折込チラシに向いている７つの業種と向いていない業種を解説

「自分の業種は折込チラシを出すのに向いているのかな？」

「折り込みチラシを出してもまったく反響がなかったらどうしよう？そもそも、折り込みチラシに向かない業種ってあるのだろうか？」

あなたのご心配通り、確かに新聞の折り込みチラシには配布に向いている業種と向いていない業種があります。

下記の一覧をご覧ください。

折り込みチラシに向いている業種	折り込みチラシに向いていない業種
日常的に使われる商品を取り扱う業 例）スーパーマーケット、ホームセンターデパート、家電量販店、雑貨店	趣味趣向の強い商材を扱う業 例）ホビーショップ、マニア向けのショップなど
季節性の強い業 例）アパレル店、紳士服の販売店、学生向けの販売店、インテリアの販売店	エリアを限定せず広範囲で集客したい業 例）広い範囲から集客する大型商業施設など
取り扱う商材やサービスが多い業 例）旅行会社、不動産会社、飲食サービス業
すぐに利用できる業 例）配達飲食サービス業、鍵や水道の修理業
イベントの告知が必要な業 例）不動産業、自動車販売業、物産展の開催
新規開店の宣伝を行う業 例）小売店、家電量販店、美容室
地域に根ざした業 例）小売店、学生服販売店、サイクル専門店、理容室、学習塾

上記のように、業種によっては折り込みチラシを配布することで成功を収められる業種もありますが、反対にまったく反響を得られない業種もあります。

せっかく大切な予算と時間を割いて折り込みチラシを配布するのですから、事前にご自分の業種がどちらにあてはまるのかを知ることは、とても重要ですよね。

そこで本記事では、折込チラシに向いている業種７つと向いていない業種を取り上げて、その理由をご紹介していきます。

さらに、ご自分の業種が折込チラシをまくのに適しているのかどうか、その判断基準についてもわかりやすくまとめました。

これからチラシ配布を検討される方はぜひ参考にしてみてくださいね。

本記事が、折込チラシで最大限の効果を出すのに少しでもお役にたてれば幸いです。

1. 折込チラシの配布に向いている業種７選

折込チラシの利用が効果的とされる業種は、以下の7種類です。

1-1.  日常的に使われる商品を取り扱う業種

スーパーマーケットや家電量販店、デパートのような小売店など、消費者の利用頻度が高い業種は、折込チラシを出すのに向いています。

食料品や消耗品など頻繁に購入するものは、定期的に決まったタイミングで折込チラシを打つことで、消費者への宣伝効果が期待できます。

セールの告知などをする際にも、折込チラシによる早期の情報伝達が効果を発揮します。

1-2.  季節性の強い業種（アパレルなど）

アパレル関係など季節性の強い業界は、新作入荷やセールのタイミングに合わせて折込チラシを効果的に利用できます。

また、入学や入社など、ランドセルや鞄、スーツなどの需要が高くなる時期に折込みチラシを出すことで、購買へとつなげられる可能性が高まります。

1-3.  取り扱う商材やサービスが多い業種

チラシの紙面には多くの情報を盛り込めるという特性がありますが、その点を活かして、種類豊富な商材を扱う業種が、折込チラシでの訴求に向いていると言えるでしょう。

これには、さまざまなプランを抱える旅行会社や不動産会社などが該当します。チラシの紙面に一つでも多くの情報を載せることで消費者の興味を引き、来店を促してくれます。

1-4. すぐにサービス利用ができる業界

チラシを見てすぐにサービスを依頼できる配達飲食サービス業は、定期的にチラシを入れることで効果を発揮します。

また、鍵や水道の修理など、困ったときすぐに利用が必要になる業種に関しても、折込みチラシは効果的です。普段から読者に訴求しておくことで、緊急時に依頼してもらえる可能性が高まります。

直接ポストに投函するポスティングとの併用も効果的です。

1-5.  イベントの告知が必要な業界

週末のイベントなど集客のための事前告知が必要が業種は、曜日を指定した折込みチラシの利用が効果を発揮します。

内覧会などを行う不動産業や、実写を見てもらう自動車販売業などが該当します。

住宅や自動車などの高額な商品は、来店してもらうことが前提となる業界ですが、チラシの紙面だけでは詳細なスペックが紹介しきれません。そのため、実際に足を運んでもらうよう促す意味でも折込チラシが非常に効果的なのです。

1-6.  新規開店の宣伝を行う業種

業種に限らず、新規出店や新装開店を告知する場合は、折込チラシが効果的といえます。

チラシの紙面を利用して、開店日時と店舗の場所、目玉となる商品やサービスを紹介しましょう。

たとえば、オープンの2週間前とオープン前日のタイミングで折込チラシを出すことで、消費者に認知してもらいやすくなるのが期待できます。

1-7.  地域に根ざした業種

折込チラシは大手チェーン店だけが出すものではありません。地域に根ざした個人経営の店舗にとっても効果的といえます。

学生向けに制服や鞄を販売する店舗など、地域の需要に応える必要のある店舗などです。

また、学習塾など地域の顧客を集める目的で折込チラシを配布するケースがあります。

２．折込チラシに向いていない２つの業種

折込チラシを配布すれば、どんな商品でも効果が出るように思えますが、実は折込チラシに向かない業種があります。以下ひとつずつご紹介していきましょう。

2-1. 趣味趣向の強い商材を扱う業種

多くのお客様が必要とするものではなく、一部の限られた消費者のみが欲しがる商材は、折込チラシには向いていません。

なぜなら、折込チラシはターゲットエリア内のお客様に、広く浅く情報を提供していきたいツールだからです。

そのため、少数の見込み客だけのために折込チラシをまくことは、チラシ費用をどぶに捨てているようなものです。

2-2. エリアを限定せず広範囲で集客したい業種

全国展開で販売する商材は、折込チラシには向きません。

なぜなら、折込チラシはエリアを限定したうえで、ターゲットとなるお客様に向けてPRしていくものだからです。

全国展開の商材を抱える企業にとっても、わざわざエリアを絞った状態で宣伝しても何のメリットもありません。

そのため、折込チラシを配布する際は、ご自分の扱う商材がどのようなものかを見極めたうえで、配布の可否を判断するようにしましょう。

3. 折込チラシを配布するかどうか迷ったら押さえておきたい２つの視点

ここまで折込チラシに向いている業種、向いていない業種についてお伝えしてきましたが、ご自分の業種がどちらにあてはまるのか、判断に困っている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで最後に、折込チラシを配布すべきかどうかについての判断基準を２つご紹介します。

3-1. 地域密着型の内容になっているか

もしあなたが宣伝したい商材が、地域に寄り添ったものであるならば、高い反響率が期待できます。しかし、特に地域にかかわらない内容や、チラシ配布地域から遠く離れた場所でのサービス展開などは、お客様の消費行動に結びつく可能性が低くなります。

このような場合は、折込チラシの配布を見送った方が無難でしょう。

3-2. 即時性のある内容になっているか

折込チラシのもう一つの特徴は、毎日新鮮な内容を読者の手元に届けることができる点です。そのため、期間限定のセールやサービスのお知らせ、開店・開院のお知らせなど、タイムリーな情報を伝えるのにとても役立ちます。

あなたの提供したい情報が、このような即時性を求めないものである場合は、折込チラシを出すタイミングを再度検討した方がいいかもしれません。

キャンペーンやリニューアルなど、イベント性・話題性を出せるタイミングを見計らって出広しましょう。適切な時期を選ぶことで、より大きな費用対効果を得ることができます。

4. まとめ

今回は、折込チラシに適した業種と適さない業種について、ご紹介しました。 改めておさらいすると、折込チラシに向いている業種と向いていない業種は下記の一覧のとおりです。

折り込みチラシに向いている業種	折り込みチラシに向いていない業種
日常的に使われる商品を取り扱う業 例）スーパーマーケット、ホームセンターデパート、家電量販店、雑貨店	趣味趣向の強い商材を扱う業 例）ホビーショップ、マニア向けのショップなど
季節性の強い業 例）アパレル店、紳士服の販売店、学生向けの販売店、インテリアの販売店	エリアを限定せず広範囲で集客したい業 例）広い範囲から集客する大型商業施設など
取り扱う商材やサービスが多い業 例）旅行会社、不動産会社、飲食サービス業
すぐに利用できる業 例）配達飲食サービス業、鍵や水道の修理業
イベントの告知が必要な業 例）不動産業、自動車販売業、物産展の開催
新規開店の宣伝を行う業 例）小売店、家電量販店、美容室
地域に根ざした業 例）小売店、学生服販売店、サイクル専門店、理容室、学習塾

チラシ配布を検討されている方は、まずはご自身の業種がどちらに分類されるのかを見極めることが大切です。 本記事を参考にして、ぜひ効果的な折込チラシの配布を行ってくださいね。