「DMを使ってお店の宣伝を考えているのだけど、ハガキのサイズにはどんなものがあるだろう」
「宣伝効果を上げるためには、どのサイズのDMハガキを選べばいいんだろう」
いざダイレクトメールを利用しようすると、意外と悩むのがDMハガキのサイズですよね。
DMハガキにはそれぞれのサイズに長所や短所があり、宣伝する内容や用途に応じて使い分けられています。適切なDMのサイズを選ぶことはDMの反響率を上げ、効果的な宣伝を行う上でもたいへん重要です。
一般にDMハガキとして利用されるハガキには5種類のサイズがありますが、その中でも特に通常ハガキサイズ、大判ハガキサイズ、A4ハガキサイズの3種類のサイズは流通するDMハガキの9割以上を占め、もっとも頻繁に利用されています。
通常ハガキサイズ | 100mm × 148mm |
---|---|
大判ハガキサイズ | 120mm × 235mm |
A4ハガキサイズ | 210mm × 297mm |
この3つののサイズの特徴を知り、用途や状況の応じて適切に使い分けることが、DMを成功させる上で欠かせません。そこで今回の記事では、以下の点について詳しく解説していきます。
◎DMハガキのサイズ一覧
◎サイズごとの長所や短所
◎業種や用途に応じた適切なDMハガキサイズの選び方
この記事を読んで、これらを正しく把握すれば、DMハガキの種類や特徴を正しく理解し自分にとって最も効果を期待できるDMハガキサイズを適切に選ぶことができるようになります。
目次
1. DMハガキサイズ一覧
一般的に官製はがきのサイズが想像されやすいDMハガキですが、大きさや特徴によって5種類のサイズと、特殊な形状を用いる型抜きDMハガキの6種類のDMハガキが存在します。
①通常ハガキサイズ (100mm × 148mm)
②大判ハガキサイズ (120mm × 235mm)
③A4ハガキサイズ (210mm × 297mm)
④A5ハガキサイズ (148mm × 210mm)
⑤B5ハガキサイズ (182mm × 257mm)
⑥型抜きDMハガキ
通常ハガキサイズ | 100mm × 148mm |
---|---|
大判ハガキサイズ | 120mm × 235mm |
A4ハガキサイズ | 210mm × 297mm |
A5ハガキサイズ | 210mm × 297mm |
B5ハガキサイズ | 210mm × 297mm |
通常ハガキサイズ(100mm×148mm)は郵便局が規定するハガキのサイズに合わせて作られた大きさで、普通郵便として一枚63円で郵送できるサイズです。
また大判ハガキ(120mm×235mm)は郵便局が定める「定形郵便物」として送ることができる最大サイズに合わせた大きさです。
A4サイズ、A5サイズ、B5サイズは一般的なA判、B判の用紙サイズとなりますが、これらのサイズのDMハガキは、普通郵便では「定形外郵便物」となり送料が割高となってしまうため、ダイレクトメール発送代行サービスを利用して配送されるのが一般的です。
型抜きハガキとは、星型や丸型など様々な形状にカットされたハガキのことです。普通郵便で郵送されるハガキや定形郵便物には最大サイズの規定はありますが、その形状には規定がありません。規定の大きさの範囲内であれば、どのような形でもハガキとして普通郵便で発送することができます。
次章ではそれぞれのサイズの特徴と、DMとして発送する際の長所、短所を紹介していきます。
2. ハガキサイズごとの特徴
DMハガキは大きければいいという訳ではありません。また送料が安いに越したことはありませんが、DMの効果が上がらなければ意味はありません。
DMハガキを利用する際は、それぞれのサイズの特徴を理解して適切なハガキサイズを選ぶことがダイレクトメールの高い反響率を実現する上で重要であることを覚えておきましょう。
2-1. 通常ハガキサイズ・大判・A4がDMハガキの基本!主要3サイズの長所と短所
5種類のサイズの中で、最も多くの場面で使われるのが通常ハガキサイズ、大判ハガキサイズ、A4ハガキサイズの3種です。この3サイズがDMハガキ全体に占める割合は9割を超えると言われています。
主要な3種類のサイズは、下記の表のような長所と短所があります。
サイズ | 長所 | 短所 | |
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通常ハガキサイズ | 100mm × 148mm |
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大判ハガキサイズ | 120mm × 235mm |
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A4ハガキサイズ | 210mm × 297mm |
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宣伝するサービスや商品にあわせて適切なサイズを選ばなければ、十分なDMの効果を得ることができないケースもあります。
2-2. A5サイズ、B4サイズはDMハガキとしては使い勝手が悪い
A5サイズとB4サイズは、DMハガキとしてはあまり利用されていません。これには郵送の方法と送料の問題があります。
A判、B判の用紙サイズは、普通郵便として送る場合は定形外郵便物となってしまいます。定形外郵便は送料が大変割高となってしまうため、DMハガキの発送方法としては適しません。このため、大判ハガキサイズより大きいハガキはダイレクトメール発送代行サービスを利用するのが一般的です。
一方で、ダイレクトメール発送代行サービスを利用するケースでは、定形郵便物より大きいハガキの場合、A4サイズ以下であれば送料は変わりません。このため、同じ送料で紙面が最も大きく利用できるA4サイズが好んで利用される傾向にあります。
この点でA5サイズ、B4サイズは、DMハガキとしては中途半端な大きさで使い勝手が悪いサイズであると言えるでしょう。
2-3. かたちで目立つ型抜きDMハガキ
例えば丸いハガキや星型のハガキ、猫や自動車などの形状をかたどったハガキでも、規定のサイズの範囲であれば普通郵便として発送することができます。特別な形のハガキを作って発送する型抜きハガキは、受取手に対して視覚的に強い印象を残すことができるというメリットもあります。
しかし特殊な形状は文字情報や画像を掲載する上では使いづらいため、DMハガキとしては好まれません。特定のサービスや店舗のイメージを伝える際にマッチするデザインであれば、高い効果も規定できますが、一般的なダイレクトメールではほとんど使われていないのが現状です。
3. 用途に応じた適切なサイズの選び方
DMハガキにはそれぞれのサイズに最適な用途があります。これを知っておけば、迷うことなく適切なDMハガキのサイズを選ぶことができます。
まずは主要3サイズの最適な用途を確認しましょう。
サイズ | 長所 | 短所 | 最適な用途 |
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通常ハガキサイズ |
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大判ハガキサイズ |
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A4ハガキサイズ |
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前章でお伝えした通り、DMハガキには通常ハガキサイズ、大判ハガキサイズ、A4ハガキサイズの主要な3つのサイズがあり、流通するDMハガキの9割以上はこの3つのサイズに占められています。
この3つのサイズの最適な用途を押さえておけば、あらゆる場面でDMハガキのサイズに迷うことはなくなります。
3-1. 会員向けの告知や定期的な発送に便利な「通常ハガキサイズ」
例えば定期的に送る会員向けのDMや恒例のイベントなどでは通常ハガキサイズが最も適するサイズであると言えます。制作のコストも割安で、送料も普通郵便で1枚63円と最も安く、特に大量のDMを発送したい場合に役立ちます。
また展覧会の告知のように活字情報が少ないDMや、町内会や学校行事の告知など、基本情報を速やかに知らせたい場合などにも便利です。
紙面の小さい通常ハガキサイズは紙面が小さいため多くの情報を掲載することは難しく、たくさんの商品を掲載したり、写真や図を多く掲載したい場合にはこのサイズは不向きです。
一方で普通郵便で発送できれば転居先に確実にハガキを届けることができるため、少ない情報を安く的確に伝えたい場合は最適なサイズです。
【通常ハガキサイズの最適な用途】
- 絵画展DM
- 会員向けの説明会やセミナー
- 恒例のイベント
- 定期的に発送するDM
3-2. 新店舗、新サービスの告知には「大判ハガキサイズ」が最適!
通常ハガキサイズの2倍の面積があり、手に取った瞬間にその大きさが際立つ大判ハガキは、特に店舗の開店告知や、新商品の紹介など、新規顧客を積極的に獲得したい場合にその威力を発揮します。
郵便物の中でもひときわ目立ち、ポストの中で他のハガキに埋もれてしまうことが少ないため、読まずに捨てられてしまうというケースはほとんどなくなります。
面積が広いため、例えばセールやキャンペーンのためのクーポンを紙面に印刷する場合などにも便利です。
【大判ハガキサイズの最適な用途】
- 新規開店告知
- 新サービス紹介のDM
- セールやキャンペーンの告知
- クーポンを付帯するDM
3-3. 圧倒的な量の情報を掲載できる「A4ハガキサイズ」
A4サイズハガキの圧倒的な紙面の大きさは、ハガキサイズのおよそ4.8倍の面積を誇るA4サイズハガキを利用するメリットは、何より掲載できる情報量の多さにあります。このサイズはスーパーや家電量販店のセール告知、イベントの告知など、特に紹介したい商品が多くある場合に最も威力を発揮します。
セールの告知であればキャンペーンや目玉商品の特徴を細かく説明することもできますし、イベントの告知であれば、イベント内容やゲストのプロフィールなどまで、詳細な情報を一度に伝えることができます。
【A4ハガキサイズの最適な用途】
- 家電量販店のセール告知
- スーパーの安売り告知
- イベントの内容を詳細に伝えるDM
- 詳細な商品紹介を行いたい場合
4. 圧着ハガキで印刷面積を最大5倍までアップ!
圧着ハガキとは、紙を二つ折りにして内側に情報を掲載して糊付けしたハガキのことです。受け取った人は糊付けされた面を剥がして内側の情報を読むことができます。
送料はハガキと同じでありながら、掲載できる紙面を3倍以上に増やすことができるため、費用対効果の高いDMハガキとして大変人気があります。
ハガキの圧着は、表面、裏面2箇所の圧着ができます。表面か裏面のどちらかに圧着を施すことを「二つ折り圧着」、両面に圧着を施すことを「三つ折り圧着」と言います。
「二つ折り圧着」では印刷面積は同じ大きさのハガキの3倍、「三つ折り圧着」ではなんと5倍です。A4ハガキで「三つ折り圧着」を利用すれば、その印刷面積は大判の新聞広告に匹敵する大きさになります。
印刷コストは若干高くなりますが、送料を含めたコストパフォーマンスはたいへん高く、特に多くの商品やサービスを掲載したい場合は最適の宣伝手段です。
まとめ
いかがだったでしょうか。では最後にDMハガキの代表的な3サイズの特徴と最適な用途を簡単に振り返っておきましょう。
・通常ハガキサイズ(100mm × 148mm)
最も頻繁に用いられるサイズで送料も一番安いですが、他のハガキに埋もれてしまうというデメリットもあります。定期的に開催するイベントや、会員向けのDMに最適です。
・大判ハガキサイズ(120mm × 235mm)
送料は割高ですが、大きさのためよく目立ち、反響率を高める効果があります。これまでにない新商品や新サービス、また新店舗の開店告知などでの利用に便利です。
・A4ハガキサイズ(210mm × 297mm)
巨大なサイズは多くの情報を掲載でき、送料から見たコストパフォーマンスは最も高い大きさですが、案内状のような情報が少ない告知などには不向きです。スーパーや家電量販店のセール告知など、多くの商品を扱うDMに最適なサイズです。
また圧着ハガキを利用すれば、同じ送料で印刷面積を増やし、DMのコストパフォーマンスを高めることもできます。DMハガキはサイズによって適応する用途やサービスは異なるため適切なサイズを選ぶことはDMの反響率を高める上でとても大切です。
ぜひこの記事を参考にして、自分のサービスや商品にあった最適なDMハガキのサイズを選んでください。