「ダイレクトメール(=DM)を自分で作りたい!」
「スマホやPCで簡単に作成できる無料アプリはないかな?」
あなたは今、そうお考えではありませんか?
DMのデザインはプロに頼むと最低でも2、3万円かかります。
もし、無料のアプリやサイトを使って自分で簡単に作れたら、時間も経費もかからなくて助かりますよね。
そこで今回は、DMが自分で簡単に作成できる無料アプリ&サイトをご紹介します。
当記事では、使いやすさやデザインの豊富さで人気のあるものだけを厳選してお届けします!プロが作った集客力があるテンプレートや、海外のオシャレなデザインが豊富にあるものなど、見ているだけでもワクワクするものがいっぱいです。
どれも基本的には、パターンを選んで写真や文字をはめるだけと、とても簡単なので、さっそく選んで使ってみてください。デザインできたら、そのまま印刷から配布までワンストップで業者に発注できるものもあります。ダイレクトメールは、素早く作って手軽に配布できるという機動性が魅力の広告物です。
思い立ったらサクサク作って、商機をガッチリ掴んでくださいね!
目次
1.無料でDM作成できるアプリ2選
無料な上に、操作が分かりやすく、デザイン豊富なアプリを2つご紹介します。
地元の集客に強いデザインの「POP KIT」と、意識高い系オシャレデザインの「Canva」です。
どちらも不具合の報告も少なく、総合的におすすめできるものなので、安心して使ってくださいね。このほかにも、ハガキ・フライヤー専門アプリやソフトはあります。
しかし、操作性がイマイチだったり、日本語の文字がけなどの不具合があったりと「誰でも簡単にDM作成できる」とは言えないものもありますので、ご注意ください。
1-1. 「POP KIT」
出典:POP KIT
DMやPOP作成アプリと言えばコチラ!一番人気の「POP KIT」です。もともとはPOPを作るためのアプリですが、DMのハガキやチラシも作成できます。
とにかく操作が簡単で、誰がやっても集客力あるプロの仕上がりになるのが人気のポイントです。
【特長】プロの素材を組み合わせるだけ!直感的な操作でスイスイ作れるお手軽アプリ
- プロのデザイナーが作ったPOP素材をスタンプ感覚で配置するだけ。素材は4万点以上!
- 基本操作は指1本。文字の縁取りや写真の切り抜きも簡単操作。
- スーパーマーケット、飲食店、美容サロン等、各専門業種の素材も豊富。デザインもキレイ系からインパクト系、手書き系までさまざまあります。
何はともあれ、このラクラク操作性は見るのが一番!
こちらの説明動画をご覧ください。
2019年9月からは待望のWEB版もできました。携帯、タブレット、PCからでも使えます。
運営会社 | 株式会社POPKIT |
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素材数 | POP素材4万点以上 |
課金 | 無料、一部有料あり |
公式サイト | https://www.popkit.net/ |
- WEB版の登録・ログインはコチラ
1-2. オーストラリア発オシャレデザイン満載「Canva」
出典:canva
アパレルや美容系、イベント等の「オシャレなデザインのDMがつくりたい!」という人には断然こちらの「Canva」がオススメです。
オーストラリア発のグラフィックデザインツールで、世界1,000万人が愛用しています。完成された美しいデザインフォーマットが豊富にあり、文字を差し替えればOKという簡単さが感涙ものです。
基本は無料ですが、一部有料のものもあります。有料でもデザイン1つ1ドル(約120円)です。
【特長】最新デザイン満載。素材は無料で8,000点、有料で30万点以上!
- 洗練されたデザインテンプレートがたくさんあり、文字や写真を自由に入れるだけで完成します。
- DMやチラシ、ハガキはもちろん、SNS用ヘッダーカバー、ポスター、ロゴ、バナー広告、プレゼン資料、履歴書、名刺、レターヘッド、雑誌、電子書籍、CDジャケットまで制作可能。
- ブラウザ上で使えるクラウドツールなので、複数のデバイスからいつでもどこでもアクセスでき、アプリとの同期も可能です。
出典:canva
基本は完成されている好きなフォーマットデザインを選んで、文字を入れ替えたり、写真のサイズを変えたりするだけでOK。もちろん商業用に使えます。
デザインに自信がない人のための神アプリ&クラウドツールです。
運営会社 | 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ |
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素材数 | テンプレート無料8,000点、有料30万点以上 |
課金 | 基本無料、有料もあり |
公式サイト | https://www.canva.com/ |
アプリ(iPhone、iPad、Android)はコチラ
2. 無料でDM作成できるサイト4選
携帯で作ることにこだわらず、PCも使用できる人には、無料テンプレートが豊富なサイトもオススメです。印刷会社やポスティング会社が運営しているものが主なので、経験があり、実際に当たるチラシ・ハガキのフォーマットが多いからです。
そのまま印刷〜配布までワンストップで頼めるものもあります。
2-1. PIXTA無料チラシテンプレート
出典:PIXTA
完成度が高いDMやチラシが一瞬でできるのがコチラのサイト「PIXTA無料チラシテンプレート」です。
4,760万点以上の写真素材を持つ会社が提供しているサイトなので、当然ながら写真が高品質。それだけでインパクトが強く、集客力が期待できます。
【特長】参加クリエーター30万人以上!豊富なカテゴリーからピッタリなテンプレが選べる
- チラシテンプレートは950点以上!「イベント」「美容・エステ」「キャンペーン・セール・特売」「飲食店」等、さらに「飲食店」の中でも「居酒屋・バー」「フレンチ」「焼肉・ステーキ」等、細かくカテゴリーがあるので、ニーズにピッタリハマるテンプレートが見つかります。
- すべて無料で安心。テンプレートを選んで、文字を入れたり、写真のサイズを変えたりするだけ。サイズを変えればポスターやハガキにもなります。
- データはPowerPoint®なので専用のデザインソフトを用意する必要はありません。
出典:PIXTA
運営会社 | ピクスタ株式会社 |
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素材数 | テンプレート950点以上 |
課金 | すべて無料 |
公式サイト | https://pixta.jp/templates |
2-2. パワポン
出典:パワポン
アスクルのネット印刷パプリが運営する無料テンプレートサイトです。
すべて無料のパワーポイントのテンプレートで操作もラクラク。完成したらPDFに変換して、自分で印刷してもいいし、そのままパプリに印刷を発注することもできます。印刷会社なのに、発注の縛りがないのがありがたいですね!
【特長】パワポでポン!とチラシのデザイン。本格テンプレートが1,500点以上
- 「業種・お仕事」「用途・シーン」「イメージ」「印刷・サイズ」で細かくテンプレートがあり、例えば「飲食店」の中でも「開店」「求人」「イベント」他、さまざまあります。
- 迷ったときは「週間・月間人気ランキング」も参考にできる!
- ポスター、カード、名刺、うちわのテンプレートもアリ
出典:パプリ by ASKUL
運営会社 | 株式会社アスクル |
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素材数 | テンプレート1,500点以上 |
課金 | すべて無料 |
公式サイト | https://ppon.askul.co.jp/ |
2-3. クイックデザインONLINE
「操作が難しいのはちょっと……」「イラストを使ったDMを作りたい」とお考えの方にピッタリなのが、クイックデザインONLINEです。その名の通り、24時間365日、誰でも好きなときにオンライン上でデザインできます。
編集画面は、実際に行う操作が項目名となっていて「どのボタンで、何ができるか」が一目瞭然!デザインが初めての方やPC初心者も、ラクラク簡単に操作できますよ。
【特長】イラストのテンプレがメイン!すべて無料&商用フリーで使える
- クイックデザインONLINEで利用できるテンプレートは、すべてプロが手掛けたもの。
プロのグラフィックデザイナーやアートディレクターが作成したテンプレートが無料&商用フリーで使えます。 - 写真よりもイラストのテンプレートがメイン!「イラストのDMを作りたい!」という方には特におすすめ。
- 紙の見本や商品サンプルなど、無料サンプルが充実しています。
出典: クイックデザインONLINE
運営会社 | 株式会社キングプリンターズ |
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素材数(一例) | Mはがきデザインテンプレート:296種類 チラシデザインテンプレート数:222種類 など |
課金 | 無料 |
公式サイト | https://dmfactory.biz.post.japanpost.jp/ |
2-4.ラクスル
出典:ラクスル
ネット印刷のラクスルが提供するオンラインデザインサービスです。基本的にラクスルに印刷を頼む人が使えるもので、印刷から発送・配布まで一気に頼めます。
時間がなく急いでいる人、手間を極力省きたい人にオススメです。
【特長】印刷や配布まで頼めるサイト。テンプレや写真・イラストたっぷり、フォントも49種類
- 業種別無料テンプレート4,000点以上、写真・イラスト2,000万点以上、モリサワのフォントが49種類無料。
- DMやチラシ以外にもパネルやシール、のぼり旗等、珍しい印刷物のテンプレートもアリ
- 印刷・配布までワンストップ。宛名リストをアップロードすれば、DMは最短翌日発送可能
- 出来上がったデザインをミスがないか自動チェック。デザインが初めてでも失敗ナシ
出典:ラクスル
運営会社 | ラクスル株式会社 |
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素材数 | テンプレート4,000点以上、写真イラスト2,000万点以上、フォント49種類 |
課金 | 無料 ※ただしラスクルで印刷すること |
公式サイト | https://lp.raksul.com/online-design/ |
デザインの料金について知りたい方におすすめ
3. 一覧で分かる!DM作成アプリ&サイトの比較表
先の章でご紹介したDM作成アプリ&サイトの特長やサービル内容等を簡単に比較できるように一覧でまとめました。
あなたの目的にぴったり合うサービスを見つけてくださいね。
名前 | POP KIT | Canva | PIXTA無料チラシテンプレート | パワポン | クイックデザインONLINE | ラクスル |
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こんな人におすすめ |
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特長 |
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素材数 | POP素材4万点以上 | テンプレート無料8,000点、有料30万点以上 | テンプレート950点以上 | テンプレート1,500点以上 | DMはがきデザインテンプレート:296種類、 チラシデザインテンプレート数:222種類など | テンプレート4,000点以上、写真イラスト2,000万点以上、フォント49種類 |
課金 | 無料(一部有料あり) | 基本無料、有料もあり | すべて無料 | すべて無料 | 無料 | 無料 ※ただしラクスルで印刷すること |
公式サイト | https://www.popkit.net/ | https://www.canva.com/ | https://pixta.jp/templates | https://ppon.askul.co.jp/ | https://kingprinters.com/quickdesign | https://lp.raksul.com/online-design/ |
4. 効果的なDMデザインのコツ5つ
この記事を読んでくださっている方は、基本的にはアプリやサイトのプロが作ったテンプレートを使用してDMを作ると思います。テンプレートなら、そのまま使えば効果があるDMが出来上がります。
しかし、作成に夢中になると、テンプレートの元の形がなくなってしまうほどいじってしまう場合があります。
そうなってしまうと残念ながら元のデザインの効果が期待できなくなります。
そんなときのために、根本的な「効果的なDMのデザインのコツ」をお伝えしておきます。ワケが分からなくなったらココに立ち返ってください。
4-1. パッと見て0.5秒で内容が分かるものを目指す
DMはパッと見て、一瞬で「何のメリットがあるのか」を伝えなければなりません。DMやチラシをゴミ箱に捨てるか否かの判断は、たったの0.5秒というデータがあるからです。
「一目で分かりやすいデザインにする」ことを念頭に置いて、すべての作業を行いましょう。次項はそのための具体的なテクニックになります。
4-2. 面積の3分の1は写真・イラストもしくはキャッチコピーにする
全体の面積の3分の1は、テーマが伝わる1枚の写真やイラスト、あるいはキャッチコピーで埋めましょう。面積を取ってドーンと目線を引くことで、読まずに一目でメッセージを伝えるためです。
「読まないと分からない」のでは、0.5秒以上かかるのでイラッとして捨てられてしまいます。飲食店なら、美味しそうな料理の写真、不動産ならステキな家の写真、もしくはメリットが伝わるキャッチコピーをドーンと3分の1の面積に置きましょう。
4-3. 横書きならZの形、縦書きならNの形の目線の動きを意識する
DMを手にしたときの人の目の動きは、横書きなら紙の左上から右上、そして左下から右下という「Z」の形になります。縦書きの場合は右上から右下、そして左上から左下の「N」の形です。つまり4つの隅にポイントがあります。
最も伝えたいことは、それぞれの始まりの場所か4隅を意識して置きましょう。(例えば横書きの場合は一番伝えたいキャッチコピーは左上始まりに、差出人の情報を右下や下に置くパターンが多いです。)
4-4. メインカラーを決めて使う色は3〜5色、文字の書体は3種類以内でまとめる
分かりやすく、読みやすくするためには、全体の印象がスッキリまとまっている方が効果的です。色数や書体の種類の数が多いとごちゃごちゃして、目が疲れて読みづらいからです。
メインカラーを1つか2つ決めて、アクセントに違う色を2、3足すくらいだとまとまりが良くなります。文字の書体も素人がむやみにたくさん使うと読みづらくなるので、3種類程度にしておくとまとまった印象になります。
4-5. ぎゅうぎゅうに詰めずにメリハリをつける
一目で内容を伝えるためには、伝えたいことを厳選し、そこが目立つようにしましょう。全体を隙間なく情報でぎゅうぎゅうにしてしまうと、一番伝えたいことが埋もれて見えなくなってしまうからです。
「伝えたいことは大きくドーンと置いて、その他の情報はまとめてぎゅぎゅっと寄せて」という風にメリハリをつけて作りましょう。
<参考例>
ライバルや成功DM例を見て研究しよう
DMを作る前に、ライバルや成功DM例を見ておきましょう。写真の配置や書体の使い方、色使いで伝わるイメージが全然違うことが分かります。
自分が伝えたいことは何か、どんなデザインにしたら伝わるか、具体的に見てみましょう。
<参考サイト>
全日本DM大賞(郵便局)
5. DM代行業者を使えば、デザインから発送までまとめて頼める
自分でDMを作成・印刷・発送する場合、200〜300枚以上なら業者に頼むことを考えてみるのもおすすめです。
なぜなら自宅でやってもプリンターのインク代が意外と高くつきますし、作業時間も人件費に換算したらバカにならないからです。
業者は各依頼者の発送物をまとめてクロネコ等の配達業者に渡すので、送料も大口割引価格になりますし、デザイン・印刷についても自社で行うか業者割引でできます。その他、業者に頼むメリットをまとめてあげてみましょう。
【DM代行業者に頼むメリット】
- DM作成から発送までワンストップ。手間なくラクラク。
- 自分の時間や人件費、トータルの経費が節約できる
- 24時間受付・最短翌日発送可能な業者もある
- 属性データを持っていて、商材に合わせた発送先のリストアップも可能な業者もある
- プロのノウハウで目的にあったデザインやエリア選定、発送プランができ、高い反応率が期待できる
- ミスやクレーム処理も任せられる
費用や時間の節約ももちろんですが、業者の知見を使って反応率を上げることこそ大きな魅力です。DMが初めての方、ある程度の枚数を撒きたい方は、業者に頼んだ方がお金をムダにしないかもしれません。
DMの料金について知りたい方はこちら
まとめ
今回は、無料で効果的なDMが作成できるアプリやサイトについてお伝えしました。ポイントをまとめると以下の通りです。
- アプリやサイトの無料テンプレートを使えば、言葉や写真を差し替えるだけで完成!
- 一部有料だったり、印刷をその会社に頼まないといけないものもあるので注意する
- DMのデザインは「パッと見て、メリットが0.5秒で分かるように」作るのが基本
- 反応率を上げたい場合、大部数で時間や経費をかけたくない場合は業者がおトク!
高品質な無料DMテンプレートを有効に使って、集客力をアップしてください!