DMのサイズについて徹底解説!選ぶポイントと用途別おすすめサイズ

DMサイズの基礎知識!定型サイズから用途別おすすめサイズまで解説

「ダイレクトメールって、どんなサイズだと手にとってもらいやすく、開封してもらえる率が高いの?」

「送付する際に、形やサイズの決まりはあるの?」

そんな疑問を抱いている経営者の方や店長さんも多いのではないでしょうか?

結論から言えば、DMのサイズに決まりはなく、どんなサイズ・形のものでも送ることができます!

ただ、よく利用される定番サイズというのはあって、それらは比較的コストを抑えて作ることができます。

また、用途によって「このサイズが適している」というおすすめサイズもあります。

そこでこの記事では、

  • DMのサイズに関する基礎知識
  • よく利用される定番サイズ

についてわかりやすく解説していきます。

さらに、

  • DMのサイズを決めるポイント
  • 用途別のおすすめサイズ

についてもお伝えします。

この記事を読めば、あなたが出したいDMはどのサイズが最適なのかがわかるはずです!

1. DMのサイズに関する基礎知識

DMのサイズに関する基礎知識

DMにはどんなサイズがあるのでしょうか?
何か決まりを守らなければいけないのでしょうか?

この章では、そんな疑問を解消するためDMのサイズについての基本的な知識をお知らせしていきましょう。

1-1. DMのサイズに決まりはない!

結論からいえば、DMのサイズに決まりはありません。

どんな形、どんなサイズのものでも郵送できますし、法律などでの縛りもありません。
紙の印刷物だけでなく、立体的なものを送ることもできます。

日本郵便が主催する「全日本DM大賞」では、過去には以下のようなユニークな作品が入賞しています。

  • 化粧品サンプルが箱に入った豪華なDM
  • 飛び出す絵本のようなカード型DM
  • VIP用の金の名札入りの旅館のDM
  • 厚紙の封筒を組み立てるとスマホスピーカーになるDM

日本郵便「全日本DM大賞」公式サイト参照

他にはないインパクトあるDMは、受け取った人の興味をかきたてて商品購入や問い合わせにつながる率がぐんとアップします。
ただ、制作コストも送料も多くかかるという難点はあります。

一方で、ハガキや定形封筒などで送る一般的なDMにも、さまざまな定番サイズがあって選択肢は豊富です。
定番サイズのDMであればコストも抑えられますし、デザイン次第でインパクトを与えることも可能なので、多くの企業で利用されています。

1-2. よく利用される定番サイズ

DMには、よく利用される定番サイズというものがあります。

定番であれば、印刷会社は作り慣れていますし、送られた側も見慣れているので受け入れやすいというメリットがあります。

定番といっても種類は多様なので、送りたいDMに合わせて選ぶといいでしょう。

主な定番サイズは以下です。

封入物のサイズ(mm) 折り方 封筒サイズ(mm) 郵便 適する用途
はがき カード はがき(100×148) なし 洋はがき判(155×105) 定形 はがき、招待状、案内状など
1号カード(109×160) JIS洋1(176×120) 定形
2号カード(103×154) 洋2(162×114) 定形
6号カード(170×90) 洋6(190×98) 定形
A判 A4(210×297) なし 角2(240×332) 定形外 チラシ、書類、パンフレット、冊子など
横三つ折 長3(120×235) 定形 請求書、振込用紙など
洋長3(235×120) 定形 請求書、振込用紙など
洋4(235×105) 定形 エアメール
洋長6DL(220×110) 定形 返信用など
十字 四つ折 JIS洋1(176×120) 定形 案内状など
洋2(162×114) 定形
A5(148×210) なし 角6(162×229) 定形外 文芸誌、教科書サイズのもの
A6(105×148) なし JIS洋1(176×120) 定形 文庫本サイズのもの
洋2(162×114) 定形 招待状、ポストカードなど
B判 B5(182×257) なし 角3(216×277) 定形外 週刊誌サイズのもの

また、はがきサイズのDMには、圧着式といって二つ折や三つ折の面を貼り付けてあるものもあり、たくさんの情報をコンパクトに伝えたい場合や、内容を秘密にしたい場合などによく利用されています。

2. DMのサイズを決めるポイント

DMのサイズを決めるポイント

特にルールがなく無限の選択肢があるDMのサイズですが、では何を基準にして最適なサイズを決めればいいのでしょうか?

それには3つのポイントがあります。
以下で詳しく説明していきましょう。

2-1. コスト

まず重要なのはコストです。

できればインパクトのある変わったDMや、上質の紙を使った豪華なDMを出したいところですが、それらは定番サイズのDMに比べてデザイン料、印刷代、郵送代が高額になってしまいます。

サイズ的にもっともローコストなのは、小さくて封筒がなくても送れるはがきDMです。

サイズが小さいので印刷代を抑えることができ、送料も第二種郵便として送れば1通あたり63円で送ることができます。

「予算はないけれど、はがきサイズでは必要なことが書ききれない」

という場合は、圧着はがきを利用するのもひとつの手です。

圧着はがきは、紙を二つ折や三つ折にして面を貼り付け、はがきサイズにしたもので、受け取った人は各面を剥がして読みます。

これだと送料ははがきと同じ63円で、掲載できる情報量は2倍3倍にできるというメリットがあります。
また、もっと大きサイズのA4判などでも圧着式DMを作ることができますので、コストと情報量のバランスに悩んだら検討してみてください。

2-2. 情報量

DMによって、掲載したい内容や情報量はまちまちです。
知らせたい内容が少なければはがきで十分ですし、たくさんの商品情報などを掲載したければ大きなサイズにしたり、ページ数の多いパンフレットにしたりする必要があるでしょう。

例えば、同じ衣料品店のDMでも、

  • 「秋冬セール! 10/11?10/20 全品30?80%OFF!」という情報と店舗情報のみ伝えたい場合は、通常のはがきDM
  • 来期の新作アイテムの主なものを、モデルが着用したコーディネートイメージ付きで知らせたい場合は、大判のカタログDM

と、使い分けが考えられます。

「情報量はたくさん盛り込みたいけれど、サイズはあまり大きくしたくない」

という場合は、はがきサイズやA4サイズなどで圧着式DMにしてもいいですし、冊子型にしてページ数を増やすという手もあります。

まずは掲載したい内容をリストアップして、情報量がどれくらいかを把握しましょう。

2-3. インパクト

DMはサイズが大きいほど、受け取った相手にインパクトを与えることができます。

はがきよりもB5サイズ、B5サイズよりもA4サイズの方が、写真や文字は大きくレイアウトできますし、デザインにも工夫を凝らす余地があるためです。

さらにインパクトを重視したいなら、定形サイズではなく変わったサイズにするのもおすすめです。

大判のはがき、正方形や円形のカード、縦長で二つ折などは、他の郵便物に埋もれることなく印象に残りますし、スニーカーや車など商品そのものをかたどったDMや、厚みのある箱型なども開封してもらえる率がぐんと上がるでしょう。

コスト面で折り合いがつくのであれば、大判のものや定形外のものも検討してみてください。

3. 用途別・DMのおすすめサイズ

用途別・DMのおすすめサイズ

DMのサイズは、その効果にももちろん影響します。
はがきサイズの方が効果的な場合もあれば、大判の方が興味を持ってもらえる場合もあるのです。

そこで、オススメのDMサイズを用途別のまとめてみました。
まずは以下の表を見てみてください。

そのあとで、各項目について詳しく説明しますので、そちらも参照してください。

用途 具体例 おすすめサイズ
情報量の多いお知らせ ・新商品のお知らせ ・新規顧客への案内 ・セールの告知(情報が多いもの) A4サイズ以上
情報量の少ないお知らせ ・セールの告知(既存客向けの情報が少ないもの) はがきサイズ
申し込み用紙・ アンケート用紙 ・各種サービスの申し込み用紙 ・既存客向けのアンケート依頼 A4サイズ
クーポン ・来店時に持参すると割引など特典が受けられるクーポン はがきサイズ
特別感のある招待状など ・VIP顧客への招待状 ・高額商品の展示会などの案内状 二つ折のカード
その他 ・他社と差別化したい ・必ず開封してほしい   など 変形サイズ 圧着式 など

3-1. 情報量の多いお知らせ

伝えたい情報がたくさんある場合は、はがきなど小さいサイズでは内容を盛り込みきれません。

少なくともA4サイズ以上ある方がよいでしょう。

例えば、

  • 新商品発売で、スペックなどを詳しく伝えたい場合や、商品数が複数ある場合
  • 新規顧客向けに、自社の商品やサービスの内容、料金などを細かく知ってほしい場合
  • セールの告知で、具体的なセール品について商品紹介や割引額、写真など多数紹介したい場合

などは、A4サイズ以上を選んでください。

3-2. 情報量の少ないお知らせ

伝えたい情報がそれほど多くない場合は、はがきサイズのDMにすればコストも抑えられるのでおすすめです。

例えば、

  • セールの告知で、開催期間・割引(全品50%OFFなど)・店舗情報などだけ記載すればいい場合
  • お得意様向けに、店舗移転や新店舗開店などのお知らせをしたい場合

などであれば、はがきサイズで十分に情報を掲載することができます。

3-3. 申し込み用紙・アンケート用紙

送った相手に何か記入してもらう必要のある用紙を送る場合は、A4サイズにするのが一般的です。

相手方もなじみがあるサイズですし、返信してもらった用紙をファイリングするのにも便利だからです。

例えば、

  • ハウスクリーニングや宅配サービスなどの案内と一緒に申し込み用紙を同封したい場合
  • 既存顧客に自社サービスや自社商品についてのアンケートを送付したい場合

などは、送付状、チラシ、記入する用紙をすべてA4に揃えて送るとよいでしょう。

3-4. クーポン

DMからの来店や問い合わせを増やすためには、DMにクーポン特典をつけるのが効果的です。
その場合は、バッグに入れて簡単に持ち歩けるはがきサイズ以下が最適です。

A4版のチラシなどから切り取る方式だと、面倒なので反応率が下がってしまう可能性があるためです。

例えば、

  • 飲食店で、クーポンを持参すれば◯%割引や、デザートサービスなどの特典をつけたい場合
  • 展示会やイベントで、DMを持参するとノベルティなどをプレゼントすることで集客したい場合

などには、はがきDMをそのままクーポンとして扱うか、封書DMならはがきサイズ以下のクーポンを封入するようにしましょう。

そのサイズなら、受け取ったらすぐにバッグに入れて持ち歩けるサイズので、「必ず行こう」という意欲的な顧客はもちろん、「行くかどうかまだわからないけれど、もし行ったときにはクーポンを使って得したい」という人たちも取り込める可能性が広がるからです。

3-5. 特別感のある招待状など

単なる商品やサービスの告知ではなく、特別なお得意様への招待状などを送る場合は、結婚式やパーティの招待状のような二つ折のカードを選びましょう。

例えば、

  • VIP顧客のみが参加できる、宝飾品やハイブランドなどの展示会に招待したい場合
  • アパレルで、通常セールの前にお得意様向けのクローズドなセールをするので案内状を出したい場合

などは、「あなただけにご案内します」という特別感を抱かせることができる二つ折カードがおすすめです。

紙質やデザインなども、高級感あるものにするとよいでしょう。

3-6. その他

他にもDMにはいろいろなパターンがあります。

具体的には、

◎とにかく他社と差別化したい場合
→ 定形外の大きなサイズや、ユニークな形のDMでインパクトを与える

◎送った相手には、捨てずに必ず開封してほしい場合
→ はがきサイズやA4サイズなどで、圧着式にして「中を見てみたい」という気持ちに訴える

などです。

いずれの場合も、「相手がこのDMを受け取ったらどう感じるか、どう行動するか」を推測してDMのサイズを決めるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?

DMサイズについて、基本的なことから実践的な知識までをお伝えできたかと思います。

では最後に、もう一度要点をまとめてみましょう。

  • DMのサイズに決まりはなく、どんなサイズ・形でも送付可能
  • よく利用される定番サイズは、はがき・A4・A5・A6・B5
  • DMのサイズを決めるポイントは、コスト・情報量・インパクト

以上を踏まえて、あなたが送りたいDMの最適なサイズを選べるようになれば幸いです!

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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