自分でできる効率の良いポスティングのやり方!7つの手順を解説

ポスト

「空いた時間を利用して自分でポスティングをしたい」

「自分でもポスティングができるやり方はあるの?」

自店や自社のチラシをポスティングしてみたい!と思ったときに、どのようなやり方をしたらいいのか迷いますよね。

ポスティングは下記のような7つのステップに沿って実施することで、自分でも効率よく進められます。

ポスティングの手順

【ポスティングの7つの手順】

①明確な目標を決める
②エリア選定をする
③魅力的なチラシを作成する
④配布用マップを作る
⑤配布する曜日を決める
⑥ポスティングを実施する
⑦効果測定をする

それぞれの手順にはちょっとしたコツや抑えておきたいポイントがあり、それを把握することで戦略的なポスティングもできるようになります。

そこでこの記事では、

◎ポスティングをするときの7つの手順
◎ポスティング時の注意点

を中心に、ポスティングのやり方を詳しく解説していきます。

この記事を読めば、自分で効率よくポスティングができるようになるはずです。「ポスティングをしてみたいけどやり方が分からない」と立ち止まっている人は、ぜひチェックしてみてください。

1. 【7つの手順】自分でできるポスティングのやり方

ポスト

前述したようにポスティングは7つの手順に沿って進めることで、効率よくポスティングができるようになります。

それぞれどのようなやり方をしたらいいのか、具体的にご紹介します。

1-1. 明確な目的を立てる

効果のあるポスティングをするには、実際に作業をする前にしっかり戦略を立てることが欠かせません。

戦略の要となるのが、ポスティングの目的です。

なぜポスティングをするのか、一度よく考えてみましょう。

ポスティングをする目的は業種やサービス、商品により異なりますが、下記のようなことが考えられます。

  • 新規オープン、リニューアルオープンを告知したい
  • 新規顧客を取得したい
  • クーポンを配布し来店を促したい
  • イベントやキャンペーンの告知をして集客をしたい
  • 新商品を知ってもらい、売上アップしたい
  • メニューや店舗を紹介し、利用促進したい

同じ職種やサービスでも目的によって、チラシデザインやチラシの内容、配布時期やターゲットが大きく異なります。

例えば、デリバリー中心の飲食店の場合、新規顧客を取得したいときはメニュー一覧やお店のこだわり紹介が重要となりますが、リピーターが欲しいときにはクーポンやキャンペーン告知の配布が有効です。

このように的を得たポスティングをするために、まずは明確な目的を持つようにしましょう。

1-2. ポスティングするエリアを決める

ポスティングをするときには、エリアとターゲットを絞り込み戦略的に行う必要があります。

とくにエリアを決めず闇雲にポスティングをしても、届いてほしい顧客に届く可能性が低く効果を実感できません。

ポスティングエリアを決める簡単な方法は、商圏から絞ること。

国内大手の経営コンサルティング会社の調べによると、店舗の場合は第1次商圏で全売上の85~95%を締めるという結果が出ています。

そのため、商圏を把握し集中してポスティングをすれば、集客につながる可能性が高いです。

ポスティングする業種によっては商圏以外にも、住んでいる人の年齢層や交通手段、周辺地域の状況などを加味して商品やサービスを気に入ってくれそうな人が多いエリアを選ぶのも効果的。

最終的に「○○区」や「○○町」まで絞り込み、ポスティングがしやすいところまで落とし込みます。

また、新規オープンなどポスティングをするエリアに知見がない場合は、総務省統計局が提供している「jSTATMAP」を使うと、指定したエリアの人口や性別、年齢層などが地図上で確認することができ、エリア選定に役立てられます。

jSTAT MAPはこちら:https://jstatmap.e-stat.go.jp/jstatmap/main/base.html?1590126024800

ポスティングのエリア選定について詳しく知りたい場合はこちらもチェック!

ポスティングはエリア選定が重要!反響率を高めるエリア選定法を解説

1-3. ポスティング用のチラシを用意する

今まで使用していたチラシを使い回ししないで、目的やターゲットに合わせたポスティング専用のチラシを用意しましょう。

ポスティング用のチラシを作るときには、次の3つに注目すると魅力的なチラシに仕上がります。

1-3-1. ポスティングしやすいサイズを選ぶ

ポスト投函しにくいサイズを選ぶときれいにポストに入れられないため、デザインの段階からサイズを決めておきましょう。

ポスティングのしやすいサイズを選ぶには下記の記事もチェック!

自社のポスティングに適したサイズがわかる!業種別一覧と選び方解説

1-3-2. 一目で情報が伝わるようレイアウトを工夫する

チラシに言いたいことを詰め込みすぎても文字数や情報量が多く、本当に言いたいことが刺さらない可能性が高いです。

「新規オープン」「テイクアウト始めました」「○日よりキャンペーン開始」など、一番伝えたいことを端的に見やすく配置することが重要。

とくに、ポストから取り出したときに目に留まる紙面のレイアウトはインパクトを意識しながら作ってみてください。

1-3-3. 写真やイラストを使い魅力を伝える

文字ばかりのチラシになってしまうと視覚的に訴える力が弱く、なかなか興味を持ってもらえません。

大きな紙面を活用して、迫力のあるレイアウトができるのは紙媒体ならでは。

店舗の外観やおすすめ商品などの写真を取り入れて、訴求力のあるチラシに仕上げましょう。

1-4. ポスティング用の地図を作成する

ポスティングをするときには、あらかじめポスティングエリアの地図を作成します。

住宅地図やweb上のマップをコピーしポスティングする順番を記載しておくことで、当日戸惑うことなくスムーズに配布が進みます。

ルートを決めるときは基本的に同じ場所を通らないよう、奥まっている場所から手前にポスティングができるよう計画を立てましょう。

同じ場所を何度も行き来するルートを作ってしまうと、二重投函や入れ忘れを起こす原因となります。

事前に地図を見ておけばどれくらい配布できるのか検討がつくようになり、配布予定が立てやすくなるはずです。

1-5. ポスティングをする日にちや曜日を決める

ポスティングは手に取ってもらいやすい曜日に実施することで、反響率が高くなることがあります。

現在ポスティングの日にちや曜日ごとの傾向は把握されていませんが、ポスティングと比較されることが多い新聞折込では業種ごとに下記のような傾向があるとのこと。

業種別曜日別配布構成比

業種によって多少ばらつきはありますが、週の後半に集中している傾向があります。

ポスティングをする曜日の決め方としては

  • 新聞折込の多い曜日を選ぶ:特定の曜日に集中しているということは、それだけ反響率があると考えられる
  • 敢えて同業種の新聞折込が少ない日を選ぶ:同じ業種のチラシと被らない曜日にポスティングをすることで、目に留まる可能性がある

という2つの軸を基準にして検討してみてください。

ポスティングと曜日、時間帯の関係性について詳しく知りたい場合は下記の記事もチェック!

ポスティングするならこの曜日!業種別傾向と最適な曜日を選ぶ方法

1-6. ポスティングを実施

服装:動きやすい服装(商圏の住民に見られても恥ずかしくない服装を心がける)

持ち物:指サック・ゴム手袋:チラシを取りやすくする

レインコート:急な雨天に備えるためのアイテム

ペンライト:ポスト周辺が暗い住宅で「チラシお断り」等の表示を見落とさないため

ポスティングバッグ:ポスティング用チラシをまとめて持ち歩くため

筆記用具:地図にメモをするため

ポスティング用マップ:効率よく配布するための必需品

事前にポスティング用マップに記載したルートに沿って、ポスティングをしていきます。住んでいる人や地域住民の邪魔にならないようできるだけスムーズに行いましょう。

チラシを投函するときは

  • 見て欲しい面を上にする
  • 落下を防ぐため、ポストの奥まで入れる(入らない場合は折り曲げる)

という2つの点に注意しながら進めていきます。

ポスティング後には地図にチェックをする癖をつければ、何日かに分けてポスティングをする場合でも重複する可能性がありません。

【自転車やバイク、自動車を使う場合は置き場所に注意】

ポスティングする件数が多い場合はチラシを持って歩くだけでも重労働なので、車やバイクなどの乗り物を利用する場合もあるでしょう。

ポスティング中に路上駐車をしてしまうと近隣住民の邪魔になる他、標識や表示で禁止されている場所に停めてしまうと道路交通法違反になってしまいます。

ポスティングエリアの近くまで行ったらバイクや自転車、自転車は駐車場に停めて、ある程度まとまった地域を徒歩で回るようにしましょう。

1-7. 効果測定をする

ポスティングが終わったらそのままにしないで「どのような反響があったのか?」「どのような効果が実感できたのか?」を振り返るようにしましょう。

できればポスティングをする度に下記のような項目を記録して、成果をできるようにするのがベストです。

<記録する項目の例>

  • 配布した日・曜日・時間帯
  • 枚数
  • チラシの内容(キャンペーンやクーポンの内容)
  • 配布エリア
  • 目標の人数
  • 実際の人数
  • 達成率
  • かかった費用や配布手段
  • 気づいたこと

また、ポスティングをしてどのような反応があったのか確かめるには

  • 顧客に来店動機、購入動機を問うアンケートを実施する
  • クーポン付きのチラシの場合はクーポンの回収率をチェックする
  • 対面式店舗の場合は、直接来店動機を聞く

という手段を取り入れて確認してみましょう。

ポスティングは一度実施すれば終わりではありません。繰り返し行うことで周知できたりポスティングの精度が上がったりします。

反省を活かし、配布日やデザイン、エリア等を少しずつ変えながら自分の店や会社にあったポスティングルールをみつけていきましょう。

ポスティングの効果測定方法を詳しく知りたい場合は下記の記事もチェック!

【ポスティングの効果測定】測定方法から反応率のUP法まで全解説!

2. クレームを出さないために!ポスティングの4つの注意点

チラシの山に頭を抱える男性

ポスティングはプロで1日3,000〜4,000枚、慣れたバイトで1日2,000枚、初心者で1日1200枚〜が目安です。

プロのように効率よく回るべく、以下の点をおさえておきましょう。

2-1. 「チラシお断り」と記載されている場合やドアポストには投函しない

ポストに「チラシお断り」と記載されているのにもかかわらず無理にチラシを投函すると、住居侵入罪になる可能性があります。

ポストに「チラシお断り」「ポスティング不要」などの文言がある場合はポスティングをしないようにして、次回のために地図上にチェックをするようにしましょう。

また、郵便ポストではなく玄関ドアにあるドアポストにチラシを投函する場合も、「敷地に無断で入った」という理由で住居侵入罪になる可能性が。

郵便ポストが見当たらない場合も無理にポスティングしようとするのは、避けたほうがいいでしょう。

ポスティングが違法となるケースについて詳しく知りたい場合は下記の記事もチェック!

正しいポスティングは違法ではない!違法になるケースと対処法を解説

2-2. 管理人がいる場合は許可を取る

管理人がいるマンションやアパートでは、必ず許可を取りましょう。

よく「管理人さんがいないときを見計らってポスティングする」という人がいますが、ポスティングの途中で管理人さんが帰ってくる場合もありますし、無許可で投函した場合は後クレームになることもあります。

商圏内で印象が悪くなるとポスティングが逆効果となってしまうので、無断でポスティングはしないようにしましょう。

2-3. 空き家やチラシが溢れている場所にはポスティングしない

ポスティングは目的があって行う販促活動なので、空き家やチラシが溢れているポストなど明らかに人の目に触れない場所に投函しても意味がありません。

ポスティングをしている最中で「ポスティングをする意味がない」と感じた場所には地図上にチェックをして、次回のポスティングルートから外すようにしましょう。

2-4. 住んでいる人や地域住民に迷惑がかからない時間帯を選ぶ

商圏内の住民に迷惑をかけて悪い印象を与えないために最低限のマナーを守るのはもちろんのこと、配布時間にも考慮が必要です。

朝の忙しい出勤時間にポスト周辺をうろついていると、邪魔になったり怪しまれたりする可能性があります。また、夜遅い時間は不審者に間違えられる可能性が。

可能ならポスティング実施前にエリア内を実際に歩いてみて人通りや時間帯による変化を把握した上で、邪魔にならない時間帯を選んでみてください。

3. どちらがおトク?セルフVS業者の比較

比べている女性

ここまで読んだ人の中には「自分でポスティングをするのは思ったより大変そう」と感じた人も多いのではないでしょうか。

戦略的に効果が出るポスティングをしようとするとやることが数多くあり、かなりの手間がかかるのが事実です。

ここであらためてセルフポスティングがいいのか、プロの業者に任せるほうがいいのか比べてみましょう。

3-1. ポスティング業者に任せれば的確なマーケティングができる 

自分でエリア選定をしようとしても、よほど商圏内の事情に詳しくないと的確なターゲット層に届くよう計画を立てるのは難しいです。

ポスティング業者は独自の統計データや過去のポスティングデータを蓄積しているので、戦略的なエリア選定をプロの目線からサポートしてくれます。

商圏内でもより的を絞り「○○地区のほうがファミリー層が多い」「この商品の場合は戸建てよりマンションやアパートのほうが有効」など細かなアドバイスをもらえる場合があり、ポスティング枚数を減らしても効果があるポスティングができるように。

自分でエリア選定ができるのか不安が残る場合は、何となくポスティングをするより知識や経験が豊富なポスティング業者を利用してみるのがおすすめです。

3-2. コストを重視したいならセルフポスティング

新規オープン時などできるだけコストを抑えたい場合は、セルフポスティングが向いています。

ポスティングの場合1枚当たりの料金は都内は2~7円、それ以外は3~8円が相場なので、印刷代しかかからないセルフポスティングと比べるとかなり費用がかさむことに。

その分手間も省け的確なポスティングができるという大きなメリットもありますが、「とにかく今はコスト重視」という場合には、まずは自分で実践してみるのも一つの方法です。

ポスティング業者に依頼した場合の費用を把握したい場合は下記の記事もチェック!

ポスティングの費用相場は2〜8円!料金実例つきで費用を徹底解説

3-3. ポスティングの準備や配布にかかる手間を省きたい場合はポスティング業者

第1章「【7つの手順】自分でできるポスティングのやり方」でご紹介したようにポスティングは準備から効果測定までやることが多く、1人で実施しようとすると時間と労力がかかります。

会社や店舗を経営している場合、通常業務をこなしながらポスティングをするには配布時間も含めてかなり時間の時間を削る必要があり、本職に支障をきたす場合も。ポスティングは定期的に繰り返し実施するものですが、続けることが難しくなるでしょう。

その点、ポスティング業者に依頼をすればマーケティングからポスティング、完了報告書の作成まで一貫して行ってくれます。手間がかからずスムーズに配布できるため、無理なく継続できるというメリットもあります。

「忙しくてなかなか自分でで配布できない」「戦略まで立てていえう余裕がない」という場合は、ポスティング業者を利用してみましょう。

3-4. 短期間で配布を終えたい場合はポスティング業者

キャンペーンや期間限定イベントの告知、クーポン配布など実施期限が決まっているチラシは、イベント開始に間に合わせるのはもちろんできるだけ短期間で配布したいですよね。

短期間配布をセルフポスティングでしようとすると、枚数を絞るか数日間集中して時間を作る必要がありチラシの準備期間から合わせるとかなり労力がかかります。

ポスティング業者に依頼をすれば、大勢のスタッフで配布をするのでエリア内の配布をスピーディーに終わらせることが可能。

期日指定や配布期間の指定ができることも多く期日を意識した配布も叶うので、安心して任せられます。

期限が迫っているポスティングや短期間で配布する必要がある場合も、ポスティング業者の利用がおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

ポスティングのやり方が理解でき、自分でも効率よくポスティングができるようになったかと思います。

最後にこの記事の内容をとめてみると

◎ポスティングのやり方は次の7つの手順に沿って実施する

明確な目標を決める
②ターゲット層を意識してエリア選定をする
③配布時に目に留まる魅力的なチラシを作成する
④効率よく配布できるようマップを作る
⑤配布する曜日を決める
⑥ポスティングを実施する
⑦ポスティング後には効果測定をする

◎ポスティングをするときの注意点は次の4つ

  • 「ポスティング禁止」と書かれているポストやドアポストには投函しない
  • アパートやマンションの管理人に許可を取る
  • 空き家やチラシが溢れているポストには投函しない
  • 住民や近隣住民の迷惑になる時間帯にポスティングしない

◎セルフポスティングかポスティング業者への依頼か迷ったら次の4つをチェック

  • 的確なマーケティングをもとに戦略的なポスティングがしたい場合はポスティング業者がおすすめ
  • コスト重視の場合はセルフポスティング
  • 手間をかけずにポスティングしたい場合はポスティング業者を利用
  • 短期間で配布を終えたい場合もポスティング業者がおすすめ

この記事を読んで、自分でも失敗することなく効率のいいポスティングができるようになることを願っています。

DEALは、全戸配布スペシャリストです。
告知チラシ、広報誌など全世帯に配布したいものがある方は、お気軽にご相談ください。
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