ダイレクトメール料金は62円が最安値!料金一覧・コストダウン法も

ポストに投函されたDM

「ダイレクトメールの料金はどれくらいかかるんだろう」
ダイレクトメールをやってみようと思ったとき、こんな疑問が浮かぶのではないでしょうか。

一口にダイレクトメールの料金と言っても、料金形態は2つのパターンに分かれます。

  • 宛名印字、封入作業などの発送準備を自分たちで行い、発送だけを業者に依頼する場合
  • 発送準備から発送までを一貫して業者に依頼する場合

それぞれ料金は大きく違います。
発送だけを依頼するか、発送準備から依頼するかは料金を見て決めたいですよね。

そこでこの記事では

  • ダイレクトメールの料金・費用相場と大手3社の料金
  • 発送準備と発送の両方を依頼するときの業者と料金
  • ダイレクトメールを安く送る方法

をわかりやすくまとめました。

具体例を交えてお伝えするので、この記事を最後までお読みいただければあなたがダイレクトメールを送る際の料金がどれくらいかかるのか、見積もることが可能となります。

最適な方法でダイレクトメールを送るためのヒントとしていただければ幸いです。

1. ダイレクトメールの発送にかかる料金一覧

電卓で計算

ダイレクトメールの発送にかかる料金は、シンプルに「配送料」だけです。
配送料はダイレクトメールのサイズ・重さによって決まります。

発送だけを依頼する場合には郵便局、ヤマト運輸、佐川急便のどれかを利用して送るのが一般的です。それぞれの業者が設定しているダイレクトメールの発送料金について見ていきましょう。

※ここに注意

ダイレクトメールは「発送」だけを依頼する場合と「発送+発送準備」を依頼する場合で、依頼先と料金が異なります。条件が違うため、2つの料金を混同して比較することがないようにしましょう。
「発送+発送準備」の料金については、2章で詳しく説明します。

1-1. ダイレクトメール「発送」業者大手3社の料金・費用

ダイレクトメールの発送を郵便局、ヤマト運輸、佐川急便に依頼した場合の料金を一覧表にしました。

出したいダイレクトメールのサイズ・重さから料金を把握することができます。

業者

種類

サイズ

重さ

料金

郵便局

ハガキ

縦15.4cm以内
横10.7cm以内

2g~6g

62円

ゆうメール

縦34cm以内
厚さ3cm以内
横25cm以内

~150g

180円

~250g

215円

~500g

300円

~1kg

350円

ヤマト運輸

クロネコDM便

3辺合計60cm以内
最長辺34cm以内
厚さ2cm以内

1kg以下

上限164円

佐川急便

飛脚メール便

3辺合計70cm以内

~300g

165円

~600g

216円

~1kg

319円

飛脚ゆうメール便

縦34cm
横25cm
高さ3.5cm

~200g

113円

~500g

165円

~1kg

293円

~2kg

324円

~3kg

448円

1-2.  大手3社の割引・お得な制度

郵便局、ヤマト運輸、佐川急便ではそれぞれ割引やお得な制度があります。
割引内容と条件から利用できるものを探してみましょう。

1-2-1.  【3%〜44%割引】郵便局

・バーコード割引:3%
1000通以上発送する場合、郵便物に所定のバーコードを記載することで3%の割引が適用されます。

・広告郵便物:8%~44%
2,000通以上発送する場合、広告郵便物として承認を受ければ8%〜44%の割引が適用されます。

1-2-2.  【上限金額164円】ヤマト運輸

・個別の価格設定
数量や出荷形態などの条件に応じて価格が決定されます。
全国一律164円を上限金額としているので、パンフレットや冊子を安く送れます。

1-2-3.  【飛脚メール便がお得】佐川急便

・郵便局より安い飛脚メール便
郵便局のゆうメールが150gまで180円なのに対し、佐川急便が差出人となって郵便局に差し出す飛脚メール便は200gまで113円と安価です。

・大量発送で割引あり
ダイレクトメールを大量発送する場合には割引制度があります。料金は条件によって異なるため、営業所またはセールスドライバーに相談となります。下記のページでお近くの営業所が分かるので、大量に発送する場合は、問い合わせて見ましょう。

佐川急便・営業所検索ページ

2. ダイレクトメール発送代行業者の料金・費用

DMを開封

ここでは、発送代行業者の料金や料金の内訳を詳しく解説します。

発送代行業者とはダイレクトメールの印刷から発送までを一貫して担う業者です。

発送に関する業務をワンストップで受け付けている業者が主流ですが、印刷は行わず、封入や宛名貼りだけを受け付けている業者もあります。

2-1.  ダイレクトメール発送代行業者の料金の仕組み

ダイレクトメールの発送代行業者に依頼する際には、発送準備代と発送代行代がかかります。

発送数が多くなるほど割引となるので、大量に送付する場合には発送代行業者を利用するのがおすすめです。

また、大手発送代行業者では発送業者(郵便局、ヤマト運輸、佐川急便など)との取引件数が多くなるため割引され、一般よりも安く発送できます。

ダイレクトメールを発送するまでには、企画・事前準備・原稿作成・印刷・発送準備・発送の工程があります。多くの発送代行業務ではこのうち発送準備と発送を代行しますが、料金をプラスすればデザイン制作や印刷まで依頼できる業者もあります。

【ダイレクトメールの発送工程】

①企画

目的、発送時期、頻度、サイズなどを決定

②事前準備

宛名リストアップ

③原稿作成

文章作成

デザイン制作

印刷

印刷

発送準備

封入・封かん

宛名印刷・貼り付け

発送

発送

2-2.  大手ダイレクトメール発送代行業者10社の具体的な料金表

ダイレクトメール発送代行業者で印刷から発送までを依頼した場合の料金目安として、大手ダイレクトメール発送代行業者10社の料金を紹介します。

前半はチラシ印刷代込みの料金を公開している6社、後半はチラシ印刷代抜きの料金を一部公開している4社となっています。

2-2-1.  ネクストライナー【チラシ印刷代込み】

ネクストライナーホームページ

出典:株式会社ネクストライナー

ネクストライナーでは、年間1,000万通を超える発送と90%以上の内製化で発送料金を低価格抑えています。

「簡単WEB自動お見積もり機能」で条件を入力すれば、問い合わせ前に料金の目安がわかるのが便利です。

【料金表(封筒DM)】

〜1,000部

83円

1,001〜3,000部

80円

3,001〜5,000部

77円

5,001〜10,000部

76円

10,001〜30,000部

74.5円

公式サイト:ネクストライナー

2-2-2.  ジャパンメール【チラシ印刷代込み】

ジャパンメールホームページ

出典:株式会社ジャパンメール

ダイレクトメールの印刷と発送に特化するジャパンメールは、様々な配送方法のメリット・デメリットをすべて把握し、最適な発送方法を提案する業者です。

作業用資材を安く仕入れるルートを持ち、少数精鋭のスタッフで営業するというスタイルによって、業界内でも最安レベルのサービスが可能です。

【料金表(A4版ビニール封筒2点封入DM)】

2,000部

87.80円~

5,000部

83.40円~

8,000部

83.00円~

10,000部

82.30円~

公式サイト:ジャパンメール

2-2-3.  DM診断【チラシ印刷代込み】

DM診断ホームページ

出典:DM診断

「安さ日本一に挑戦」というキャッチフレーズで業界最安を目指すDM診断。

プランは「発送だけ」「印刷から」「デザインから」の3つのみ。わかりやすいシステムで初めての方でも利用しやすくなっています。

【料金表(印刷からプラン・封書DM)】

2000部

91.4円

5000部   

84.2円

10000部

80.8円

公式サイト:DM診断

2-2-4.  ラクスル【チラシ印刷代込み】

ラスクルホームページ

出典:ラクスル

テレビCMでもおなじみのラクスルでは、なんと1部からダイレクトメールを発送することが可能です。

「カフェのお得意様向けに数十部だけを発送したい」、「オンラインサロンのメンバーだけに発送したい」といった要望を持つ人におすすめ!

また、受付日から発送までの日数に余裕があるほど安く発送できる割引システムが特徴的。

たとえば1000部をOPP封筒に封入してもらい、14営業日後の発送とした場合の料金は101円ですが、12営業日後の発送なら95円と、一通あたり6円も安くなります。

【料金表(OPP封筒DM)】

部数\発送手配日

1営業日後

4営業日後

12営業日後

1 – 10 部

180円〜

163円〜

157円〜

91 – 100 部

165円〜

155円〜

148円〜

901 – 1000 部

101円〜

95円〜

1501 – 2000 部

94円〜

91円〜

9001 – 10000 部

85円〜

公式サイト:ラクスル

2-2-5.  DM発送おまかせ便【チラシ印刷代込み】

 DM発送おまかせ便ホームページ

出典:DM発送おまかせ便

DM発送おまかせ便では、チラシ印刷から一貫して発送代行を行なっています。

すべてワンストップで行うことによって低価格でのサービス提供が可能に。

料金はチラシ印刷代込みで10,000部74.9円〜と格安です。

【料金表】

長3紙封筒10,000部

74.9円〜

長3透明封筒10,000部

78円〜

公式サイト:DM発送おまかせ便

2-2-6. 激安!DM発送代行サイト【チラシ印刷代込み】

DM発送代行サイトホームページ

出典:激安!DM発送代行サイト

激安!ダイレクトメール発送代行サイトは、激安を謳うだけあって印刷込み10,000通なら1通85.2円とかなりの安さです。「同じ仕様・部数で1円でも安い見積りがあった場合はお知らせください」と、業界の最安値にこだわっています。

プランは企画からすべてまかせる「丸々代行プラン」、印刷からの「丸投げプラン」、宛名印字と封入の「お手軽プラン」、封入と発送だけの「シンプルプラン」の4つがあり、状況や予算に合わせて使い分けられます。

【料金例(透明封筒DM2枚封入)】

10,000部

85.2円

公式サイト:激安!DM発送代行サイト

2-2-7. ジブリック大阪

ジブリックホームページ

出典:株式会社ジブリック

関西で有名なダイレクトメール発送代行業者と言えばジブリック。
小ロットでもリーズナブルな価格で、中小企業や個人事業主でも利用しやすいのが魅力です。

印刷代をプラスすれば印刷から一貫して依頼することもできます。

【料金表(キャンペーン価格)】

50gまで

100gまで

200gまで

500部

97円

98円

100円

1,000部

88円

89円

91円

5,000部

81円

82円

84円

10,000部

78円

79円

81円

※50gはビニール封筒にA4コピー紙を入れた場合、11枚入れた重さ。

公式サイト:株式会社ジブリック

2-2-8.  サンフレンド

サンフレンドホームページ

出典:サンフレンド

100通の小ロットから10万通以上の大量ロットまでに対応するサンフレンド。

最短中1日からのスピード発送が可能なので、急ぎで発送したい方におすすめ!

通常料金は10,000通あたり75円ですが、見積もりではそれ以下になる可能性が高いです。

【料金例(ヤマト運輸-クロネコDM便)】

10,000部

75円

公式サイト:サンフレンド

2-2-9. 発送代行センター

発送代行センターホームページ

出典:ピーエムコーポレーション

発送代行センター運営元のピーエムコーポレーションはダイレクトメール発送代行以外にも通販物流も手がける会社なので、コストを抑えて発送するノウハウが豊富です。

業界初の発送追跡結果レポートで発送後の進捗がわかりやすく、安心して利用できます。

【料金例】

1,500部

82円

公式サイト:発送代行センター

2-2-10. DM発送代行センター

DM発送代行センターホームページ

出典:メディアボックス

名古屋の大手ダイレクトメール発送代行業者メディアボックスが運営するDM発送代行センター。

宛名データと封入物の2点だけを用意すれば、あとはおまかせという手軽さが人気です。

専任担当者がつき、料金表よりも安い金額での発送プランの提案もしてくれます。

【料金表(封筒に封入コース)】

部数

200gまで

500gまで

1000gまで

50部以上

223円以下

224円以下

225円以下

100部以上

144円以下

145円以下

146円以下

300部以上

104円以下

105円以下

106円以下

500部以上

94円以下

95円以下

96円以下

1000部以上

86円以下

87円以下

88円以下

3000部以上

81円以下

82円以下

83円以下

5000部以上

76円以下

77円以下

78円以下

10000部以上

72円以下

73円以下

74円以下

20000通以上

70.5円以下

71.5円以下

72.5円以下

公式サイト:DM発送代行センター

3. ダイレクトメールを安く送る方法

たくさんのDM

ダイレクトメールを送る際には、プロセスごとに安くできるポイントがあります。
業者によって割引やサービスの違いがありますが、意識したいポイントをまとめました。

3-1. 料金が安くなる発送数で発送する

ダイレクトメール発送代行業者では発送数に応じて割引率が上がります。

「1000通では一通あたり86円、2000通なら83円」という割引方式のため、たとえば900通を出したい場合には1,000通にして出した方がお得です。

3-2. サイズは小さく、素材はシンプルに

ダイレクトメールのサイズは印刷と発送の料金に影響します。

料金を抑えたいなら小さいサイズ・シンプルな素材を選びましょう。

「自社の商品やサービスを紹介しつつ、近日開催のイベントへの誘いを記載したい」など、伝えたい情報がたくさんある場合でも、一度に伝える必要がないなら情報を分けて作成するのがおすすめです。

3-3. 小ロットならオンデマンド印刷、大量ならオフセット印刷が安い

印刷方法を指定できる場合には、小ロットならオンデマンド印刷、大量に発送する場合にはオフセット印刷の方が安く印刷できます。

オンデマンド印刷とオフセット印刷の特徴は以下のとおりです。

【オンデマンド印刷】
版を使用せず、データをプリンタに出力して印刷する印刷方法。小ロットの印刷や少数ずつ種類を変えて送るダイレクトメールに適しています。

【オフセット印刷】
原本となる版を作成し、紙に転写する印刷方法。1,000枚〜2,000枚を超える数を印刷するならオフセット印刷が一般的です。

3-4. 500通以上は業者に依頼した方がお得

安く送りたいからと言っても、発送準備〜発送まですべて自社で行うのが最良と限りません。

目安として500通を超えるなら、発送代行業者に依頼した方が良いでしょう。

発送準備は人手と時間があればできるため自社で行うことも可能ですが、人件費や他の業務への影響、発送までの保管場所を考慮すると、結果的に業者に依頼した方がお得になる場合が多いです。

3-5. 業者の各種割引やキャンペーンを利用しよう

発送代行業者は様々な割引やキャンペーンを行なっています。

たとえば、ラクスルでは発送までの日にちが長くなるほど割引に。

期間限定料金や初回お試し料金を設定している業者もあるので、通常料金と併せて確認しましょう。

まとめ

今回は、ダイレクトメールの発送料金と発送代行業者を利用した場合の料金についてお伝えしました。

料金のポイントは以下のとおりです。

【発送のみを依頼する場合の料金】

  • ハガキDM:62円〜
  • 封書DM:113円〜

【発送準備から依頼する場合】

  • 2,000部:80円〜
  • 5,000部:76円〜

ダイレクトメールを安くするポイントは

  • 「発送だけ」と「発送準備+発送」で業者が異なる
  • 印刷〜発送をワンストップで行う業者も多い
  • ダイレクトメールはお得になる部数に合わせて数を調整しよう
  • 種類、印刷方法でも料金を抑えることが可能

顧客の自宅・会社へ直接届けられるダイレクトメールは、家族や同僚など受け取り手以外にも情報を伝えられる広告手法です。

メリットの多いダイレクトメールを安くお得に発送してみてくださいね。

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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