広報誌の記事を読んでもらえるかどうかは「見出し」で決まります。
どんなに本文が良く書けていても、見出しで興味を持たなければ、読んでもらえないので話になりません。
『優秀なコピーライターは本文を書くのに勝るとも劣らない労力を掛けて見出しを作る』といわれるほどなのです。
「それじゃ、どんな見出しをつければ興味を持たせられるの?」
「優秀なコピーライターでも大変な、良い見出し作成なんて私では無理なんじゃ…?」
いいえ、ご安心ください。
この記事では、読みたくなる見出しをつける5つのコツをわかりやすい例を挙げて解説します!
- パワーワード(強い言葉)で引き寄せる
- 役立つ情報があると期待させる
- 数字を含めて印象づける
- 答えたくなる問いかけを用いる
- 擬音語や擬態語で想像力を刺激する
また、初心者でもセンス良く作れる簡単な見出しのデザインを6パターンご紹介します。
これらを把握して取り入れて頂ければ、誰でも、人の目を惹く見出しを作ることができます!
さらに、コツが生かされた「読者を引き寄せる見出しの事例」を6選ご紹介します。
この記事を読むことで、どういった見出しが皆に響きやすいのかがわかり、見出しのつけ方が具体的にイメージできるはずです。読み手の心を一瞬で掴む「読みたくなる」見出しを作ってみましょう。
目次
1.【例つき】読みたくなる見出しをつける5つのコツ
それではまず最初に、読みたくなる見出しをつけるコツを解説します。
広報誌の見出しに、以下の5つの中のひとつ、あるいは幾つかを組み合わせて適用することで、読者の目を惹きつけ、記事を読んでもらえる確率がグッと上がります。
- パワーワード(強い言葉)で引き寄せる
- 役立つ情報があると期待させる
- 数字を含めて印象づける
- 答えたくなる問いかけを用いる
- 擬音語や擬態語で想像力を刺激する
ひとつずつ分かりやすい例を挙げて説明していきますので、しっかり覚えてあなたの見出しに反映させてくださいね。
1-1.パワーワード(強い言葉)を使う
記事の見出しに、パワーワード(強い言葉)を使うと、読者の心を掴んで惹きつけやすくなります。
パワーワードとは、以下に示すような言葉です。
パワーワード(例) |
たとえば、次の見出しを比較してみてください。
- 「〇〇小の保護者に読んでもらいたい記事5選」
- 「必見!〇〇小の保護者に読んでもらいたい記事5選」
- 「ウィルス対策に役立つ3つのルール」
- 「効きすぎる!ウィルス対策に役立つ3つの秘策」
どちらも、後者の記事をより読んでみたくなると思いませんか。
このように、パワーワードを使うことで見出しは目に留まりやすく変化します。
パワーワードのインパクトで引き寄せ力が高まり、読まれる見出しになるのです。
見出しがありきたりで力無く思えたら、パワーワードを継ぎ足したり、インパクトのある言葉に置き換えることを検討してみましょう。
1-2. 役立つ情報がある!と期待させる
見出しで、有益な、役立つ情報が載っていることを知らせることができれば、記事は確実に読んでもらえます。役立つ情報がある!と期待させるには、一見して何について書いてあるのかが分かるような見出しにしなくてはなりません。
たとえば以下の良い例のような見出しです。
悪い例 |
良い例 |
悪い例 |
良い例 |
良い例の方が具体的で、関わりのある人に『それなら知りたい』『読みたい』と思わせます。
見出しに迷ったら、読者に『読む時間を割くに値する役立つ情報が書いてある!』と期待させるような、記事の内容を魅力的に反映させた言葉を考えてみてください。
1-3. 数字を含めて印象づける
見出しの中に数字を含めると興味を持たれやすく、その記事を読者に印象づけることが出来ます。
たとえば以下の良い例のような見出しです。数字を含めない悪い例と比較してみてください。
悪い例 |
良い例 |
悪い例 |
良い例 |
悪い例 |
良い例 |
数字が含まれている方が、内容がイメージしやすく、見出しも印象的になることがわかりますよね。
細かい数字が使える場合は3つ目の「満足率95.8%」のように、なるべく詳細な数字を用いると信憑性が増してさらに効果的です。見出しに悩んだら、数字を含めて印象づける工夫をしましょう。
1-4. 答えたくなる問いかけを用いる
答えたくなるような問いかけを用いることで、記事が読みたくなる見出しになります。なぜなら、一般に、人は「質問をされると反射的に答えたくなる」性質を持っているものだからです。
以下の見出しの上下を比較してみてください。
〇月〇日船上婚活パーティを実施します! |
〇月〇日船上婚活パーティ!あなたも素敵なパートナーが欲しくない? |
同期より早く出世する方法 |
なぜ君は出世できないかわかる? |
退院後の生活設計 |
病気が治ったら何をする? |
問いかけがある方が興味を惹かれ、内容に対して前のめりな気持ちになるのが分かって頂けるかと思います。
質問形式の見出しは、好奇心が刺激され、読者が思わず自分の答えを考える=答えたくなるのですね。
見出しに悩んだときは、答えたくなる問いかけのパターンを検討してみましょう。
1-5.擬音語や擬態語で想像力を刺激する
擬音語、あるいは擬態語を含めた見出しは想像力を刺激して、読者を記事へ引き寄せます。
擬音語とは、自然界の音や物音を表した言葉です。
例)ドンドン(叩く音)、ザーザー(雨の音)
擬態語は、物事の様子や状態を表した言葉です。
例)黙々と(仕事をする)、(期待で)ワクワク
擬音語や擬態語は、感情や雰囲気のニュアンスを表現するのに効果的で、これらを含めることで臨場感のある見出しになります。
以下の上下の見出しを比較してみてください。
最高!美味しいステーキが自慢の店 |
最高!じゅわっと肉汁溢れるステーキが自慢の店 |
ズボラ主婦必見!たまった家事を早く片付ける時短術 |
ズボラ主婦必見!たまった家事をサクサク片づける時短術 |
翌朝気分良く起きられる快眠法 |
目覚めスッキリ!朝スカッと頭が冴える快眠法 |
擬音語や擬態語を取り入れた見出しの方が、五感に訴えかけて想像力を刺激するのがわかりますね。記事の見出しに迫力がないと感じたら、臨場感を感じさせる擬音語や擬態語を取り入れてみましょう。
2. 誰でもセンス良く作れる!簡単な見出しデザイン6パターン
つけ方のコツを知って、良い見出しのワードが浮かんできたでしょうか。
この章では、簡単な見出しのデザインを6パターン紹介します。
- 字を太くする・色を変える
- 線で囲む・線を加える
- 手書き文字にする
- アイコンと組み合わせる
- イラストと組み合わせる
- 吹き出しやリボンにする
見出しで読者を惹きつけ、記事を読ませるためには、言葉以上にデザインの果たす役割が重要です。
どんなに良い見出しをつけても、デザインがだめだと本文に誘導することができません。
本文に誘導しやすい見出しデザインを考える時の基本的なポイントは、大きく2つです。
【見出しと本文が区別されているか】 【内容にあったデザインになっているか】 |
これらをクリアした上で、読者を記事に引き寄せる工夫が必要になります。ここでは、業者などに依頼せず、ご自身でデザインされる方に向け、誰でも取り入れられる簡単なパターンを取りあげます。
これらのパターンを用いるだけで、デザイン初心者の方でも、見出しをセンス良く見せることができますので、ぜひ参考にしてくださいね。
2-1. 太くする・色を変える
見出しの文字を太くしたり、色を変えるだけで、見出しを目立たせることが出来ます。それだけで、見出しと本文を区別するという基本ポイントが押さえられ、読みやすい記事になります。
以下の例をご覧ください。
例)見出しの文字を太くする
必見!記憶力が良くなる3つのメニュー 食べただけで記憶力が良くなるメニューがあったら試してみたいですよね。 |
例)見出しを太くして赤にする
必見!記憶力が良くなる3つのメニュー 食べただけで記憶力が良くなるメニューがあったら試してみたいですよね。 |
同じくらい簡単な方法で、背景をカラーで塗りつぶすというパターンもあります。
例)見出しを太くして背景色を選んで塗りつぶす
必見!記憶力が良くなる3つのメニュー 食べただけで記憶力が良くなるメニューがあったら試してみたいですよね。 |
シンプル過ぎると思われるかもしれませんが、デザインに凝り過ぎて見出しと記事が乖離するよりは、よほど読みやすく失敗のない見出しデザインになります。
2-2.線で囲む・線を加える
見出しを線で囲む、あるいは見出しに線を加えることで見出しをしっかり目立たせることが出来ます。見出しと本文を区別するというポイントが押さえられ、記事に誘導しやすい見出しデザインです。
以下の例をご覧ください。
例)見出しを線で囲む
そろそろ働き方を変えてみない? |
例)見出しに下線を加える
そろそろ働き方を変えてみない?
例)見出しの頭に縦に線を加える
|そろそろ働き方を変えてみない?
加える線の色を変えることで以下のようにメリハリをつけることもできます。
例)見出しの頭にカラーで線を加える
|そろそろ働き方を変えてみない?
|そろそろ働き方を変えてみない?
見出しごとに縦線のカラーを変えて遊ぶのもありでしょう。
簡単でシンプルなデザインですが、変にごちゃごちゃした印象を与えず、内容に沿った見出しデザインにしたい場合にかなり有効なパターンです。
2-3. 手書き文字にする
見出しを手書き文字にデザインするだけで、親近感を湧かせ、読者を惹きつけやすくなります。
以下の例を見ていただければわかるように、手書き文字は柔らかく、温かみのある印象を与えます。
記事に対して読みやすいイメージと親密感を抱かせるので、特に、子供の行事などを伝えるPTA広報誌や、高齢者にも読んで欲しい病院の広報誌などに、手書き文字の見出しデザインがおすすめです。
2-4. アイコンと組み合わせる
見出しをアイコンと組み合わせるデザインなら、記事の雰囲気を見出しで印象づけられます。
アイコンとは、対象とするものを記号や図形の形にしたものです。
たとえば、「キッチングッズのアイコン例」では以下のようなものがあります。
アイコンと組み合わせることで、パッと見て何に関する記事なのかがイメージしやすくなります。形にもよりますが、大体においてユニークで読みやすい記事といった印象を与えてくれます。
ペンのアイコンと見出しを組み合わせた以下の例をご覧ください。
アイコンがついていないデザインを想定してみると、アイコンがあるおかげでポップで読みやすいイメージを与えているのがわかりますね。
2-5. イラストと組み合わせる
イラストを組み合わせることでも、印象的で「読みたい!」と感じさせる見出しデザインが作れます。
記事内容を連想させる可愛いイラストや、面白いイラストは、言葉以上に強い引き寄せ力があります。
記事見出しではありませんが、例として下記のイラストつき付箋をご覧ください。
もしイラストがなく文字だけだったら…と考えると、個性のないただの名詞に見えて引き寄せられないですよね。記事でも同じです。見出しをこのようなイラストと組み合わせたデザインにすることによって、興味を持たせることができます。
2-6.吹き出しやリボンにする
見出しデザインを簡単にオシャレに魅せる方法として、吹き出しやリボンにするというパターンがあります。
吹き出しというのは、漫画で登場人物の台詞を表すために口元から描かれている空間のことです。
見出しに使うと、たとえば以下のようなデザインになります。
吹き出しをもっと大きくして、「こんな西小山に住んでみたい」の2行を入れ込んでもまたインパクトがありそうですね。記事を読む人の中には、「漫画みたいに面白ければ読む気がする」という人だっているでしょう。
見出しに吹き出しを利用することでシャレたデザインになるだけでなく、記事にとっつきやすくなり、面白そう!というイメージを与えます。
リボンの見出しデザインは、以下のようなリボンの枠の中に文字を入れるパターンです。
リボンデザインは女性受けが良く、簡単にオシャレな雰囲気になります。
リボン=プレゼントというイメージがありますよね。
自分に向けられた有益なメッセージという印象で、万人受けするので、特に病院や自治体などの広報誌におすすめです。
3. 参考にしたい!読みたくなる見出し事例6選
コツやデザインを知って、具体的な見出しのイメージが出来てきたのではないでしょうか。
それでもまだ、コレ!という見出しが浮かばないという方のために、参考になる見出しの事例をご紹介します。
- パワーワードを赤で強調!横書きが効いた見出し
- アイコン付き!答えたくなる!問いかけの見出し
- イラストとの相乗効果!やさしい言葉で読ませる見出し
- 手書き文字にピッタリのコピーがハマッてる見出し
- 線の使い方が上手い!答えが知りたくなる見出し
- 可愛いタッチと気になる数字で女性を惹きつける見出し
広報誌だけでなく、新聞や広告チラシも含めた6選ですが、どれもここまでお伝えしてきた「読みたくなる」要素を含んだ惹きつける見出しですので、どこがいいのかを考えながら、みていって頂けたらと思います。
3-1. パワーワードを赤で強調!横書きが効いた見出し
パワーのある赤を使い、「新製品」というパワーワードをさらに強調した見出しです。一見シンプルですが、縦書き記事に対して横書きの見出しが目立っていて効果的です。上段にグラデーションを用いているところにも工夫が見られます。
150%や2品といった数字を取り込んでいたり、チェックのアイコンと組み合わせている所も引き寄せ要素になっています。
3-2. アイコン付き!答えたくなる問いかけの見出し
思わず「大丈夫じゃないかも…」なんて答えたくなってしまう、問いかけの要素を用いた見出しです。
デザインは太字になっているだけでシンプルですが、問いかけ方式になっていることで興味をそそられます。
シンプルな中にも蛍光色寄りのブルーは清涼感と清潔感があって、医療系の記事には適しているといえます。
少しでも肝炎に疑いを抱いている人は記事を読みたくなりますよね。
「チェック肝炎!」のアイコンも見出しの一部として引き寄せ要素になっています。
3-3. イラストとの相乗効果!やさしい言葉で読ませる見出し
見出し自体のデザインは凝っていないのに、イラストとの相乗効果で読者を惹きつけます。また文言が、見出しというより語りかける口語調や、ダイレクトに伝わる体言止めにになっている所にも工夫が凝らされています。
誰にでも伝わるやさしい言葉で、敢えて漢字をカタカナに変えたりして堅苦しさを排除している所も参考になりますね。イラストと見出しのわかりやすさで、見づらい小さい文章もがんばって読みたくさせてくれる、上手いデザインです。
3-4. 手書き文字にピッタリのコピーがハマッてる見出し
手書き文字と、「殿様はつらいよ。」というユーモアのあるコピーが、上手い具合にピッタリハマッていて興味を惹く見出しです。もし手書きでなかったら、「殿様」という言葉はもう少し難しく、お勉強っぽく響いてしまうのではないでしょうか。
手書きで、かつ、皆がよく知っているフレーズをもじった見出しを選択したことで、記事に親近感を覚えさせ、読みたい気持ちに誘導することに成功しています。
3-5. 線の使い方が上手い!答えが知りたくなる見出し
こちらの見出しは、罫線の使い方が上手な点が参考になります。経済新聞ということもあり、きちきちっとした雰囲気で、全体に遊びは少ないデザインですが、罫線の引き方が要所要所的確で、読みやすい記事になっています。
見出しの前後に太く引かれた線が効いていますよね。「感動」という言葉はパワーワードですし、力のある赤を使っているのも惹きつける要素になっています。
経営とは?! と問いかけられることで、その先の答えを知りたくなってしまう「読みたくなる」見出しです。
3-6. 可愛いタッチと気になる数字で女性を惹きつける見出し
淡い可愛いタッチで描かれたイラストやパステルカラー、見出しの繊細な筆致の囲みなど、女性を惹きつける要素が盛り沢山です。
記事全体は、ふんわりした優しい雰囲気にしておきながら、見出しで「1円もムダにしない…」という女性、特に主婦の目を引き寄せずにおかない現実的な数字を使っているのが、読ませポイントとして効果的です。
サブ見出しの「3パターン」といった数字の使い方も上手いですね。具体的なので知りたくなります。「その1」を好感度の高いリボンフレームにしてあるのも、読まれやすいポイントです。
4. こんな見出しはNG!見出しをつけるときの注意点3つ
ここまで読まれたあなたは、そろそろ良い見出しがいくつか頭に浮かんできたことでしょう。さっそく作成に掛かって頂きたいのですが、その前に、自分では良いと思っても避けた方がいいNGな見出しについて、注意点をお伝えしたいと思います。
見出しをつける時の注意点は3つあります。
- 主観の入った見出しは避ける
- そのままを見出しにしない
- 長すぎる見出しは避ける
1つずつ解説していきます。
あなたのつけようとしている見出しは引っかかっていないかどうか、しっかりチェックしていきましょう。
4-1. 主観の入った見出しは避ける
主観の入った見出しは避けましょう。作り手の主観を感じさせる見出しをつけると、読者に違和感や、時には反感を覚えさせることがあります。
たとえば以下のような見出しです。
「ガンに効くオリーブオイルを摂取しよう」
オリーブオイルがガンに効くというのは、一部立証もされている説ではありますが、一般的に浸透したり賛同されているものではありません。見出しで言い切ってしまうと、多分に主観が入っているイメージを与え、違和感を持つ人が出てきます。
「特集!〇中体育会で一番強いバスケ部の新星」
「〇中の体育会でバスケ部が一番強い」というのは、そう思っていない人にとっては反感を覚えるワードです。大会での優勝が一番多いなど指標があるにせよ、「大会がないだけで本当に強いのは〇〇部だ!」という意見だってあるかもしれません。
上記のように、主観を交えると見出しの時点で引かれてしまい、記事を読んで貰えない可能性があります。
同人など、同じ考えに賛同するグループの広報誌であれば問題ない場合もありますが、基本的には主観を加えるのは避けた方が無難です。政治的な偏りにも注意してください。
主観的な見出しかどうかを判断するわかりやすいポイントは「個人的な意見であるかどうか」、という点です。
個人的な意見かもしれないと感じたら、そのワードは使用しないようにしましょう。
4-2. そのままを見出しにしない
「6年修学旅行」、「第〇回文化祭」のように、催し物やイベント、商品名などをそのまま見出しにするのは避けてください。
イラストやアイコンを加えることで読みたい見出しにできる可能性はありますが、それはデザインの効果であって、ワードとしては引き寄せる工夫が何もされていない、形だけの見出しになってしまいます。
たとえば以下のようなケースで考えてみましょう。
「〇月〇日新発売〇〇ストロング」
新発売というのはパワーワードではありますが、それにしてもやはり不親切です。よほど時間のある人でないかぎり、『ああ、そう。』『だからなに?』といった受け止め方になって、記事まで読んでくれません。
「〇月〇日新発売の〇〇ストロングは旧タイプと何が違うのか?」や、
「絶対美味しい!新登場の〇〇ストロングを勧める3つのポイント」と、比べてみてください。
どちらが記事を読んでみたくなるかは歴然ですよね。そのままを見出しにつけるのは避け、コツの章でもお伝えしたように、パワーワードや数字など「読みたくなる」要素を加えた見出しを工夫しましょう。
4-3. 長すぎる見出しは避ける
長すぎる見出しはNGです。長すぎると意味が伝わりづらくなって、引き寄せるどころか「面倒臭い記事」という印象を与えてしまいます。
たとえば、以下の例をみてください。
「主婦必見!たまった家事を1日1時間でサクサク片付けられるスゴイ時短術って知ってる?」
いくら良い要素を取り込むといっても、詰め込みすぎるとわけがわからなくなってしまいますよね。わけがわからないということは、読みたくならないということですから、良い見出しにはなりません。
あくまでも目安ですが、一般に見出しに適した文字数は15字〜30文字くらいです。
見出しを考えたら、良い要素を盛り込みすぎて、かえってわかりづらい長い見出しになっていないかをチェックしましょう。
見出し作成力上達の近道は、良い見出しを見ることと、数多く練習することです。 |
広報誌のタイトルについて知りたい方におすすめ
まとめ
読みたくなる見出しをつける5つのコツ
- パワーワード(強い言葉)で引き寄せる
- 役立つ情報があると期待させる
- 数字を含めて印象づける
- 答えたくなる問いかけを用いる
- 擬音語や擬態語で想像力を刺激する
見出しを簡単にセンス良く作るデザインのパターン
- 字を太くする・色を変える
- 線で囲む・線を加える
- 手書き文字にする
- アイコンと組み合わせる
- イラストと組み合わせる
- 吹き出しやリボンにする
見出しを作る際は以下の3つの点に注意
- 主観の入った見出しは避ける
- そのままを見出しにしない
- 長すぎる見出しは避ける
記事を参考に、読み手を記事に引き寄せる見出しにトライしてみてくださいね。