読まれる広報誌の優秀レイアウト12選とすぐマネできる5つのコツ

雑誌の山

「良い広報誌のレイアウトってどんなだろう」

「いまの広報誌を良くするコツなどないのかな」

記事をご覧のあなたはそんな風に思っているのではないでしょうか。この記事では、読まれる広報誌のレイアウト例を以下のページ別でご紹介します。

  • 表紙
  • メンバー・職員などの紹介ページ
  • 活動紹介ページ
  • インタビューページ
  • 編集後記ページ

「つい読みたくなる」そんな魅力的なレイアウトを見ることで、あなたがこれから作る広報誌の具体的なイメージがまとまることでしょう。

また、良いレイアウトの要素や構成をわかりやすく図に起こしました。

この図を元に、広報誌を読みやすくするために工夫されているレイアウトの共通点を解説していますので、いまある広報誌をもっと魅力的にするために、ぜひそのポイントを取り入れてください。

さらに、ゼロから作るよりも圧倒的に簡単な、初心者でも使いやすいおすすめの無料テンプレートをご紹介します。あなたの作る広報誌がもっと人の目に止まり、たくさんの人に読まれるよう、ぜひこの記事をお役立てください!

1. 読みたくなる広報誌のページ別レイアウト12選

家族

ひと口に「広報誌」と言っても、目的や読み手もさまざまなうえ、書くべき内容もそれぞれです。
自力で広報誌を作らなければいけないあなたのため、この章では主に以下の業種や団体の広報誌の良い例を集めました。

学校PTA
病院・福祉施設
自治体

また、記事の内容によってもレイアウトは変わってくるため、ページ別に具体的なレイアウト例をご紹介していきます。

表紙
メンバー・職員などの紹介ページ
活動紹介ページ
インタビューページ
編集後記ページ

どのページも、一般的に広報誌に盛り込まれる内容ですので、レイアウトの例としてだけでなく企画にもお役立てください。

1-1.  表紙

表紙は一番最初に目に入るもの。ここで興味を持たれなければ、中を開いてもらえることはまずありません。印象的な写真を大きく使うなどして、うまく相手の目を引くことを心がけましょう。

埼玉県三芳町の広報誌で、撮影も取材も職員の手によるものです。2015年の住民への調査では、20代の8割が「町の情報を広報誌で得ている」とのこと。「日本一読まれる」自治体広報誌の表紙には、住民の笑顔が堂々と大きく使われ、読み手としっかり目を合わせています。

東北大学病院の取り組みやスタッフを紹介する広報誌です。人のカラダやいまの医療といった難しくなりがちな内容をわかりやすく伝えるため、親しみやすく敷居の低い、「手に取ってみようかな」と思わせる表紙。職員の趣味、人柄、楽しい雰囲気などが伝わる良い例です。

こちらは新聞型の広報誌で、愛知県名古屋市の「港まちづくり協議会」が発行するもの。お祭りをつくる地元のひとたちの活動、大掛かりな屋形、祭りを盛り上げるリーダーの存在などを紹介する号で、奥行きのある写真を使うことにより、お祭りの規模感や賑わいの様子を表紙からすでに伝え、期待感を高めています。

1-2.  メンバー・職員などの紹介ページ

限られた紙面でたくさんの職員やメンバーを紹介するページは、ついごちゃごちゃしてしまいがち。使う色味を抑えたり、写真の枠線を少なくしたり、縦横の線を合わせるなどの工夫で、すっきり整然とした、まとまりのある見やすいレイアウトにすることができます。

小倉記念病院のリクルートのためのページです。webサイトですが、A4片面とほぼ同じ程度のボリュームで22名を紹介しています。背景色は無地ですが、色味があるだけで紙面がパッと明るくなるのと、こちらもやはり胸から上、腰から上を撮影しているので、髪型やポーズなどから「人となり」が伝わり、読み手の興味を引きます。

静岡デザイン専門学校のwebサイトで先輩紹介をしているページです。見開きA3のボリュームで14名を掲載しています。

目線を外した斜めからの撮影は、真正面からの笑顔アップより撮影される側もリラックスできるため、自然な表情が生まれています。背景を無地に統一して、温かみのあるタッチで描かれた色のあるマスと写真を市松模様にレイアウトすることで、「個性」や「十人十色」「人柄」などを表現しています。メンバー・職員紹介のページは、画一的だったり縦割り的になりがちなので、こうした人情味のあるレイアウトが目を引きます。

1-3.  活動紹介ページ

何かと伝えたい情報が多く、もっともレイアウトに苦心するのが活動紹介のページです。見開きいっぱいにたくさんの写真を載せてしまいがちですが、ただでさえ小さな写真の中に、たくさんの人が写っているものばかりを載せたのでは、結局伝えたいことが伝わらずに終わります。メリハリを意識して、文章も写真も厳選してレイアウトするようにしましょう。

茨木市立精養中学校のPTA広報誌の活動紹介ページです。文章を読ませる部分と写真を見せる部分のメリハリがつけられ、写真の配置バランスや、使っている写真の内容もすっきりしているため、とても読みやすいレイアウトです。

活動紹介ページでは、通常「様子」や「雰囲気」を伝えようとするあまり、全体を遠くから写した「群像」をたくさん使う傾向があります。この紙面にも群像写真は使われていますが、きちんと表情の見えるものも多く使用。単体で動きのある写真を切り取って使うなど、随所に見られる工夫によって、ごちゃごちゃした印象をなくしています。

こちらも同じく茨木市立精養中学校のPTA広報誌の活動紹介ページで、平成25年度に大阪府PTA協議会広報紙コンクールで金賞に輝いたものです。クラブの活動内容を伝えるものですが、トップに動きのある写真が大きく使われていることで目を引きます。写真の「中身」が躍動的なので、写真のレイアウトは縦や横の線を意識して合わせているため、すっきりした印象に仕上がっています。

「静」の集合写真と「動」の活動写真がバランスよくレイアウトされている良い例です。

1-4.  インタビューページ

人物の「らしさ」が伝わるよう、できるだけ自然体の雰囲気で作り上げたいのがインタビューページ。文章量が多くなりがちですが、要点やキーワードを大きくタイトルに使ったり、文章の流れを途切れさせないなど、ちょっとしたレイアウトの工夫が活かされるページです。

こちらは島津製作所という分析機器分野の最大手である企業の広報誌です。インタビューされている人物が、普段扱っている仕事道具を背景にすることで、自然な表情が生まれています。正面を向いた不自然な笑顔の写真よりも、読者の自発的な好奇心を呼ぶ良い例です。

こちらはアイセイ薬局という調剤薬局グループの、リクルートのための広報誌です。写真部分と文章部分が分かれていて、写真の切り抜き作業がないため初心者にもマネのしやすいレイアウト。同じ人物の普段着と仕事着の両方の写真を、同じ背景・ほぼ同じポーズで撮影していることで、オンとオフのそれぞれの人となりが伝わり、読み手の興味を掻き立てます。
シンプルで整然としたレイアウトながら、読みやすさへの配慮がうかがわれる好例です。

厳密にはインタビューではなく対談ですが、文章を写真の上にレイアウトしている例。表紙でも紹介した東北大学病院の広報誌です。背景の薄曇りの空の上に黒字で文章がレイアウトされているので、読みやすさも叶えています。ここが出身地なのか、釣りの話でもしているのか、読み手の興味を誘う力強い写真で、ついじっくりと文章を読みたくなってしまいます。

1-5.  編集後記ページ

雑多な情報をひとつのページにまとめることの多い編集後記のページ。掲載する情報が関連性のないものである場合が多いため、レイアウトで統一感を出すのが読みやすさのコツです。枠で囲ったり色を座布団のように敷いたりして、区切りつつもメリハリや動きをつける方法で目を引くことができます。

鳥取県用瀬町のイベントチラシです。実際の編集後記ページではありませんが、それぞれにボリュームの異なる情報を一枚に収めている良い例です。「読ませるもの」と「見せるもの」のメリハリのつけ方が参考になります。

編集後記ページは、このように情報ごとにはっきりと線や色で分けてしまうとまとめやすいでしょう。

雑誌Hanakoのパン特集から。こちらも編集後記ページではないものの、それぞれの情報を同じパターンで収めていて背景が統一されているため、とてもすっきりしていて読みやすいレイアウトです。

文章量の調整が必要になりますが、色や線ではっきりと分けなくても、同じパターンを用いることで、それぞれの情報を分けることができます。

2.  【ページ別】レイアウトのサンプル例

1章でご紹介した具体的な広報誌のレイアウト例から、ここではページごとのレイアウト要素を書き出し、読み手の目線の流れや仕組みを解説していきます。

あくまでも一例にはなりますが、ここで書き出したレイアウトのサンプルを参考に、ご自身の手持ち写真や文章を使ってレイアウトをしてみてください。

「従来の広報誌」が手元にある方は、その広報誌のレイアウト要素をこの章を参考にして自身で書き出すことによって、より具体的に改善点が見つかることでしょう。

2-1.  表紙

■埼玉県三芳町のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

■東北大学病院のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

■愛知県名古屋市「港まちづくり協議会」のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

表紙3点のレイアウト共通要素は以下の3つです。

  • タイトル
  • 号数
  • 見出し

すべてのサンプルでタイトルが左上にレイアウトされていますが、これは「人の目線の動きのルール」に則ったもの。

横書きのものは左上から「Z」型
縦書きのものは右上から「N」型

の順に読み進めていくものなのです。

レイアウト・サンプル

紙面に縦横の文章が混在している場合は、基本的にタイトルそのものが縦書きか横書きかでレイアウトを決めます。港まちづくり協議会のものは縦書きタイトルを左上にレイアウトしていますが、これは全体の文字量に合わせた形です。また、「だれに」配るかと同様に「どうやって」配られるかも、表紙のレイアウトを考える上では重要なポイントになります。

埼玉県三芳町の広報誌は自治体のものなので、基本的に地域住民に全戸配布されます。そのため、読んでもらうための工夫として「キャッチコピー」と「表紙写真についての説明」が掲載されています。

東北大学病院と港まちづくり協議会のものは、おそらくラックなどに設置する置き型のため、ラックから飛び出す上部、右上の目に入りやすいところに「無料」のアピールがされています。

2-2. メンバー・職員などの紹介ページ

■小倉記念病院のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

■静岡デザイン専門学校のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

このページで必要なのは大きく下の二点です。

  • 写真(イラスト)
  • プロフィール

プロフィールは、配布先によって掲載する内容が異なってきます。

学校や福祉施設など、配布先が保護者や家族など限定されている場合は、家族構成などの個人情報も、親しみを覚えてもらうために入れるといいでしょう。

企業や自治体など、配布先が不特定で多岐にわたる場合は、趣味や休日の過ごし方など、個人が特定されすぎないものでも良いでしょう。

いずれにしても、このページの目的は、読み手にメンバーの人となりを伝え、関心や共感を抱いてもらうことです。共通点が見つかれば、次に顔を合わせた際に話がはずむケースもあるので、配布先や人数のバランスを見てプロフィールの内容を決めていくことをおすすめします。

2-3. 活動紹介ページ

■茨木市立精養中学校(音楽コンクール)のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

■茨木市立精養中学校(部活動)のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

活動紹介ページのレイアウトで気をつけたいのは以下の4点。

  • 写真の総枚数
  • 写真の内容
  • 文章と写真でひとつの島を作る
  • 「見せる」と「読ませる」のメリハリ

活気のある様子を伝えるため、どうしても写真の数が多くなり、大きさもバラバラになりがちです。

また、伝えたい項目も多くなりがちなので、色味を敷いたり、空間を取ったりするなど、ひとつの情報項目は視覚的にひとつにまとめると読みやすくなります。

写真の中身に動きのあるものが多いので、あえて縦横の線を合わせてレイアウトすることですっきりします。

写真の中身については第3章「すぐにマネできる!読みたくなる広報誌レイアウトの5つの共通点」でも詳しく解説していますので、参考になさってください。

2-4. インタビューページ

■島津製作所のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

■アイセイ薬局のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

■東北大学病院のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

どのレイアウト・サンプルでも共通している要素は

  • 写真
  • キーワード
  • ページタイトル

の3点です。

どれも人物の人柄やその人らしさの伝わる写真を大きく使っています。

そしてキーワードは、インタビューの要点を簡潔にまとめたり抜き出したりしたもの。
ここで関心や共感を得ることで、本文を読もうという気持ちにさせる大切な要素です。

先のふたつのサンプルはA4の見開きでA3紙面を使用していますが、

中心線を超えて写真をレイアウトする
同一人物の同じポーズの写真をページの左右にレイアウトする

といった、見開きページならではの紙面の使い方をすることで、読み手の視線を自然に流れさせています。

インタビューページ以外でも、見開きページのレイアウトの仕方として参考になさってください。

2-5. 編集後記ページ

■鳥取県用瀬町のレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

■雑誌Hanakoのレイアウト・サンプル

レイアウト・サンプル

実際の画像

編集後記ページには、主にその広報誌の編集者による「あとがき」を記します。各ページ内では書くことができなかった編集者の率直な感想や撮影時の裏話などを書くと、対象のページと相まってより興味を引くことがあります。

ほかに、次号の予告や近々のイベント案内など、特集ページを作るほどのボリュームがない情報を入れても良いでしょう。どちらにしても一番最後に作るページですので、最後まで確定しない情報についても、このページに入れることがあります。

鳥取県用瀬町のレイアウトサンプルは、ボリュームの異なる関連性のない情報を太い線ではっきりと分けています。関連性のない雑多な情報ながら、写真や文章の縦位置と横位置をしっかり合わせているため、全体がすっきりと読みやすくなっています。

各コーナーにタイトルをつけることで、読み手の読みやすさもさることながら、作る側にとっても整理しやすくなるのでおすすめです。

雑誌Hanakoのレイアウトサンプルは、文章量を調整することですべての情報を同じパターンの中に収め、整然と並べたもの。鳥取県用瀬町のサンプルとは全く逆のアプローチで、文章量の調整が必要ですが、すっきりとシンプルで知的な印象を与えるレイアウトです。

画像の加工が得意か、文章量の調整が得意かで、レイアウトにも向き不向きや好みがありますので、どうぞご自身のやりやすい方法を試してみてください。

3. すぐにマネできる!読みたくなる広報誌レイアウトの5つの共通点

広報誌の完成度を高めるため、実際の作業に取り掛かる前に「読みたくなる広報誌」の共通点を押さえておきましょう。このポイントを押さえておけば、読者の目を引く吸引力はぐっと高まります。

いまある広報誌にも取り入れることができるので、「レイアウトを大きく変えられない」というあなたにも使えるテクニックです!

3-1. 写真を大きく使っている

表紙やインタビューのページでは、特に大きな写真を掲載しています。

「写真」と「文章」を分けてレイアウトするのではなく、大きく掲載した写真の上に文字を流し込むことで、限られた紙面を有効に使うことができるのです。

可能であれば、撮影の段階から文字を流し込むことをイメージして

■背景に充分な余白を取る
■一眼レフカメラを使うなどして背景をぼかす
■できるだけ白っぽい明るい背景で撮る

と言ったことを注意しておくと良いでしょう。

3-2. 写真の人物の向きが決まっている

ページを開く方向と、写真の中の人物が向いている方向を逆にするのも、簡単にできるレイアウトの基本です。

■左開き(通常横書き)の冊子の場合、写真の人物は向かって右手を向いています。
レイアウトの基本

■右開き(通常縦書き)の冊子の場合、写真の人物は向かって左手を向いています。

また、中面にレイアウトする写真は、ページの中心を向いているとしっくりおさまります。
レイアウトの基本見開きページの場合も同様に、人物は中心を向いています。
レイアウトの基本いくつか掲載候補の写真がある場合は、こうしたレイアウトのコツをひとつ押さえて選ぶことで、読みやすさがぐっと高まりますので、試してみてください。

3-3. 人物の目が見える写真を使っている

人が人の顔を見るとき、まずは目を見るものです。そして目は顔の中でもっとも表情を作り出すもの。

楽しそうな目をしていれば楽しい雰囲気が伝わりますが、目が写っていない写真では、どんなにその時その場が楽しかったとしても、楽しさが伝わりません。これは特に、活動紹介ページで注意したいことです。

「みんなが楽しんでいる様子」

「集中して机を囲んでいる様子」

といった写真でありがちなのは、人の後ろ姿や後頭部ばかり写っているもの。実際に楽しい顔をしている、集中して真面目な顔をしていることがわかる写真を使うようにしましょう。全体写真でも同様に、米粒ほどにしか写っていない人物の顔の表情を、読み手はいちいち見てくれません。

集合写真とは別に、個別で目がはっきりと写っている、表情の伝わる写真を掲載するといいでしょう。なお、福祉施設などで患者さんや施設利用者の顔を撮影することができない場合、利用者の肩越しにスタッフの表情を撮ることで、その場の良い雰囲気を伝えることができます。

レイアウトの基本

3-4. 余白を充分にとっている

「紙面は限られている」

「盛り込みたい内容はたくさんある」

そんな風に考えるあまり、あまり余白を取っていないという方も多いでしょう。しかし情報を詰め込みすぎると圧迫感のある紙面になってしまい、読み手の「読もう」という気持ちを萎えさせてしまうことも。

読んでもらえなければ、どんなに有益な情報が書いてあったとしても意味がありません。冗長な文章があれば整理するなどして、きちんと余白を取りましょう。また、写真も同様です。

メンバー・職員などの紹介ページでよく見かける、首から上だけをギリギリまで切り取った写真では、その人の醸し出す雰囲気や人となりは伝わりません。胸から上、腰から上の写真を使うことで人となりが伝わるうえ、紙面全体から圧迫感をなくしてくれます。

レイアウトの基本

3-5. 一文が長すぎない

読みやすい広報誌は、文章が簡潔です。上の「余白を充分に取っている」の項でもお伝えしましたが、冗長な文章は適宜整理をしましょう。

■箇条書きにする
■主語と述語は一文に一つずつ
■読点「、」を使いすぎない
■文中に反語の「が」が出てきたら、文章を分ける。
■数字や簡単な熟語など、一目で理解できるものに置き換える

特にインタビュー記事では、相手が思いつくままに話したり、話が前後する場合もあります。しかし話し言葉をそのまま文字に起こすと、どうしてもだらだらした文章になりがちです。語尾や言い回しを変えるなど、元の文章の意味を変えない範囲で、簡潔な文章を目指してください。

広報誌のおしゃれなデザインを参考にしたい方におすすめ

参考にしたい!おしゃれ広報誌のデザイン10選とレイアウトの基本

4. 【団体の特性別】読み手に良い印象を与えるための写真や色合いの選び方

広報誌は、学校PTA、病院・福祉施設、自治体など、様々な団体が作成するものです。しかし、団体の種類ごとに、特性や読み手が求めるイメージは少しずつ異なっておりますので、それぞれの団体で、好まれるデザインも異なります。

この章では、読み手に良い印象を与えるためのおすすめの写真・イラストのモチーフや、雰囲気、色のトーン等について、団体の種類別に解説致します。

4-1. 学校PTA

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学校PTA広報誌では、学校が全体的に活気づいている様子や、生徒ひとりひとりがのびのびと成長できそうな様子が伝わるようにすると、好印象です。

写真やイラストのモチーフとしては、行事(入学式・運動会・遠足・子供会・卒業式)や、学校の建物(教室内・校庭)などの写真を使用されることが多いです。

色としては、オレンジや黄色などの暖色系の色や、緑や黄緑色を使用することで自然豊かなナチュラルな印象を持たせ、元気でのびのびとした雰囲気を演出すると良いでしょう。

4-2. 病院・福祉施設

病院・福祉施設広報誌では、安心感や信頼感を持ってもらえるようにすることが大切です。

写真やイラストのモチーフとしては、そこで働く人(医師や看護師、介護士など)にフォーカスし、顔を見せることで安心感を与えることが多いです。

快適に過ごせることをアピールするために、笑顔の患者さんや施設利用者の人物写真が使われることもありますが、患者や施設利用者の場合は、顔がわかるように掲載することが難しいこともありますので、その場合は遠目に撮影した写真にしたり、後ろ姿を写したりします。

色としては、白や青、黒、薄いピンクなどの、派手過ぎない色を使用することで、落ち着いたイメージに仕上げると良いでしょう。

山の多い地域なら緑を、海のある地域なら青を使用するなどして、その地域をイメージしやすい色を使用するとよいでしょう。

4-3. 自治体・市区町村 

自治体・市区町村広報誌では、誠実さ、親近感、未来への期待を感じられるような、明るい印象を与えられるようにしましょう。

写真やイラストのモチーフとしては、地域住民や、地域の行事の様子、地場に根差した企業の建物やその制服を着用した従業員、その地域ならではの観光スポット、特産物、公募の子どもの絵などを採用すると、愛着を感じてもらうことができるので効果的です。また、子どもや若いカップルなどの写真を使用すると、将来に対する希望を感じてもらうのに有効です。

色としては、山の多い地域なら緑を、海のある地域なら青を使用するなどして、その地域をイメージしやすい色を使用するとよいでしょう。

 

 

 

自治体・市区町村広報誌では、誠実さ、親近感、未来への期待を感じられるような、明るい印象を与えられるようにしましょう。

写真やイラストのモチーフとしては、地域住民や、地域の行事の様子、地場に根差した企業の建物やその制服を着用した従業員、その地域ならではの観光スポット、特産物、公募の子どもの絵などを採用すると、愛着を感じてもらうことができるので効果的です。また、子どもや若いカップルなどの写真を使用すると、将来に対する希望を感じてもらうのに有効です。

色としては、山の多い地域なら緑を、海のある地域なら青を使用するなどして、その地域をイメージしやすい色を使用するとよいでしょう。

5. 初めてでも使いやすい!おすすめの無料テンプレートサイト3選

「ゼロから作る自信がない」

「あまり時間をかけられない」

そんなあなたには、広報誌の無料テンプレートの活用をおすすめします。

すでに色味やフォントなどのデザイン要素が決まっているから、所定の位置に手持ちの写真を挿入し、文章を流し込むだけで簡単に広報誌の体裁が整います。広報誌作成が初めてという方にも使いやすいものを選んだので、どうぞご活用ください。

5-1. Officeテンプレート|Microsoft

Office テンプレート出典:Microsoft

お使いのPCに搭載されていることの多い、Microsoft社のアプリケーションを使うテンプレートです。「PowerPoint」または「Word」を使ったテンプレートなので、特別なデザインソフトを使えない人にも簡単に写真や文章のレイアウトができます。

PTA広報誌や教務関連(保育園・幼稚園・小中学校)、町内会の会報など、ふだんデザインに関わる機会の少ない方に向けたテンプレートが充実しているのが特徴です。

Microsoft出典:Microsoft

■Officeテンプレートのここがおすすめ!

  • 無料で使える
  • 会員登録の必要なし
  • ワンクリックで自分のPCにダウンロードできる
  • 「使い方」がテンプレートに記載されているのでいつでも確認できる
  • いろいろな用途に使える「デコレーションパーツ」も付属

サービス概要

運営会社:日本マイクロソフト株式会社
テンプレート利用料金:無料
会員登録:不要
URL:https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc

4-2. PIXTAチラシテンプレート|PIXTA(ピクスタ)

PIXTAチラシテンプレート

日本最大級の画像・動画素材サイト「PIXTA」が運営している、無料テンプレートサービスです。

こちらもPowerPointで簡単に広報誌の作成をすることができます。テンプレート内で使われている画像は一部有料のものもありますが、手持ちの画像に差し替えれば、すべて無料で利用可能です。

■PIXTAチラシテンプレートのここがおすすめ!

  • テンプレートそのものは無料で使える
  • 会員登録は無料
  • 簡単3ステップで作成できる
  • 特別なデザインソフトの必要がない
  • 無料会員登録で、PIXTAで配布されている無料の画像素材も利用可能

サービス概要

運営会社:ピクスタ株式会社
テンプレート利用料金:無料(素材は一部有料)
会員登録:必要(無料)
URL:https://pixta.jp/templates

4-3. bookuma|Honlabo

bookuma|Honlabo

広報誌や社内報を始め、カタログやパンフレットなど、ビジネス冊子に特化したデザイン作成ソフトと、そのソフトで使えるテンプレートを無料配布しています。

初心者でも感覚的に扱えるものながら、本格的な編集機能を備えたデザインソフトなので、パッと目を引くプロ並みの仕上がりが実現できます。

■bookumaのここがおすすめ!

  • 本格的な編集機能のデザインソフトが無料でダウンロード
  • テンプレート型作成ソフトなので、作業が簡単
  • 「出張デザイン教室」や「出張操作説明会」が無料で受けられる(都内近郊の法人に限る)
  • 無料の印刷サンプルで仕上がりを確認できる

サービス概要

運営会社:株式会社エルム・パブリッシング
テンプレート利用料金:無料(専用ソフトウェアをダウンロード)
会員登録:不要
URL:https://honlabo.com/

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まとめ

広報誌を初めて作る方のために、ページ別のレイアウト例をご紹介しました。ここで挙げたレイアウト例以外にも、ご自身が「ステキだな」と思える広報誌や冊子の実物を集め、眺めてみることも大切です。

良い広報誌をたくさん見ることで、参考になる要素をたくさん吸収できることでしょう。

ページ別でご紹介したサンプル別のレイアウトも、良い広報誌を元にしているものですので、作成の際にどうぞご活用ください。また、いますでにある広報誌についても3章のすぐにマネできる!読みたくなる広報誌の共通点5つ」を反映することで、簡単かつ確実に見栄えを良くすることができます。

無料テンプレートをお使いの際にも使える共通点なので、どうぞ活用してください。あなたの作る広誌がもっと人の目に止まり、たくさんの人の手に届くことを願っています。

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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