度の施術では変化を感じられなくても、定期的なケアを行うことで90%以上のお客様が改善を実感していらっしゃいます。
○○様のまたのご来店を心よりお待ち申し上げます。
・おひさしぶりです!
この度、○○がパワーアップしました!
ぜひ○○様にお試しいただきたく、期間限定の特別サービスをご用意してお待ちしております。
6. 文例⑤誕生日や記念日の挨拶文
誕生日や記念日は、シンプルにお祝いをのべるのが好印象です。
プレゼント企画があれば尚いいでしょう。
<例>
・お誕生日おめでとうございます!
○○様にとって素敵な1年になりますように、心からお祈りいたします。
これからも○○様のお力になれるようスタッフ一同精進してまいります。
・お誕生日おめでとうございます。
日頃の感謝の気持ちを込めて、プレゼントをご用意致しました。
次回来店時にこちらのハガキをご持参ください。
・○月○日は○○様のご来店記念日です!
いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。
早い者でもう○年が経ちましたね。
・Happy Mother’s Day
お母さんに感謝を込めて
当店では母の日のスペシャルメニューをご用意致しました。
ぜひご家族で楽しいひとときをお過ごしください。
7. 文例⑥来店感謝の挨拶文
来店感謝の挨拶文では、まずは出会いや来店を心から感謝するのがコツです。
「次回」や「さらにもっと買ってください」と矢継ぎ早に売り込まれると、お客様はげんなりしてしまいます。
来店の時に話していた話題等を盛り込むと「覚えていてくれたんだな」と好感度がアップします。
<例>
・先日はご来店いただき、誠にありがとうございました。
お求めいただきました○○は○○様にとってもお似合いでした。
コーディネートのご相談など、お気軽にお立ち寄りくださいね!
○○様にまたお会いできるのを楽しみにしております。
・先日はご来店いただき、誠にありがとうございました!
○○様とお話しているといつも楽しくて元気が出ます。ありがとうございます。
先日のカラーの評判はいかがでしたか?
1週間無料でお直ししておりますので、気になる点がございましたらお気軽にご連絡くださいね。
・先日は足をお運びいただき、ありがとうございます。
ご不明な点などありませんでしたか。
お役に立てることがございましたら、どんなことでもお気軽にお申しつけください。
・先日は数あるサロンの中から、当店にご来店いただきありがとうございます。
ゆっくりとおくつろぎいただけたでしょうか。
これからも○○様にご満足いただけるよう、スタッフ一同、技術・サービスの向上に努めてまいります。
またのご来店を心よりお待ち申し上げます。
8. DMは3回以上出してこそ効果が出る
DMは3回以上繰り返して出すことで、効果が出るようになります。
なぜなら受け取る側の「タイミング」もあるからです。
忙しい時は読まずに捨てても、時間がある時には「また来てるな。たまにはここを使ってみようかな」と思うこともあります。
繰り返し接することで親近感がわくという「サブリミナル効果」も期待できます。
ぜひ季節を変えて出してみたり、「問い合わせ」→「購入時」→「その後のお伺い」等、段階を追って出してみて、反応率を確かめてください。
どのタイミングや内容がいいか、独自のデータも集まります。
DMの効果について知りたい方はこちら
まとめ
今回はDMの挨拶文について、ご説明しました。
ポイントは以下のとおりです。
- DMはセールスマンと同じ。最初に礼儀正しく挨拶する
- 定型の挨拶は時候の挨拶+お客様の様子を伺う言葉+日頃の感謝の言葉
- フォーマルな場合は、書き方のルールを守る
- 「個人宛に書いた特別な手紙」のように書くと反応率アップ
- あえて挨拶を省いて、メリットの訴求から入る技もアリ
好印象の挨拶文で、お客様との距離をグッと縮めてくださいね!