チラシ用紙が選べる3STEP!目的別と業種別おすすめの用紙を紹介

チラシの見本

「素晴らしいチラシのデザインが出来た!でも、用紙はどれを選べばいいのだろう?」

「チラシに使える用紙には、どんなものがあるのだろう?」

あなたは今、こんな風に考えていませんか?

チラシに使われる印刷用紙には、コート紙やマット紙などさまざまな種類、さらに、厚さ、サイズなど、決定しなければならない要素がたくさんあって、迷ってしまいますよね。

でも、ご安心ください!

この記事でご紹介する方法なら、十分な知識がなくても大丈夫!

この記事では、「たった3ステップで確実にチラシの用紙を選べる」方法をご紹介します!

STEP1)用紙の種類を選ぶ
STEP2)用紙の厚さを選ぶ
STEP3)用紙のサイズを選ぶ

さらに、ここでは、目的別、業種別に選ぶべきチラシ用紙をご紹介します。

【目的別】コストを抑えたい、落ち着いた印象にしたい、色鮮やかにしたい など

【業種別】スーパー、飲食店、家電量販店、デパート など

3つのステップについて、それぞれ丁寧に詳しく解説し、目的・業種ごとに多く使われているおすすめの用紙をご紹介していきますので、ステップに沿って選んでいくだけで、あなたが選ぶべき最適なチラシ用紙を見つけることができるようになるでしょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

1. チラシ用紙の選び方|選ぶべき用紙が決まる3ステップ

用紙を決める3ステップ

これから、あなたのチラシにベストマッチする用紙を選ぶための「3つのステップ」をご紹介していきます。

  1.  まず最初に、用紙の種類を選びます
  2.  種類が決まったら、次に用紙の厚さを選びます
  3. 最後に、配布方法に応じた用紙のサイズを選びます

この順番で、チラシ用紙選びを進めていきましょう。

印刷用紙についての十分な知識や経験がなくても、3つの要素を順番に選んでいくことで、最適なチラシ用紙を間違いなく選び出すことができるのです。

それでは早速、チラシ用紙の種類を選んでいきましょう!

2.  【STEP1】チラシ用紙の種類を選ぶ

用紙の種類

ツヤ

コスト

写真

文字

高級感

雰囲気

コート紙

マット紙

上質紙

×

更紙

×

×

印刷用紙にはさまざまな種類がありますが、チラシ用紙として一般的に使われる、おすすめの用紙は次の4種類です。

  • コート(グロスコート)紙
  • マット(マットコート)紙
  • 上質紙(じょうしつし)
  • 更紙(ざらがみ)

チラシ用紙として最も多く使われているのは、「コート紙」です。皆さんも、ツルツルとした手ざわりとツヤのあるチラシを目にする機会は多いのではないでしょうか?

どの用紙すればよいか迷う場合は、コート紙を選んでおけば間違いありません。

その次に、マット紙、上質紙がよく使われます。落ち着いた印象のチラシにしたい場合は、このどちらかの用紙がおすすめです。コストを抑えたい場合は、更紙や薄いコート紙を使う方法がよいでしょう。

では、この4種類の用紙について詳しくご紹介したいと思います。

そのあと、

  • 【目的別】おすすめの用紙の種類
  • 【業種別】おすすめの用紙の種類

をご紹介していきますので、ぜひ続けてご覧ください!

2-1.  チラシにおすすめの用紙4種類の特徴

それぞれの用紙の種類について、用紙の特徴をご紹介します。

コート紙

新聞広告やポスティングされるチラシの用紙として、最も多く使われているのが「コート紙」です。「グロスコート紙」とも呼ばれます。

ツルツルした手ざわりの色鮮やかなチラシをつくりたいなら、コート紙がおすすめです。

コート紙はいろいろな厚さを選べるという特徴があり、薄いコート紙ならカジュアルな印象のチラシ、厚手のコート紙なら高級感のあるチラシを作ることができます。

<コート紙の特徴>

見た目の印象

ツヤがある

手ざわり

ツルツルしている

 

カラー印刷

色をきれいに再現できる

写真印刷

鮮やかに印刷できる

文字印刷

不向き

 

表面に文字を書く

不向き

コスト

薄いコート紙は低価格

マット紙

マット紙は、コート紙よりもツヤ感やツルツルとした手ざわりを少し抑えた用紙です。「マット紙」は、「マットコート紙」とも呼ばれます。

おちついた印象を表現できるという特徴があります。

写真印刷も文字の印刷も、両方きれいに見せたいという場合には、コート紙がおすすめです。

<マット紙の特徴>

見た目の印象

少しツヤがある

手ざわり

サラサラしている

 

カラー印刷

くすんだ仕上がり

写真印刷

少し色がにじみやすい

文字印刷

比較的きれいに印刷できる

 

表面に文字を書く

鉛筆で書ける

コスト

普通

上質紙

漂白されたパルプを使った真っ白な用紙で、コピー用紙などにも使われています。

落ち着いた上品な雰囲気のチラシに向いています。カラー印刷や写真の印刷には不向きですが、文字が多めのチラシや、アンケート用紙を兼ねたチラシに向いています。

<マット紙の特徴>

見た目の印象

ツヤなし、白くきれいな用紙

手ざわり

ザラザラしている

 

カラー印刷

くすんだ仕上がり

写真印刷

少し色がにじみやすい

文字印刷

はっきり印刷できる

 

表面に文字を書く

鉛筆で書ける

コスト

少し高い

更紙(ざらがみ)

更紙は、再生パルプなどを配合した質の低い印刷用紙です。新聞紙などにも使われています。

素朴な雰囲気のチラシにしたいときにおすすめ。とても薄く価格が安いので、コストを抑えたい場合にも向いています。

<更紙の特徴>

見た目の印象

ツヤなし、真っ白ではない

手ざわり

ザラザラしている

 

カラー印刷

くすんだ仕上がり

写真印刷

色がにじみやすい

文字印刷

にじみやすい

 

表面に文字を書く

鉛筆で書ける

コスト

安い

2-2.  【目的別】おすすめの用紙の種類

「こんなチラシを作りたい!」という目的別に応じた、おすすめの用紙の種類をご紹介します。

目的

適した種類

写真をきれいに印刷したい

コート紙

色鮮やかなチラシにしたい

コート紙

文字をはっきり印刷したい

上質紙

雰囲気のあるチラシにした

マット紙

落ち着いた印象のチラシにしたい

マット紙、上質紙

アンケート用紙にしたい

上質紙

高級感を出したい

上質紙、コート紙(厚い)

素朴な雰囲気のチラシにしたい

更紙

コストを抑えたい

更紙、コート紙(薄い)

2-3.  【業種別】おすすめの用紙の種類

業種ごとに、比較的多く使われているおすすめの用紙の種類をご紹介します。

業種

多く使われている用紙の種類

スーパー、小売店

コート紙、更紙

家電量販店

コート紙

通信販売

マット紙、コート紙

飲食店

コート紙(薄い)

衣料品店

コート紙

マット紙、上質紙

不動産

コート紙、上質紙

デパート

コート紙(厚い)

3.  【STEP2】チラシ用紙の厚さを選ぶ

紙をめくる

チラシ用紙の種類が決まったら、次は、用紙の厚さを選びましょう。

用紙の厚さが変わると手に取ったときの印象がかなり違ってくるので、チラシのイメージに大きく影響します。

また、印刷用紙は厚さがあるほど価格が高くなります!チラシづくりのコストにも関係するので、用紙の厚さ選びは慎重に行う必要があります。

この章では、まず、用紙の厚さの単位についての基礎知識を解説します。基礎をしっかり理解していただいたうえで、

  • 【目的別】おすすめの用紙の厚さ
  • 【業種別】おすすめの用紙の厚さ

をご紹介していきます。

3-1.  厚さの単位と用紙の種類による厚さの違い

印刷用紙の厚さは、「k」 または「kg」という単位で表されます。

この単位は用紙1000枚分の重さという意味で、例えば、コート73kという用紙は、1000枚分の重さが73kg、1枚あたりの実際の厚さはおよそ0.07mmです。マット73kは、1000枚分の重さが73kg、1枚あたりの厚さはおよそ0.08mmになります。 

ここで注意しておかなければならないのは、同じ「70k」でも、用紙の種類によって実際の厚さが異なるという点です。

「コート70k」と「マット70k」は同じ数値で表されますが、実際の厚さは同じではありません(下の表をご覧ください)。

1000枚分の重さによる厚さの単位(k)と実際の厚さ(mm)には、用紙の種類によって違うということを覚えておきましょう。

<チラシに使われる印刷用紙の厚さの一例>

 

かなり薄い

薄い

ふつう

厚い

約0.06mm

約0.07mm

約0.08mm

約0.09mm

新聞紙

程度

コピー用紙より

少し薄い程度

コピー用紙

程度

カタログ

程度

更紙

41k

55k

コート紙

55k

70k

90k

110k

マット紙

70k

90k

上質紙

55k

70k

3-2.  【目的別】おすすめの用紙の厚さ

「こんなチラシを作りたい!」という目的別に応じた、おすすめの用紙の厚さをご紹介します。

目的

適した厚さ

適した用紙の種類

  • とにかくコストを抑えたい

かなり薄い

更紙40k 程度
コート55k 程度

  • 軽い紙にしたい
  • 折ってもかさばらない紙にしたい
  • コストを少し安くしたい

薄い

更紙55k 程度
コート70k 程度

  • 一般的な厚さにしたい
  • 特にこだわりはない

普通

コート90k 程度
マット70k 程度
上質紙55k 程度

  • 高級感を出したい
  • しっかりした印象にしたい

厚い

コート110k 程度
マット90k 程度
上質紙70k 程度

3-3.  【業種別】おすすめの用紙の厚さ

業種ごとに、比較的多く使われているおすすめの用紙の厚さをご紹介します。

業種

おすすめの用紙の厚さ

適した用紙の種類

スーパー、小売店

かなり薄い、薄い

更紙40k~55k 程度
コート55k~70k 程度

家電量販店

薄い

更紙55k 程度
コート70k 程度

通信販売

普通、厚い

コート90k~110k 程度
マット70k~90k 程度
上質紙55k~70k 程度

飲食店

薄い、普通

コート70k~90k 程度
マット70k 程度

衣料品店

薄い、普通

コート70k~90k 程度
マット70k 程度

普通

コート90k 程度
マット70k 程度
上質紙55k 程度

不動産

普通、厚い

コート90k~110k 程度
マット70k~90k 程度
上質紙55k~70k 程度

デパート

厚い

コート110k 程度
マット90k 程度
上質紙70k 程度

4.  【STEP3】チラシ用紙のサイズを選ぶ

チラシのサイズ

チラシに最適な用紙の種類と厚さを決めたら、最後に用紙のサイズを選びましょう。

チラシに使われる用紙のサイズに、これでなければならないというような決まりはないのですが、一般的に使われるサイズはおおよそ決まっています。

この章では、チラシの配布方法ごとに、

  • 【目的別】おすすめの用紙のサイズ
  • 【業種別】おすすめの用紙のサイズ

をご紹介していきます。

4-1.  最適なチラシ用紙のサイズは配布方法によって異なる

チラシを配布するには主に次の3つの方法があり、配布方法によってベストなチラシ用紙のサイズが異なります

チラシの配布方法に応じた用紙のサイズは、それぞれ、次のようなポイントで選ぶと間違いがありません。

配布方法

用紙サイズの選び方

新聞折込チラシの場合

新聞の間にはさんだどきに収まりのよいサイズ

ポスティングチラシの場合

郵便受けに入れやすいサイズ

チラシを手配りする場合

街頭で受け取りやすいサイズ

4-2.  新聞折込チラシのサイズは B4・B3・A4

新聞の折込チラシは、新聞の間にはさんでもはみ出さない大きさにする必要があります。そのため、新聞折込チラシに使われる用紙サイズは、B4または、折りたたんだB3サイズが一般的です。

どのサイズにすればよいか迷う場合や、特別な目的やこだわりがなければ、圧倒的に多く使われているので、B4サイズを選ぶことをおすすめします。

情報量が多く、たくさんの写真を掲載したい場合は、B3サイズが適しています。

さらに小さいA4サイズの用紙を使うことで目立たせることができますが、印刷方法によっては、B4よりも印刷コストが割高になってしまう場合があります。

【目的別】おすすめの用紙サイズ

「こんなチラシを作りたい!」という目的別に応じた、おすすめの用紙のサイズをご紹介します。

目的

適したサイズ

特別なこだわりがない
一般的なチラシにしたい
コストを抑えたい

B4

情報を多く載せたい
写真をたくさん掲載したい

B3

目立たせたい
小さいサイズにこだわりたい

A4

【業種別】おすすめの用紙サイズ

業種ごとに、比較的多く使われているおすすめの用紙のサイズをご紹介します。

業種

適した用紙のサイズ

スーパー、小売店

毎週配布されるチラシはB3が多い
特売のチラシはB4、A4

家電量販店

B3が多い

飲食店

B4が多い、A4が使われるケースもある

衣料品

B4が多い、B3が使われるケースもある

通信販売

B4が多い

B4が多い
受験の時期、新年度を迎える時期はB3が多い

不動産

B4が多い

デパート

B3が多い

4-3.  ポスティングチラシのサイズは A4・B4・B5

郵便受けにポスティングされるチラシの用紙として最も多く使われているのは、A4サイズです。

どのサイズにすればよいか迷う場合や、特別な目的やこだわりがなければ、圧倒的に多く使われているので、A4サイズを選ぶことをおすすめします。

情報量が多く、たくさんの写真を掲載したい場合は、折りたたんだB4サイズが適しています。コストを抑えたい場合、小さい用紙にこだわりたい場合は、B5サイズの用紙がおすすめです。

【目的別】おすすめの用紙サイズ

「こんなチラシを作りたい!」という目的別に応じた、おすすめの用紙のサイズをご紹介します。

目的

適したサイズ

特別なこだわりがない
一般的なチラシにしたい

A4

情報を多く載せたい

B4

小さいサイズにこだわりたい
コストを抑えたい

B5

【業種別】おすすめの用紙サイズ

業種ごとに、比較的多く使われている用紙サイズをご紹介します。

業種

多く使われている用紙サイズ

飲食店宅配

B4、A4が多く使われる

飲食店

B4、A4が多く使われる

美容室

B5が多い

引っ越し、リフォーム、不用品回収など

B5が多い

不動産

B4が多い

B4が多い

求人

A4が多い

新規オープン

B4、A4が多く使われる

セールなど

B4、A4が多く使われる

小売店

B5が多い

4-4.  手配りするチラシのサイズは B5・A5

駅や街頭で、道行く人にチラシを配る方法は「手配り」と呼ばれます。

チラシを手配りする場合の用紙サイズは、B5またはA5サイズがおすすめです。

折りたたまなければカバンに入らない、大きなかさばる紙を、外出先で受け取りたくないですよね。

そのため、新聞の折り込みチラシやポスティングチラシと比べると、手配りするチラシには、かなり小さいサイズの用紙が使われています。

情報量を多くしたい場合はB5、用紙を小さくしてコストを抑えたい場合はA5サイズの用紙がおすすめです。

【目的別】おすすめの用紙サイズ

「こんなチラシを作りたい!」という目的別に応じた、おすすめの用紙のサイズをご紹介します。

目的

適したサイズ

特別なこだわりがない
一般的なチラシにしたい
情報を多く載せたい
割引クーポンなどをつけたい

B5

小さいサイズにこだわりたい
コストを抑えたい

A5

【業種別】おすすめの用紙サイズ

業種ごとに、比較的多く使われている用紙サイズをご紹介します。

業種

多く使われている用紙サイズ

飲食店

A5が多い

美容室、ネイルサロンなど

B5がおすすめ、A5も多い

カラオケ店

A5が多い

キャンペーンなど

B5が多い

 

まとめ

チラシづくりに欠かせない用紙選びの方法を、3つのステップにわけてご紹介しました。

 STEP1)用紙の種類を選ぶ

 STEP2)用紙の厚さを選ぶ

 STEP3)用紙のサイズを選ぶ

さまざまな印刷用紙の種類や、厚さ、サイズについての解説とあわせて、

▶ こんな風なチラシにしたいというイメージから選ぶおすすめの用紙
業種ごとによく使われているおすすめの用紙

を、ご紹介しています。

印刷用紙に関する知識があまりない場合でも、この3つのステップに沿って選んでいくことで、ベストな種類・ベストな厚さ・ベストなサイズのチラシ用紙を選ぶことができます。

チラシにマッチするベストな用紙を選ぶことで、集客率アップを目指すことができるでしょう!

この記事をあなたのチラシの用紙選びに役立てて、最高のチラシが作れることを願っています。

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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